戦略性なき日本外交
中韓への配慮は亡国への道!
他のブログへの批評はあまりしたくはありませんが、昨日『依存症の独り言』さんの「一流国家の証?藩国連事務総長誕生」のエントリーの中で次のような文章がありました。
「日本外交の敗北!”とか“外交の「留守」を招いた総裁選”が、潘氏の事務総長内定を許したかのような書き方をしているブログも中にはあるが、これは、はっきり言って間違っている。あまりにも皮相的で、国連における力関係に無知であると言わざるをえない」
これは一昨日のこちらのエントリーである「危機的状況に向かう日本のアジア外交」の中にある“日本外交の敗北”を指しているものでしょう。ちなみに“外交の「留守」を招いた総裁選”は『博士の独り言』の中にあったものです。
両方をご覧になっている方もおられると思いますので、ここはやはり我々の見解を再度述べさせて頂くことにします。ただ相手への反論・批判ということではなく、前回の文章を補足する意味で取り上げてみることとします。
国連事務総長にはアジア地区からは韓国の藩基文外相とインドのタルール国連広報局長が立候補しました。6候補で予備選挙が争われ藩候補がトップ、インドのタルール候補は次点でした。
予備投票の結果でインドが事実上の敗北を認め、立候補を諦めたのは拒否権を持つ5常任理事国の中の一国が常にインドに対して不支持票を投じたからでした。つまり、仮に本選挙に臨んで多数を獲得したとしても、拒否権を行使するとの意思を示された以上、これに逆らうことは事実上出来なかったわけです。
我が国の対応はどうであったのでしょう。韓国の外相が立候補を表明してから、小泉政権は態度を明確にはして来ませんでした。韓国側から再三の支持要請があったものの、はっきりした返答はせずに支持を留保してきました。
今回インドが立候補を辞退、常任理事国が一致して韓国を支持することが明らかとなった時点において、麻生太郎外相は「日本はアジアから国連事務総長を出すと言ってきたから良かったのではないか」と述べました。
この状況は明らかに日本外交の敗北ではなかったのでしょうか。日本はギクシャクした日韓関係という状況の中で、最初から韓国支持を打ち出せないできた。
しかし、隣りの国でもあり最終的な判断としては、これで良かったという意見もありましょう。国連の力学上から言えば韓国支持しか残されていなかったのも事実かも知れません。
それならもっと早く決断すべきでした。支持表明を取引材料として、両国関係を改善させる手法もあったはずです。対応が後手後手に回って、結果的に大勢に従わざるを得なかったとも見えてきます。
日本の今回の敗北は日米連携が機能していなかったからとも言えます。米国は確かに当初は藩韓国外相支持には難色を示していました。だから日本側としては、藩外相の当選は「かなりハードルが高い」と勘違いしたのでしょう。
日本は水面下で票を高く売る交渉をしており、その結果として安倍晋三総理の訪韓も決定した。或いは長期的に見れば日韓関係の改善と東アジア情勢の安定を考えれば、韓国外相の就任は望ましかったとの意見もあります。
さて、私は「あまりにも皮相的で無知」と批評されたが、それを承知の上で書いたつもりです。私は最後まで韓国外相の国連事務総長支持は表明すべきではなかった―、そのような立場を堅持するものです。
これを日本の国益を無視した愚かな行為であるとの批判を承知の上で主張します。最初からインド支持を表明すべきでした。しかも堂々と国民に説明すれば良かったのではないか。
その理由を3点だけ上げておきます。
�‘�本はドイツ、インド、ブラジルなどと一緒に常任理事国入りを目指しました。インドはその時の同盟関係にあった国です。そのインドを最初から支持しておくべきであったし、今になって「韓国が当選したから良かった」などと言って、それで道義や信義ある国家と胸を張れるのでしょうか?
��韓国政府は日本のこの常任理事国入りに猛反発して、「日本は文明社会の敵」(ノ・ムヒョン大統領)とまで言いました。北朝鮮のミサイル発射における国連での北朝鮮制裁に最後まで反対しました。
まず、この2点について国民に理解を求め、「いくら隣国であっても、韓国外相を支持する事は出来ない」と説明すれば、多くの国民は理解を示してくれたと私は確信します。
次に私が最も指摘したい3点目は、このインド切り捨て・韓国支持は、安倍総理が自ら発表してきた政治信念を曲げる自己否定にもなってしまうのではと危惧するものです。
安倍総理は自民党総裁選挙への出馬に当たって国民へ自らの目指す政治信念を語っています。その中で次のようなものがありました。
■主張する外交で「強い日本、頼れる日本」
米欧豪印などの価値観を共有する国々との戦略的対話を促進する
このよく見かける「戦略的対話」とか「戦略的連携」といった言葉の裏に隠されたものであるが、それは事実上「敵」「味方」を分別した上での同盟関係の構築に他なりません。
・・・・・・・・・・・・
これに当てはめれば、なぜ中韓が戦略的対話から外れたのかは明白であろう。中韓とはその都度戦術的に対処して行けば良いのである。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51050383.html
中韓とは距離を置いても、米欧豪印との関係を大切にして行くわけではなかったのか?豪州(オーストラリア)も印度(インド)もアジアであります。今回の結果はインドとの同盟関係構築の挫折を意味します。
藩韓国外相の国連事務総長就任は、日本の将来にとって不吉な影を落としています。言葉では言い表わせないほどの不安感を抱かざるを得ません。
主張する外交で「強い日本、頼れる日本」―ではなく、何も主張できない「弱い日本、侮られる日本」になってしまうのではないでしょうか。
「村山談話」そして「河野談話」まで踏襲してしまいました。
「河野談話」といえば、日本軍による従軍慰安婦問題を認めたものです。これまでのネットにおける闘いは何だったのか―、口惜しい思いに駆られている人も多いのではないでしょうか。
このような問題に以前よりネットで取り組まれてきた『アジアの真実』さんなども、不安感を持っているようです。そのような心情を正直に吐露されています。
我々はもう一度この闘いを再構築して行かなければならないと思います。広範囲な人達と協力し諦めずに戦って行きましょう。共に頑張ろうではありませんか。
関連エントリー
ノ・ムヒョンの過激な反日発言 http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50603036.html
絶対阻止だ!韓国外相・国連事務総長出馬http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50559245.html
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