2005年07月05日
イスラエルのイラン核施設攻撃はあるのか? 後編
日本は独自性持った中東政策を打ち出すべき時だ
もしイスラエルがイランの核施設に先制攻撃をかけるとなれば、それはイラクの状況を益々混迷状態に陥れることになって、イラクの安定を願う米国や日本にとっては百害あって一利もない。
イラクはスンニ派とシーア派の宗教組織が激しく対立しており、イランはご存知のようにシーアであり、もしイランに先制攻撃がなされた場合、イラクにおけるシーア派が一斉蜂起する可能性がある。
また、イスラエルと国境を接するレバノンにはシーア派のイスラム原理主義者の武装集団がおり、一気にイスラエルと直接戦闘状態に突入することになる。
イスラエルがこのような行動をとれば、中東情勢はたちどころに不安定になり、混沌とした状況下になるのは間違いない。
米国は何としてもイスラエルに我慢させることになるだろう。
それが可能なのは米国の国家利益と国際石油メジャーの頂点に立つユダヤ資本の利害はイコールであり、それ故にイスラエルは我慢するしかないのです。
今後、日本においてはイラクに派遣されている自衛隊をどうするかの議論が高まることでしょう。
確かにこれまでは国際社会における責任を果たすという議論や、米国との同盟関係を重視する観点からのみ、このイラクにおける自衛隊の意味は語られてきました。
しかし、この地域における米軍の駐留は一歩間違えば、イスラム世界対キリスト世界の対立という、文明・宗教の激しい戦いに発展する危険性を帯びています。
しかし、だからと言ってこの地域から撤退することの方が得策と果たして言えるでしょうか。
この地域が日本にとって重要な地域であることは言うまでもないでしょう。
米国が大義名分とした対テロ戦争の勝利、そしてこの地域における民主化、それらは米国一国だけで成しえるものではありません。
この地域に散々武器を売りつけ死の商人として潤ってきたのは、ロシア、フランス、ドイツそして米・英国です。
我が日本はそのような国とは違って、多くの平和的な開発や資金援助をして来た国なのです。そのことにもっと我々は胸を張るべきなのです。
国際ユダヤの石油メジャーと死の商人、更にはや新しく出現した軍事警備会社など。これらの地域に渦巻く暗闘に冷静に対処しなくてはならないでしょう。
日本はより積極的に中東地域における日本独自の主張を打ち出す時です。経済の血脈である原油の確保は、ある程度の覚悟があってしかるべきです。
極右とは何か〜 懐かしの2ちゃんねる大論争 (6 )
この『21世紀の日本はどうなる?ディスカッションフォーラム』は今から6年程前の2ちゃんねるの『政治思想』板の論戦をまとめたものである。
>かいとさんへ
私が主張する「日米共同覇権構想」は経済的分野だけでなく、軍事的な面をも含むものです。しかし、これは全世界を視野に入れているわけではありません。あくまでも東アジアの地域を限定したものです。
我が国は戦争の敗北によって東アジア地域における政治的な関心を捨ててきました。これは先の大戦の敗北から学んだ教訓でした。
<政治的な関心>がやがては<政治的な関与>に繋がることを恐れたためです。
東アジアは経済的な目からしか見てきませんでした。そこの民衆を圧制する共産主義の独裁国家があっても、目をつぶってきたのです。
日本のこのような臆病さに付け入ってきたのは共産中国と北朝鮮でした。
今後も政治的な無関心を装うなら、共産中国のような強大な軍事力を背景にした新覇権主義の脅威に晒され、やがて日本は共産中国に従属させられてしまうでしょう。
それに対抗する唯一の国家戦略が『日米共同覇権構想』であると主張します。 瀬戸
>かいとさんへ
日本が戦前のようにアジア諸国に軍隊を派遣することは現実的にはありえません。しかし、だからといって紛争が起きた時に、ただ傍観していても良いという話しにはなりません。
日本は核兵器こそ持たないまでも、米国につぐ近代兵器を兼ね備えています。
現在東アジアの危機は台湾問題でしょう。共産中国の言っている武力解放などは時代錯誤もいいところの危険な考えです。
このような考えを口にする共産中国を牽制する意味からも、海上自衛隊の周辺海域への派遣、日米共同訓練を実施すべきです。
米国、日本、台湾、韓国によるTMD戦略構想を急ぐべきです。
かつてのように大陸奥深く進出し敵の術中に嵌るような愚かな行為を繰り返してはいけません。国際社会と連携しけっして日本単独で行動しないようにすべきです。 瀬戸
>三郎さんへ
日本の反体制左翼は旧ソ連の崩壊とマルクスレーニン主義の思想的破綻を目の当たりにして大きく路線を転換したと思われます。
それは左翼イデオロギーによる社会変革を諦め、共産中国や北朝鮮へ傾斜を強め、彼らの日本バッシングに便乗し、日本国家を貶めて、やがては共産中国に飲みこまれるようなシナリオを描き始めました。
日本政界における親中国派は、チャンスがあれば反米的な気運を醸成しながら、共産中国との提携に向け動き出す事でしょう。
もっとも、これは米国内の政治動向にも大きく左右されます。民主党政権が続けば、米国に寄生する国際ユダヤ勢力と結託し「南京問題」や「戦争賠償問題」で日本を攻めて来ることも考えられます。それに対する対抗戦略も想定しておく必要があります。 瀬戸
※このディスカッションで真剣に討論ができたのは、かいとさん、阪京さん、そして三郎さんというハンドルネームを持つ人達が参加していたからでもあった。
今懐かしく思う、彼らはどのような人であったのか?
その後あるサイトで三郎のハンドルネームで私のことが語られていたのを目にした。彼は私との議論がとても楽しかった、と記していた。
この記事を見たとき正直言って嬉しかった。互いに真剣に論じ合えたことに満足感を覚えたのは私一人ではなかったのだ。
わたしの講義を聴いていただいて、ありがとう。
来年度は「地域研究」という科目をやります。アメリカ、イギリス政治をやるんです。
ヴィデオ映像を大胆に取り入れながら、面白くて、ためになる授業をやりたいですね。
「第三の道」につていても、去年の「政治学原論」とは違ったかたちで、やりたいと思
っています。わたしの「三郎」というハンドル・ネームも「第三の道」にちなんだもので
す。
わたしは、以前は、「2チャンネル、政治思想」でやはり「三郎」で、いろいろ書き込
んでました。とくに「パネルディスカッション、どうなる日本の将来」(だったかな。
司会は田原一郎さん)での、瀬戸弘幸氏との論戦は面白かった。天皇制、戦争責任はじ
め、面白い議論が出来たと思います。過去ログあるのかな。
2005年07月04日
イラン核施設へのイスラエルの攻撃はあるのか 前編

イラン保守強硬派大統領の誕生
昨日のテレビ朝日のサンデープロジェクトに出演した自衛隊出身の評論家が、イランの核開発施設に対してイスラエルが先制攻撃をかける可能性について言及した。
あくまでも可能性の域をでるものではないが、もし仮にこれが実行に移されたら国際情勢は劇的に変わり危機的状況が生み出されるかも知れない。
イランにおいては大方の予想を裏切り、保守強硬派のアフマディネジャド氏が大統領選挙に勝利した。
評論家諸氏の解説によれば、これは既成の宗教師の支配体制に対する庶民の不満の現われであり、もし新大統領がこの不満を解決出来ない場合、核開発など対外的には強硬な姿勢をより鮮明にするのではないか、というものである。
そのことに関してかつてイラクの核施設を爆撃したイスラエルが、今度はイランの核施設の攻撃を行なうのではと説明した。
イスラエルには決断できない
湾岸戦争の時、サダムフセインはイスラエルに対してミサイル攻撃を何度か仕掛けた。世界はイスラエルの堪忍袋の緒が何時切れるかに注目した。
あの異常なほどの過剰防衛と被害者意識の強いユダヤ国家が「やられっ放し」でいる筈がないと誰もが思ったからだ。
しかし、意外にもイスラエルは動こうとはしなかった。
実は自国にミサイルを射ち込まれる非常事態になっても、ただひたすら耐えたあの姿勢にこそ、イスラエルという国家の本質が垣間見えたのでした。
イスラエルという国家は、それ一国で世界戦略や生存戦略を持ちえる国家ではなく、その影には国際ユダヤのネットワークが存在し、その見えざる政府の意思によって動いている。
すなわち、見えざる闇の中にあるユダヤ勢力によってコントロールされている氷山の一角としての「見えるユダヤ国家」でしかないのです。
米国のクリントン政権を裏で操ってきたが、ブッシュ政権はそうは行きません。
そう簡単に彼らがイランに攻撃を加えるとは現時点ではとても思えないのです。
しかし、油断はできません。いつ見えざる影の政府が世界の危機を演出しようと企てるかもしれないのです。
これを阻止することができるのは日本だけです。日米同盟の真価が問われる日は想像以上のスピードで迫りつつあるのかも知れません。
