友好ムードは口先だけ
ガス田盗掘を正当化(中国外務省)
日本において中国共産党政府の温家宝首相が日中友好ムードを演出している頃、中国においては日本の主権と権益を無視するかのようなことが平然と行なわれていた。
この点については13日の朝刊で毎日、産経、読売は報道したが、朝日新聞だけはその記事が見当たらなかった。朝日流の「配慮」があったのか。それとも重要な記事ではない、として没にしてしまったのか?
毎日新聞の記事を紹介しましょう。
【北京・大塚卓也】 東シナ海のガス田開発を進めている中国の国有石油開発大手・中国海洋石油が11日にホームページで(HP)で公表した06年年次報告書で、日中中間線に近接するガス田の一つ『天外天(日本名・樫)』から生産を開始したことを記述していた。
日本政府は外交ルートを通じて同日中に中国側に事実確認を求めたが、中国外務省は12日、「状況に変化はない」と回答し、ホームページに掲載された年次報告書は同日朝までに削除された。
日本政府は、この中国側の一方的なガス田開発は、日本側の主張する排他的経済水域内であり、日本側に埋蔵するガスも一緒に盗られることを懸念して、何度も中止を訴えてきた。
しかし、中国はそのような日本側の要請を無視し、既に生産を開始していたのである。温家宝が訪日中であったので、これはまずいと思い、今回は一旦は削除したのだろう。
これはHPの削除だけであって、生産を取りやめたわけではない。これで日中友好とはよく言ったものだ。開いた口が塞がらない―とは、このような状況を指す言葉なのだろう。
また、産経新聞には次のような報道があった。
【北京・福島香織】 中国外務省の秦剛報道官は12日の定例会見で東シナ海ガス田開発で次のように述べた。「共同開発の概念とは、日中の論争のある海域で行なわれるものだ。目下、中国が行なっているガス田開発は日本と論争になっていない(中国側)海域で行なわれており、中国において正常な活動だ」
これまでの日本側の主張など全く無視されている。日本側が主張する排他的経済水域と、中国側が主張する排他的経済水域の丁度、中間線上で、しかも日本側に食い込んでいるガス田もある。
だからこそ、日本側は一方的な開発を止めるように再三申し入れてきたのである。しかし、その論争さえ存在しないという傲慢な記者会見である。
「東シナ海を平和、協力、友好の海にすべきだ」と温家宝は日本のマスメディアや国会では語っていたが、本国の外務省はせせら笑っているだろう。彼らはやっていることと言っていることが180度違うのである。
そのことを見抜く目を我々は持たねばなりません。産経の福島記者、毎日の大塚記者、読売新聞の寺村暁人記者には、日本人としての国益重視の観点があったということで感謝したい。
このような真実を今後も伝えて頂き、日本人に警鐘を鳴らし続けて欲しいと思います。
「温詣で」をして、これらの問題を質すどころか、おべんちゃらしか言えない日本の政治家、その言葉を最後に紹介しておきましょう。今朝の産経新聞からの引用です。
自民党・中川秀直幹事長
「国会演説は素晴らしい。感動しました。まさに氷を溶かす旅でした」
公明党・大田昭宏代表
「首脳間交流、戦略的互恵関係、青年交流の3つの加速が必要です」
民主党・小沢一郎代表
「国会演説には感銘を受けた」
社民党・福島瑞穂党首
「憲法の戦争放棄が危機的状況にある。私たちも靖国神社参拝に反対です」
共産党・志位和夫委員長
「河野談話、村山談話の逆流があってはならない。逆流の芽を摘むまで活動していく」
福島瑞穂氏には「一貫した姿勢を評価する」と激励があり、志位和夫氏には「北京で会いましょう」と訪中の招請があった。
もっとしっかりした政党が日本には必要だと痛感させられたのは、私一人ではないでしょう。
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