日本の新戦略提言(1)
バイオ燃料生産で農業の再生を
日本の社会における急激的な構造変化、これは小泉郵政改革に象徴されるように、グローバリズム到来の中で、避けて通れなかった一面もある。私は小泉首相の政治姿勢を支持してきたが、この急激な構造改革には反対であった。
しかし、全世界的な経済の急激な広がりの中で、その荒波に日本だけが安穏とはしていられなかった筈だ。保護主義的な経済政策は明らかに時代遅れとなってきた。
世界経済主義とでも表現すればよいのでしょうか。この流れの中に日本も飲み込まれています。私はこのことによってもたらされた諸変化を<好ましからざる変化>と考えて来ました。
この<好ましからざる変化>の一つが格差社会の出現であったり、外国人労働者の受け入れであったりするわけですが、ではこれに抗する手段というか、その新思考が見えてこなかったのも事実です。
昨夜のエントリーに「新風連」の仲間である柳生すばるさんからのコメントが寄せられていました。
経済記事なら私のところが1番充実しています。ただし自由主義経済学ですよ(笑)。
とにかく格差の是正など絶対に無理なのであって
それをやれば生産拠点が中国・アジアに逃げるだけです。
いえ・逃げたから現在の日本が不景気なのです。
格差の原因がグローバリズムなのですから
規制緩和・構造改革しか手が無いのです。
あとは内需拡大ぐらいですね。
Posted by 柳生すばる at 2007年05月19日 00:20
EmpireoftheSun太陽の帝国 柳生すばるさんのブログ
この最後の言葉・内需拡大、これこそが<好ましからざる諸変化>に対抗する新思考であると思います。すなわち日本は戦後一貫して輸出産業優先の経済政策を行なって来たために、このグローバリズムの影響をより強く受けてしまった。
輸出優先であったが故に、農村から工場労働者が大量に供給された、この結果農村の崩壊、都市の拡大が急激に進み、農村は限りなく疲弊した。
今日グローバリズム社会の到来は、それに追い討ちをかけた、農産物の自由化を迫られ、それに応じなければ工業製品の輸出に規制がかけられる可能性が高い。
増々農産物は工業製品輸出の犠牲とされるかもしれない。これが<好ましからざる変化>であった。しかし、ここに来て救世主が現われた。それは第一次産業に希望を与えるものとなります。
また、これこそが内需拡大につながるものです。それは地球温暖化防止対策としてバイオ燃料が注目されてきたことです。植物からガソリンの燃料を作ることは、環境対策面から見ても大切な事です。
例えば、私の子供の頃は水田には菜種が植えてありました。菜種油を取るためでしたが、最近は殆ど見かけません。これはバイオ燃料にも応用できるでしょう。
郷土福島県においては、153000ヘクタールの農地のうち、14%の22000ヘクタールの農地は耕作放棄されている。この面積は国内のワーストワンとなっています。
全国における耕作放棄地でバイオ燃料をつくることが出来れば、これほどの産業構造の改革はありません。農業が工業製品の燃料を作るわけですから、大改革にもなります。
新たな内需産業の創出です、都市から農村に人が戻り、その格差の拡大に歯止めをかけることができます。しかし、これは簡単なことではありません。
耕作放棄地は山間部に点在しています。大規模機械化が難しいでしょう。それを行なうためには本格的で長期的な政策が必要となります。日本農業の再生を食糧自給率の向上だけでなく、新たな産業構造への転換を図ることによって達成すべきです。
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