写真:北朝鮮核開発施設
北朝鮮・核実験準備
米軍厳戒体制
これは今日の『夕刊フジ』の一面トップ記事です。
「ミサイルカード」で全世界から非難が集中し、国際的な信頼を失った北朝鮮が、今度は「核実験カード」を切ろうと不穏な動きをみせている。ブッシュ政権に近い関係者は「北が核実験を行う確率は、30−40%に達する」と明言。それを裏付けるかのように、沖縄には米軍で2機しか存在しない大気収集機が飛来し、スタンバイを続けている。目前に迫るとみられる核実験で北はまたもや、破滅の道に一歩前進することになるのだろうか―。
孤立を深める独裁者が、果たしてこのまま黙るとはとても思えない。経済制裁は宣戦布告と見なすと、勇ましいことを言っていた割には、現在までのところ、そのような兆候は見当たらない。
「なぁ〜んだ!」
意外と弱腰だなと思いきや、やっぱりやってくれるではありませんか。今度はミサイル発射ではなく核実験だというのです。ミサイル発射よりはやはりインパクトはあるでしょう。
それでこの記事の出所ですが、韓国の有力紙『朝鮮日報』が伝えたもので、野党ハンナラ党の議員が米国ブッシュ政権の外交・安保部門で重要な役割を担当した関係者と接見した時の内容であるという。
北朝鮮が次に緊張を高めるために残された手段は、もうこの核実験の強行しかないというもので、その確率は30〜40%と明言。そのために米軍は在沖基地に2機しか保有していない地下核実験を探知する能力を持つWC135Cという大気収集機を沖縄の基地に待機させているのだという。
これまで金正日独裁政権は、ミサイルや核開発を交渉のための道具として使おうと見られてきた。恫喝を繰り返しながら、その見返りとして食糧や肥料、更には原油などを手に入れてきた。
交渉の大切な切り札であるからこそ、それをちらつかせながら有利に事を進めようとしてきたが、どうもこの段階はもう過ぎたのではないか。金独裁政権にとっては相手方との交渉などという段階ではなく、もう独裁政権そのものの生き残りを賭けた最後の選択肢かも知れません。
核実験強行ともなれば、単なる経済制裁では済まないでしょう。海上封鎖などに進まざるを得なくなるでしょう。そうなることを望んでの核実験の強行であれば、それは間違いなく戦争へのカウントダウンになります。
北朝鮮の労働党機関紙は戦争への突入が、もはや不可避であるとする強硬な主張を繰り返しているが、彼らが自滅への道を選択するにしても、その時、日本が巻き添えになることは最小限で留めなければならない。
そのためにはどうすれば良いのか―。その真剣な議論から日本は逃げているのではないか。彼らが<本気で戦争に突入しようと考えている>と、一体どれだけの日本人が思っているだろうか。実はそのことの方を私は恐れます。
そんなことは有り得ないと考えている人が大半であろう。しかし、それは大きな間違いである。彼ら北朝鮮の軍部にとってテポドンの失敗は相当なショックであったはずです。その汚名挽回としての核実験は必ずや強行されるでしょう。
経済危機が再来か
北朝鮮では今月豪雨による大災害に見舞われ、死者・行方不明者が3000人を超えると見られる。特に農村は大きな被害を受けて、今年の収穫が危ぶまれている。
北朝鮮は旧ソ連崩壊時に一時的に原油がストップ、山の木々を燃料にして採り尽してしまいハゲ山となった。大量の雨が降れば土砂が直接水田に流れ、稲作は壊滅的な打撃を受けている。
先軍政治のために生産性は極度に落ち込んでおり、現在軍部では「戦争によって事態を打開するしかない。」と言った声が急速に台頭しているという。
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