左翼陣営は低迷脱出に「反基地闘争」を利用している!
岩国市(山口県)で行なわれた米軍艦載機受け入れを問う住民投票は左翼の圧倒的勝利に終った。低迷する国内左翼陣営はこの住民投票を一つの契機として反転攻勢を強めるだろう。
共産党・社民党・極左は一丸となってこの住民投票成立に向けて、活動家の全国動員をかけてきた。また、左翼偏向マスコミ・新聞社なども事前の世論調査(反対派に有利な結果)公表などでこれをバックアップしてきた。
今回の住民投票に関しては受け入れ賛成派による運動も展開されたが、それは地元だけの運動に限定されたものだった。左翼が全国的支援体制を整えたのとは大違いである。政府や自民党もこの問題にはなぜか及び腰だった。
積極的にこの住民投票に関わって、もし敗れた場合、重大な責任問題になることを恐れたのである。これでは最初から勝敗は明らかだった。このような基地問題は地元住民にある程度の負担をお願いすることになる。いきなり賛成か、反対かを問えば、反対派が多くなるのはやむを得ない側面もあった。
しかし、今回は騒音対策などに関しては、海面を埋め立てた滑走路を1キロ沖合いに移設するなどの対策工事を実施中で、これは平成20年に完成する。今回の空母艦載機の移駐は、この新滑走路の完成後となるので、これからの対応はまだまだ時間的には残されていた。
しかし、左翼勢力はこの時点における反対活動に全力を挙げており、政府筋もその辺を見誤ったのではないのか。政府は投票率は50%に達しないという楽観論を信じ込み、今回、窮地に追いやられた。政府は「結果に左右されない」とするものの、今回の結果を全く無視することは出来ない。
20日には周辺7町村が合併して新岩国市が誕生する。そうなれば首長の選挙もあれば、議会の選挙もあることだろう。勿論、基地問題だけではないが、それを争点にすることを恐れずに今度は進めて欲しいものだ。
さて、左翼が主張して一般の市民が共鳴するところの「平和」について最後に述べることにしよう。平和とは一切の武力を放棄して可能となると、日本の平和主義者は奇妙な主張を展開する。そして性急に主権国家の軍事力を断念させ無防備状態に置こうとする。
しかし、今日、国際社会の中で主権国家が軍事力なくして主権を守り通せるはずはない。非軍事力を何か人類の理想のように掲げ、軍事力の放棄が平和国家の証(あかし)であるかのごとく宣伝するが、それは大きな間違いである。
左翼が一貫して防衛問題や日米安保体制について国論分裂を画策してきたのは、彼らの左翼独裁権力を可能にするために政府権力の解体を目指してきたからである。彼ら左翼は決して「平和の使徒」などではなく、より強力な政治的野心「独裁権力の企図」から主張しているに過ぎないのだ。
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