日本変革への願い 第一章
政治編�セ愼確�
「ポスト小泉」における政治課題は山積みとなっている。「官から民へ」の流れ、「中央から地方へ」の流れ、この二つの潮流をしっかりとしたものにしなければならない。間違ってもこの逆流を許してはいけない。
この「日本変革への願い」の政治編の最後で、指導力というテーマを取り上げるのは、この政治的なリーダーシップを発揮できる人物でなければ、この小泉内閣が進めてきた重要な施策が頓挫してしまう恐れがあるからです。
小泉首相は9月には退陣しますが、今もって国民の高い支持を受けています。本人が潔く退陣を表明しなければ、再登板を願う国民の声が出ていたかも知れません。
その意味では、その引き際の決断は見事だった。「ポスト小泉」の政治とは良くも悪くも小泉首相と比較されることになる。小泉首相の人気の高さは何と言っても、その政治手法にあったと言えよう。
『タイム』誌は今年5月8日号で、「世界で最も影響力のある人々の人生と思想」と題して、世界中から選んだ100人を特集しました。「指導者と革命家」「科学者と思想家」「ヒーローと先駆者」「建設者と巨人たち」「芸術家とエンターティナー」の5部門で活躍する方々が紹介されています。
「指導者と革命家」の中には、核開発を公然と推し進めるイランのアハマディネジャド大統領、反米を掲げる南米・ベネズエラのチャべス大統領も選ばれています。
米国からはブッシュ大統領とヒラリー・クリントン民主党上院議員と共和党のジョン・マケイン上院議員の二人の次期大統領候補が選ばれています。そして、この世界を代表する100人の中に小泉首相が選ばれた。
これまでこのような中に日本の政治家が選ばれることはなかった。小泉首相は「私たちの人生を変えるような権力や才能、道徳的規範を持つ人物」として紹介されました。
政治家としてはこれ以上の賞賛の言葉は見つからないでしょう。小泉首相に与えられた短い称号は「古い日本を刷新した男」である。小泉首相は就任以来、これまでず〜っと高い支持率を誇ってきた。
それは何故だったのでしょうか?その理由を一言で表すなら、民心の掌握する術に長けていたということでしょう。確かにこれまでの首相と見比べても見栄えはするし、率直な物言いから国民は好感を寄せた。
しかし、何と言っても国民をアッと驚かすような政治手法で、有権者の心を捉え続けた。まさに天才的と言っても良かったのではないか。これは悪い事ではないと思う。より政治に関心を惹き付けることに成功したからだ。
さて、もう退陣する人をここで褒めてばかりいても仕方がない。次に総理になる人に課せられたものであるが、どうしても小泉流を踏襲しないわけにはいかないだろう。
何故ならば、小泉首相は自らのイメージをマスコミなどを通して、一般大衆に強烈にアピールすることに成功した。よく��劇場型選挙�瓩噺世錣譴燭�、まさに役者として演じ切ったと思う。
政治変革とはある種の熱病にかかったような状況を演出していかなかったら、勢いを失ってしまう。「ポスト小泉」の政治とは小泉首相が演出してきた、その政治手法から逃れる事は出来ない。
「本物への変革」に至る道はまだ半ばにも差し掛かっていない。改革の目指す方向ははっきり誰の目にも明らかだ。それを引っ張っていくだけの指導力が問われると思う。
政治が目指す方向性について、もう一度書いておきたい。それは我が日本国が再生できるかの最重要な施策となるからです。
「官から民へ」「中央から地方へ」の二つの指針であります。
※小泉首相には最後の大仕事が残されています。米国訪問で海洋国家VS大陸国家という今後の世界情勢の対立軸を鮮明にして、米国との強固な同盟関係を世界に示すことです。
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日本変革への願い 第一章
