朝日新聞がルペン党首を評価!
ルペン先生に感謝を込めて(前編)
朝日新聞社の昨日の「水/地・平線」(すいへいせん・ちへいせん)に掲載されたパリ発の国松憲人氏の「ルペン先生に感謝をこめて」の記事は、非常に朝日新聞らしい一面が出ていたが、それでも珍しく良い記事だった。
皮肉を込めてルペン党首について書いたつもりなのだろう。しかし、どう見てもルペン党首を評価してしまう、また、箇所によっては絶賛しているとも取れる文章もあった。
この国松憲人氏は朝日新聞の記者であって、フランスに関する著書もある。この分野では相当詳しい人なのだろう。しかし、それだけ詳しい人なのに最初の書き出しからして、常識から外れたことを書いている。
それを指摘する前に、喜八ブログという方の「政治家<極右>と呼ぶ基準はなにか」の中の文章を紹介しましょう。
フランスのルペン氏、オーストリアのハイダー氏、オーストラリアのハンソン氏、そして先日、動物保護の過激な活動家に暗殺されたオランダのフォルタイン氏などが率いる政党に、日本のメディアは必ず「極右」という冠を付けるのではなかっただろうか?
フォルタイン氏などは、「同性愛者権」「ドラッグ使用の合法化」を政策として掲げる、表現は悪いが「進歩」的政治家であるにもかかわらず、日本のみならず世界中のメディアから「極右」と指定された。
なぜ、「極右」と指定されたのか?
簡単な理由である。彼ら彼女らは、「民族の固有な性格、価値」の存在を信じ、移民排斥につながる主張をしたからだった。http://kihachin.net/klog/archives/2007/04/morisuhiroshi.html
ところが、朝日新聞社だけは西欧極右という言葉を嫌う。これまでの右翼勢力とは違うのに、従来のような右翼という言葉を使用する。何故なのか?そのことについては何回か説明してきました。
極右と呼ぶ事に嫌悪感を示すのは朝日新聞の特徴です。あくまでも日本の右翼と同様な悪のイメージを被せておきたい。そのような考えがあるのでしょう。今回も極右という表現はありません。
フランス大統領候補・右翼「国民戦線」党首ジャマリ・ルペン様という書き出しになっている。
「あえて先生と呼びたいほど多くの貴重な示唆や教訓を与えてくれるあなたのような人物を身近に持つフランス人は何と幸いなのでしょう」
ルペン党首が理想の国家として日本を挙げることがあります。単一民族国家で人種間や民族間で紛争もない平和な社会であるからです。朝日の記者の言葉に倣えば、日本国民は何と幸いな…となるのでしょうね。
「第一に根気と継続こそが成果を生み出すと、先生は教えてくれました。74年に先生が初めて大統領選挙に立候補された時、得票はわずか0・75%。失礼ながら相手にされなかったのです」
「それがどうですか、今や国民戦線は10半ばの支持を安定して得る政党に成長し、欧州議会にも勢力を保つようになりました。先生の業績は政党を育てたことにとどまりません。先生の考えの根幹である移民排斥の思想は今やフランスにしっかりと根付きました」
33年前のことだったのですね。私が22歳の時です。当時から私はルペン党首は知っていました。この頃はまだ極右と呼ぶ人はいませんでした。まだ右翼政党と呼ばれていた時代です。
朝日新聞の思考とは30年前と変わらないのですね。先ずそれに驚きました。
この朝日の記事には何故『国民戦線』がフランス国民の支持を得て、驚異的に躍進を続けてきたのか―?そのことに対する詳しい説明はありません。次のような箇所が見られる程度です。
「先生は『移民』『エリート』といった仮想的を明確に定め、徹底的にこき下ろします。あらゆる問題は彼らにある。移民さえ放逐すれば、エリートさえ痛めつければ、世の中すべてうまくいく、人々はこのわかりやすさこそ求めていたのです」
これは表層的な見解でしょう。上辺だけを見ているに過ぎません。これらの点については、夕刻のこの続きのエントリーでも述べたいと思います。
今回もルペン党首は大統領選挙に出馬することになりました。前回は決戦投票に勝ち残りましたが、現在のフランスの世論調査では、前回ほどの勢いはなさそうです。
しかし、今度はまた違った展開になりそうです。決戦投票が接戦になれば、ルペン党首に協力を要請することになりそうです。こうなると、国民戦線がフランスの政治に直接関わることが考えられます。
他の西欧諸国では、既に極右政党の多くが政権に参加をして、連立政権が誕生しています。そのような動きが加速されると思います。夕刻にまた関連のエントリーを立てます。
関連記事:朝日「新・右翼の欧州」記事を読んで
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51205026.html
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写真:東独で極右団体のアジトより欧州されたヒトラー・ワイン

左翼思想こそ暴力性に満ちている!
>朝日新聞社が極右=暴力ということをいくら強調しようとも、
「極右」の正確な定義など知らんが、排外主義はベルギーの事件のように暴力を呼び起こす。
「もう、多民族が混在して暮らすことは出来なくなっています」と排外主義を掲げるお前が「極右」だとしたら、やっぱ「極右」は暴力礼賛思想なんだろうな。
つーかお前はただのバカかもね(w
Posted by ノンポリ at 2006年05月28日
当ブログ『極右政党 欧州に浸透』のエントリーに昨夜、上記のようなコメントがあった。あえて無視せずにここで取り上げるのは、何も「つーかお前はただのバカかもね(W」という口汚い中傷に過剰反応したわけではない。