2007年04月02日

朝日がルペン党首を評価?

c827770b.jpeg朝日新聞がルペン党首を評価!

ルペン先生に感謝を込めて(前編)

 朝日新聞社の昨日の「水/地・平線」(すいへいせん・ちへいせん)に掲載されたパリ発の国松憲人氏の「ルペン先生に感謝をこめて」の記事は、非常に朝日新聞らしい一面が出ていたが、それでも珍しく良い記事だった。

 皮肉を込めてルペン党首について書いたつもりなのだろう。しかし、どう見てもルペン党首を評価してしまう、また、箇所によっては絶賛しているとも取れる文章もあった。

 この国松憲人氏は朝日新聞の記者であって、フランスに関する著書もある。この分野では相当詳しい人なのだろう。しかし、それだけ詳しい人なのに最初の書き出しからして、常識から外れたことを書いている。

 それを指摘する前に、喜八ブログという方の「政治家<極右>と呼ぶ基準はなにか」の中の文章を紹介しましょう。

 フランスのルペン氏、オーストリアのハイダー氏、オーストラリアのハンソン氏、そして先日、動物保護の過激な活動家に暗殺されたオランダのフォルタイン氏などが率いる政党に、日本のメディアは必ず「極右」という冠を付けるのではなかっただろうか?
 フォルタイン氏などは、「同性愛者権」「ドラッグ使用の合法化」を政策として掲げる、表現は悪いが「進歩」的政治家であるにもかかわらず、日本のみならず世界中のメディアから「極右」と指定された。
 なぜ、「極右」と指定されたのか?
 簡単な理由である。彼ら彼女らは、「民族の固有な性格、価値」の存在を信じ、移民排斥につながる主張をしたからだった。
http://kihachin.net/klog/archives/2007/04/morisuhiroshi.html

 ところが、朝日新聞社だけは西欧極右という言葉を嫌う。これまでの右翼勢力とは違うのに、従来のような右翼という言葉を使用する。何故なのか?そのことについては何回か説明してきました。

 極右と呼ぶ事に嫌悪感を示すのは朝日新聞の特徴です。あくまでも日本の右翼と同様な悪のイメージを被せておきたい。そのような考えがあるのでしょう。今回も極右という表現はありません。

 フランス大統領候補・右翼「国民戦線」党首ジャマリ・ルペン様という書き出しになっている。

 「あえて先生と呼びたいほど多くの貴重な示唆や教訓を与えてくれるあなたのような人物を身近に持つフランス人は何と幸いなのでしょう」

 ルペン党首が理想の国家として日本を挙げることがあります。単一民族国家で人種間や民族間で紛争もない平和な社会であるからです。朝日の記者の言葉に倣えば、日本国民は何と幸いな…となるのでしょうね。

 
「第一に根気と継続こそが成果を生み出すと、先生は教えてくれました。74年に先生が初めて大統領選挙に立候補された時、得票はわずか0・75%。失礼ながら相手にされなかったのです」

 「それがどうですか、今や国民戦線は10半ばの支持を安定して得る政党に成長し、欧州議会にも勢力を保つようになりました。先生の業績は政党を育てたことにとどまりません。先生の考えの根幹である移民排斥の思想は今やフランスにしっかりと根付きました」

 33年前のことだったのですね。私が22歳の時です。当時から私はルペン党首は知っていました。この頃はまだ極右と呼ぶ人はいませんでした。まだ右翼政党と呼ばれていた時代です。

 朝日新聞の思考とは30年前と変わらないのですね。先ずそれに驚きました。

 この朝日の記事には何故『国民戦線』がフランス国民の支持を得て、驚異的に躍進を続けてきたのか―?
そのことに対する詳しい説明はありません。次のような箇所が見られる程度です。

 「先生は『移民』『エリート』といった仮想的を明確に定め、徹底的にこき下ろします。あらゆる問題は彼らにある。移民さえ放逐すれば、エリートさえ痛めつければ、世の中すべてうまくいく、人々はこのわかりやすさこそ求めていたのです」

 これは表層的な見解でしょう。上辺だけを見ているに過ぎません。これらの点については、夕刻のこの続きのエントリーでも述べたいと思います。

 今回もルペン党首は大統領選挙に出馬することになりました。前回は決戦投票に勝ち残りましたが、現在のフランスの世論調査では、前回ほどの勢いはなさそうです。

 しかし、今度はまた違った展開になりそうです。決戦投票が接戦になれば、ルペン党首に協力を要請することになりそうです。こうなると、国民戦線がフランスの政治に直接関わることが考えられます。

 他の西欧諸国では、既に極右政党の多くが政権に参加をして、連立政権が誕生しています。そのような動きが加速されると思います。夕刻にまた関連のエントリーを立てます。

関連記事:朝日「新・右翼の欧州」記事を読んで
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51205026.html

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2006年11月26日

朝日「新・右翼の欧州」記事を読んで

朝日新聞「新・右翼の欧州」

  �犇鳳Ν疂源�を外した意図的な報道

 朝日新聞が21日から始めた「新・右翼の欧州」が昨日5回目で終了しました。朝日にしては珍しい記事だった。決して好意的な記事ではないが、これまではあまり触れようともしなかった。

 ヨーロッパの極右政党は今やヨーロッパにおける新しい政治的潮流である。各国で急速に台頭しており、それは草の根のように広がって行った。一過性のものではなく、永続的な政治運動である。

 その背景が社会民主主義政権下における、外国人優遇策であり移民を認めた、その国策の失敗であったことは言うまでもない。旧東欧諸国においては、封印されてきたナショナリズムの憧れという側面もあろう。

 これまで日本の新聞社の中で、このヨーロッパの極右政党に対する報道姿勢は大きく二つに割れてきた。ほぼ正確に伝えてきたのは読売新聞と毎日新聞である。

 対してこれをねじ曲げて報道してきたのが朝日新聞であり、産経新聞は取り上げることを控えてきた印象が強い。そのことについて述べることにしましょう。それは今後日本において維新勢力が伸張しようとする場合も見られると思うからです。

 オーストリアでハイダー党首の自由党が選挙で躍進し、政権に参画しようとした時(今から7年位前)に、日本の新聞社はこの自由党の表記を巡って二つに割れました。

 読売、毎日は「極右政党が連立政権へ参画」と報じたのに対して、朝日、産経は極右という言葉を使わずに右翼政党と報じました。かなり長い間、この朝日と産経は極右という文字を使って来ませんでした。

 しかし、最近においては朝日も産経も極右という表記を使い始めていました。ところが今回はまた右翼という文字の上に、少し小さめに「新」という字を加えてはいますが、右翼という表記に直しました。

 ヨーロッパにおいてこの10年の間に、国民大衆の支持を受け選挙で議会に進出した政治勢力を、極右勢力と呼ぶのは世界の常識なのに、なぜ日本の新聞社だけが、それを旧来の右翼と表記するのか?

 その点に朝日新聞社の意図が隠されているようです。朝日の記事を見れば、旧来の右翼が極右に看板を変えただけという主張が根底にはあるようです。しかし、これは大きな見当違いです。

 確かに旧来の右翼活動家がいたとしても、その支持者の多くはこれまでの右翼を支持してきた人達とは全く異なるのです。従来の右翼支持者が増えたのではなく、全く新しい支持層が開拓されたのです。

 ヨーロッパの保守はどの国においても、社会民主主義と肩を並べるだけの政治的な基盤を持っており、その保守党の有力な支持勢力の一つが右翼であり、その構図は今も変わりません。

 ヨーロッパで台頭した極右政党が、これまでの保守政党と連立を組んだことがそれを証明しています。極右の台頭に関係なく保守党は支持率を減らしてはいなかった。

 つまり、旧来の右翼の固い支持があった保守党が勢力を維持し、新しい極右が議席を獲得したからこそ、社民党と共産党に勝利出来た訳です。この一番大切な点は全く触れられていません。

 では、極右政党の支持層とはどのような人達であったのでしょう。それは将来に不安を持つ若者層、主婦層に代表されます。これまで投票所に行かずに棄権してきた層、そしてそれまでは左翼に投票してきた人達でした。

 勤労者の男性は会社や組織に取り込まれており、従来の保守政党支持が多い。ただ失業者は圧倒的に極右政党を支持しています。

 なぜ、朝日が極右という表記をせずに右翼にこだわるかは歴然としています。そのような極右の日本における台頭を恐れるからです。日本での右翼のイメージは悪すぎる、そのような右翼がヨーロッパに出てきたというイメージを読者に植え付けようと必死なのです。

 来年夏の参院選挙においても、日本会議、地方議員再生ネットワークのような保守系団体は自民党を推薦します。多くの右翼団体(任侠系含む)も自民党の候補者を支援しています。

 維新政党・新風を支援するのは、個人のレベルではあっても、そのような組織的な支援はないでしょう。ヨーロッパも日本も同じであると思います。そのような中で議席を得ることが、本当の意味での新しい政治勢力の誕生を意味することになるのではないでしょうか。

 そのことが一番朝日新聞が恐れることなのです。

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2006年09月19日

ドイツ極右、地方議会に進出!

e4aa5c7a.jpeg写真:東独で極右団体のアジトより欧州されたヒトラー・ワイン

ドイツにおける極右伸長について

ドイツ極右 3州目の議席
州議会選 旧東独で浸透懸念
【シュウェリン(独北部)=黒沢潤】ドイツ北部メクレンブルク・フォアポンメルン州とベルリン特別市(州と同格)で17日、議会選挙が行なわれた。メクレンブルク州選挙管理委員会の暫定開票結果によると、極右政党のドイツ国家民主党(NPD)が5%の議席獲得条件を上回る7.3%を得票し、初めて議席を得た。極右政党の議会進出は旧東独6州のうち3州目で、国内ではネオナチ勢力の拡大に懸念が強まっている。
 「非常に残念な結果だ」。社会民主党のリンクシュトルフ州首相は同日夜、NPDの躍進に苦渋の表情を浮かべた。同首相はナチスが以前、茶色の制服を着用したことに引っかけて「今後は�狠秧Г侶残錣燭銑瓩魑掴世播櫃后廚叛觚世靴拭�
 NPD躍進の背景には、同州の失業率が18.2%にも達するという現実がある。同党は「外国人が職を奪う」と外国人排斥を主張、不満を持つ青少年の団体を組織したほか、極右音楽バンドのCDを1万枚強も配り、支持拡大に努めた。
 この街に住むイラク人女性難民のアリクナス・バルスタドさん(48)は「ドイツの民主主義を信じて移住したのに…」と表情を曇らせる。
 NPD躍進により、極右が旧東独で議席を持つのはザクセン州、ブランデンブルク州に続き3州目となった。
 国政では現在、極右勢力が2%弱(05年総選挙時)にとどまり議員もおらず、「ドイツの民主主義には影響ない。�狢臙録稔瓩任呂覆ぁ廖淵戰襯螢鷦�由大のハイヨ・フンケ教授)との見方もある。だが、地方レベルでの極右伸長を不安視する声は強い。
 メクレンブルク州にはメンケル首相の選挙区があり、首相は今年7月、ブッシュ大統領を招待した。来年6月には州内で主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)が開かれるが、体外的イメージに打撃となったのは確実だ。
 今回の選挙では、ベルリン特別市、メンクレンブルク州ともに社民党が第一党の座を維持した。
(9月19日付 産経新聞)

 私は平成2年(1990年)の12月18日に『ヒトラー思想のススメ』という単行本を発行した。これは、この年の10月3日に東ドイツが西ドイツに統合され、新しい「統一ドイツ」が誕生したのを祝しての出版であった。

 「ベルリンの壁」崩壊から僅か1年足らずで、歴史は「統一ドイツ」誕生という舞台に我々を招待してくれた。“世界に冠たるドイツ”誕生の夜、ブランデンブルグ門に集う若者達は夜空に輝く希望の星を見ていた。

 それは半世紀前に中欧に突如として出現した<20世紀の奇蹟>とまでに呼ばれた、その思想の再臨と蘇生を予感させるものだった。それが「NSDAP」という史的事実であったことは言うまでもない。

 さて、このように書くと皆様からご批判を浴びることになるでしょう。それはナチスを肯定するもので、絶対に許されないという批判だろう。しかし、思想信条の自由を認められた我が国において、どのような思想であっても、それを評価することは許されている。

 学術的にナチスを研究することは何の問題もなく、それを全面的に肯定しないまでも、一面において肯定的に論じることは憲法でも権利として保障されている。

 勿論、批判する自由もあり、それが認められているのが日本の社会である。ところが、当のドイツにおいてはこの「自由な言論」は認められていない。つまり、ナチスを肯定するような研究、論文は勿論のこと、それをネットにおいて主張することなど一切が禁じられている。

 もし、そのような行為を行なえば、直ちに逮捕され収監される。そのようなドイツ社会において、極右政党が伸長することは驚異的ですらある。西欧極右の特徴は先ず地方議会への進出から始まっている。

 西欧諸国では最も極右勢力が伸長し難いと言われるドイツにおいて、緩やかながらも地方議会に進出を果たしたことは、やがて西欧社会全体に極右が台頭する可能性を強くするものです。

 ドイツ国家民主党の党綱領の日本語訳はこちらでご覧になれます。

http://matsuda.lolipop.jp/item/15

 日本の民族主義者(ナショナリスト)にも共感する箇所も多いと思います。彼らもまた我々と同じように敗戦国という歴史的運命と闘っているのです。

 さて、この日本語訳を見て不思議に思われた方もおいでのはずです。日本の新聞社はNPDを国家民主党と訳しています。私もそれに倣って国家民主党としましたが、このサイトでは国民民主党となっています。

 多くの西欧極右政党は国民という文字を使っています。イタリアの国民同盟、フランスの国民戦線、イギリスやデンマークは国民党と名乗っています。

 国家主義や国家社会主義も国民主義、或いは国民社会主義とすべきであるとの説もあるくらいです。日本では国家主義という言葉はイメージ的に暗いので今後は国民主義に変える方が、何かと有利かも知れません。

 さて、私は前述した『ヒトラー思想のススメ』の中である予言をしました。この本の発売は12月でしたが、原稿を書く段階ではまだドイツ統一は誕生していませんでしたので、その誕生も一つの予言ではありました。

 しかし、それは当時の情勢を考えれば、誰でも語れることでした。おそらく当時、この本を読んだ人の誰もが不思議に思えた予言であったと思います。

 それは「ナチズムは西ドイツからでなく、東ドイツから生まれる」と断言した事です。共産主義・東ドイツでナチズムは根絶されたはずでした。多くの人がそのように考えていたはずです。

 しかし、私は「純粋培養されたナチズムの遺伝子は東ドイツにこそある」として、それは東ドイツに限らずブルガリア、ハンガリーなど旧東欧諸国において復活すると断じました。

 今、西欧極右の台頭だけが注目されてはいますが、このような旧共産圏において復活した時こそ、世界は激変するというのが、私の予言です。勿論、その理由と根拠はありますが、それは興味のある方とだけ語り合うことにしたいと思います。

 我々《極右》は西欧のナチズムを研究対象とはしますが、当然の如くそれを真似るとか、それを日本の社会において実践する考えは毛頭ありません。

 ただ、同じ敗戦国として、戦勝国のくびきから脱するために、共に闘うことが出来ればとは思います。しかし、それには我々はまだまだ非力であり、力を蓄えなければなりません。

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Posted by the_radical_right at 19:18 │ mixiチェック

2006年05月29日

左翼こそ暴力礼賛主義者だ!

fed557a8.jpg写真:オランダ極右のフォルトウィン党首は左翼活動家によって暗殺された

左翼思想こそ暴力性に満ちている!

>朝日新聞社が極右=暴力ということをいくら強調しようとも、
「極右」の正確な定義など知らんが、排外主義はベルギーの事件のように暴力を呼び起こす。
「もう、多民族が混在して暮らすことは出来なくなっています」と排外主義を掲げるお前が「極右」だとしたら、やっぱ「極右」は暴力礼賛思想なんだろうな。
つーかお前はただのバカかもね(w
Posted by ノンポリ at 2006年05月28日

 当ブログ『極右政党 欧州に浸透』のエントリーに昨夜、上記のようなコメントがあった。あえて無視せずにここで取り上げるのは、何も「つーかお前はただのバカかもね(W」という口汚い中傷に過剰反応したわけではない。
 「極右」が暴力礼賛思想であるとの決め付けに対して、反論する必要があると思ったからだ。西欧諸国において極右政党が国政選挙で10%以上を得票する国を挙げればフランス、イタリア、ポーランド、ノルウェー、スイス、オーストリア、デンマークなどが挙げられる。
 更に地方議会に進出している国はオランダ、英国、ドイツなど西欧のほぼ全域にまたがっており、これが一過性のものでないことは、年々勢力を拡大していることから見ても明らかだろう。
 この極右政党が躍進したのは、西欧社会におけるイスラム系移民の問題が、それだけ深刻であるからに他ならない。ドイツには600万人、フランスには400万人、英国では200万人以上の移民が暮らしている。
 極右政党がこの移民の制限を訴えて台頭した事実は、移民の問題を放置してきた既成政党への反発が強まり、極右政党がこの問題を解決してくれる唯一の政党であると支持が集まっているからだ。
 「移民排斥」が即暴力という論理は左翼の常套句であり、西欧極右は左翼勢力と比較しても、暴力を否定し民主主義によって政権を獲得しようと闘っている。西欧諸国において極右政党の集会やデモは、いつも左翼勢力の暴力的な妨害に遭ってきた。
 フランスの移民暴動に対して、極右政党が組織的な暴力を伴った報復措置を行なった―というニュースはついぞ聞かれなかったものだ。オランダの極右政党の党首が暗殺されたり、英国の極右政党事務所が襲われたりと、常に極右政党は暴力的な被害者の立場に置かれてきたのである。
 我々は左翼共産主義の暴力性こそ糾弾する!階級闘争によって人間の憎悪を煽ってきた左翼共産主義―!内ゲバ殺人、リンチ殺人、爆弾事件、これらを引き起こしてきたのはむしろ左翼である!
 彼ら左翼は我々《極右》に暴力主義者のレッテルを貼ることによって、自らの暴力性を隠そうとしているに過ぎない!多民族共生社会など夢物語であることは、今や西欧社会の現実を見れば明らかだろう!
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Posted by the_radical_right at 06:54 │ mixiチェック

2006年05月27日

朝日新聞「極右政党 欧州に浸透」

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写真:02年に続いて07年大統領選でも躍進が期待される国民戦線のルペン党首と党員ら

極右政党 欧州に浸透

 朝日新聞にしては珍しい記事だ。2面の約半分を使って欧州における極右政党の特集記事を組んでいる。ベルギーのアントワープ旧市街地で11日、ベンチで本を読んでいたトルコ出身の女性(46)を、右翼家庭で育った少年(18)が銃で撃ち重傷を負わせた。

 その数分後、マリ出身のベビーシッターの黒人女性(24)と手を引かれていた白人の少女(2)を射殺。駆けつけた警察官に腹部を撃たれ重傷を負って逮捕拘束された。調べに対して「外国人を殺そうと思い探していた」と供述した。

 この事件を先ず取り上げながら、ヨーロッパ全体における「極右政党  欧州に浸透」という題で特集を組み、ベルギーだけでなく、他の欧州の国における極右政党にも言及している。

 今回のベルギーの事件は、若者の間に人種差別的な排外思想が浸透し、それがこのような形で暴発したものとして注目される。これはフランスのイスラム移民の暴動や英国の地下鉄爆破など、欧州で相次ぐ人種的対立が感受性の強い若者に危機意識として先鋭化して顕れたのではないか。

 勿論、この3人殺傷事件を支持することは出来ないが、これを叔母が地元の極右政党『フラームス・ブラング』の現職の連邦下院議員で、祖父はナチスに関係していたからと言って、これを極右の事件であるとする報道には同意できない。

 何でも極右政党=暴力と捉えるのは間違いであり、このような暴力性を容認していたら極右政党が朝日新聞の題字にもあるように「欧州に浸透」することなど出来るはずもない。思想や主張は過激だが、どの国の極右政党も行動は極めて慎重である。

 このベルギーの極右政党は連邦議会では18議席を有し、このアントワープが発祥の地でもあり、このフランドル地域議会では32議席を占め第一党である。保守党や左翼政党は連立して、辛くも同党を地域行政府から排除してきた。

 港湾都市のアントワープでは移民労働者が大量に住み着き、4人に1人が移民とその子孫である。このアントワープで極右政党は常に3割以上の支持を得ており、この若者がそのような社会状況で暮らして来たことを、我々日本人が理解することは不可能だろう。

 極右政党が躍進している欧州では彼らは大きな力を持つに至った。    
 現在ポーランドでは極右『自衛』が連立政権入りを果した。デンマークでは極右・国民党が閣外協力している。

 これまで極右政党と保守政党が連携して政権を作ったのはイタリアの極右・国民同盟、オーストラリアの極右・自由党などがあり、オランダ、スイス、ノルウェー、デンマークなどでは最近躍進が著しい。

 フランスでは2002年の大統領選挙では極右・国民戦線のルペン党首が社会党候補を破り決戦投票に進んだ。英国でも今年の地方選挙において極右・国民党が躍進。その後、危機感を抱いた保守と左翼は極右対策で連携している。

 極右政党の活動が厳しく制限され、事実上禁止されてきたドイツにおいても、極右政党・国家民主党は昨年、地方議会に進出を果した。日本ではドイツの極右というとスキンヘッドの若者が報道されるが、彼らは組織された政治勢力ではない。

 西欧極右を定義すればナショナリズム、反共産主義、反ユダヤ主義、反イスラム主義などであるが、朝日新聞が今回指摘したように「究極の形はナチズム」である。ナチズムは戦後世界の中で否定されてきたはずだ。

 その復活の原因を朝日新聞社は「雇用・治安不安・内向き傾向」と分析した。これは朝日新聞に限ったことではないが、このような分析はこれまでもなされてきた。

 しかし、我々《極右》はこの分析を笑い飛ばしてきた。我々はナチズムに限って言えば、その思想の優位性を主張して来たし、西欧諸国全体においては、極右政党の掲げる政策の正当性を高く評価してきた。

 西欧極右政党が欧州において強力な連携による連邦政権を樹立するのは、今後10年もかからないと予言します。その影響は日本にも与えることになるでしょう。その時、我々日本の《極右》は議席を有してはいないかも知れません。しかし、30万人以上の活動家を獲得、国会や行政機関を取り囲む動員力を持っていることでしょう。国家変革の気運はやがて西欧からうねりとなって押し寄せてくることでしょう。

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Posted by the_radical_right at 19:24 │ mixiチェック