集団的自衛権行使に賛成する!
反対するのは愚か者か、狡猾な輩(やから)
安倍晋三総理は集団的自衛権の研究に着手することを明言したが、さっそくこれに噛み付いたのが無投票で公明党の新代表になった太田昭宏氏である。
今朝のテレビ朝日の『サンデープロジェクト』に出演。「海外での武力行使は認められない」と安倍総理を牽制した。この集団的自衛権の問題は主に海外を対象にしており、これでは話し合いさえ出来ないのではないか。
日本が直接侵略を受けた時は個別的自衛権で反撃できる。集団的自衛権とは同盟関係にある国が攻撃された時に、日本も同盟国と一緒に反撃できるかが問われる問題である。
これが国内の場合に限定して考えると、先ず在日米軍が攻撃を受けた場合、これは紛れもなく日本の領土にあるわけで、これは個別的自衛権で反撃できる。
問題なのは日本海において、日本の領海外で米軍のイージス艦が北朝鮮の戦闘機などに攻撃を受けた時である。この時、日本は自国が直接攻撃された訳ではないとして、静観することが果たして出来るのか。
現在までの政府解釈では「日本は国際法上、集団的自衛権を有するが憲法9条が認める必要最小限の武力行使の範囲を超えるために、これを行使できない」としている。
また、日本の領海、領土を飛び越えて米国本土にミサイルが北朝鮮から発射された時、日本はそれを何もしないで見過ごして良いのか―という問題もある。
これらのケースでは日本にも直接的に危機が及ぶことは明らかであり、憲法9条云々などと言っていることは出来ない。直ちに日米は北朝鮮に対して宣戦布告することになろう。
安倍総理が考えているのは、実はこのようなケースではなく、インド洋へのイージス艦派遣やイラクへの自衛隊派遣などの際に議論されたことについてであろう。
この問題が現実的に浮上したのは、9・11事件以降の国際テロ組織に対するアフガン戦争の時だった。政府はこの時、テロ対策特別措置法を制定、これに基づいて海上自衛隊のイージス艦『きりしま』の派遣を決定した。
情報収集能力に優れたイージス艦で警戒・監視任務にあたるためであった。このイージス艦の派遣を巡っては、自民党の中にも「米国の武力行使と一体となり、憲法で禁止された集団的自衛権に抵触する」と反対した人もいた。
当時、自民党の野中広務元幹事長は「イージス艦派遣に踏み切った場合、報復のテロが起きたら誰が責任を取るのか」と懸念を表明して反対したが、これでは国際社会から孤立してしまうだろう。
憲法9条があるからと言って、国際テロ根絶を目指す戦いに日本が参加することが出来ないということに多くの国民は驚いた。我々は当時、機関紙において「集団的自衛権の行使を明言せよ!」と主張しました。
おそらく安倍総理もこの時のにがい経験があるのではないか。日本は既に国際テロ組織のターゲットにされており、その戦いから逃げ回ることなどできる訳がない。
北朝鮮はテロ国家であり、日本人拉致事件、工作船による覚醒剤の密輸などに見られるように、既に大きな被害を受けている。日本が米国や国際社会に協力して対テロ戦争に参戦することに反対する理由は見当たらない。
特にこの東アジア地区においては、ならず者国家である北朝鮮が核開発を続け戦争の危機が迫る中で、そのような生ぬるい議論をしている場合ではないはずだ。
憲法上の制約から「集団的自衛権が行使できない」などと悠長なことを言っていて良いのか。この集団的自衛権を否定しているのは「理想世界」を夢見ている愚か者か、「日本の弱体化」を狙う狡猾な輩である。
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