日本航空の赤字決算の真相に迫る
何故、円高は収益面にプラスしなかったのか?
2009年5月12日に日本航空は下記のような決算を公表しました。
平成21年3月期決算 第09018号
JALグループは、本日、平成21年3月期の連結決算を取り纏めました。
上半期の燃油価格の高騰とその後の世界経済危機に伴う航空需要の急速な減少に際し、JALグループは従来から進めてきたコスト削減の施策を加速させて収益性の改善に取り組みました。特に主力の航空運送事業セグメントでは緊急収支改善施策やコスト構造改革を一部前倒しで開始したことなどにより燃油費を除く営業費用を前年対比で670億円減少させましたが、外部リスクの影響が大きく連結当期純損失は▲631億円となりました。
営業収益は航空運送事業の収入が下期以降の世界的な景気悪化を背景とした航空需要の減少を主因に前年を下回ったほか、連結子会社であったPACIFIC FUEL TRADING(以下「PFTC」 )が株式売却により連結の範囲から外れたことなどから、前期比12.5%減の1兆9,511億円となりました。
・営業費用については、燃油価格の高騰から燃油費の増加は避けられなかったものの、上記PFTCが連結から外れたことに加えて、従来より取り組んでいるコスト削減の徹底や業務プロセスの抜本的見直しにまで踏み込んだコスト構造改革の一部前倒し実施等の効果から前期比6.5%減の2兆20億円となりました。
・この結果、営業損益は同1,408億円悪化の▲508億円、経常損益は同1,519億円悪化の▲821億円となりました。また、株式会社ジャルカードの株式の一部売却等により特別利益を計上したことから、当期純損益は同801億円悪化の▲631億円となりました。
http://press.jal.co.jp/ja/release/200905/001194.html
昨日ご紹介したサイトもご覧下さい
日航決算 最終赤字340億円に下方修正 21年3月期連結予想 不況で需要 ...
原油オプションで失敗したことが、財務支援要請の原因であることが知られると経営責任を問われるのでひた隠しにしている、とのことです。
漠とした話で申し訳ありませんが、この情報を頭の片隅に入れて取材を続けて頂ければ幸いです。
小生が身を置く海運界でも燃料油のオプション取引をしていますが、この時期にオプションをしたケースは聞いていません。少し前の価格でオプションをして、現在逆ザヤに泣いている会社はあります。
日航の様にババを引くプレーヤーがいないと成り立たないのがギャンブルの所以ではありますが・・・・。
一般的に、事業会社がオプション取引の様なギャンブルをやる時にはリスク管理上、せめて自社消費量の三分の一か二分の一位にしておくのが常識なので、この辺が経営責任と言えるでしょう。
受信日時 2009.04.24 12:53:42
実はこの情報は既に得ており、取材をしていましたので、下記のように返信をさせていただいておりました。
●●●●さま
ありがとう御座います。その情報は知っています。
日航の広報部も認めています。予想される損金は7千億円という試算もあります。大変な状況にあると思います。
今後ともよろしくお願いします。
送信日時 2009.04.28
これが現在の日本航空の会社経営の実態です。
だから私がこの問題を連載で追及している理由でもあるのです。
2009年04月24日
日航への危機融資について
日本航空の経営危機と緊急支援融資について
国民の合意がなされているのか?2000億円融資
日航への危機融資、2000億円=政投銀が最終調整、3メガバンクと協調も
厳しい経営が続く日本航空 が、日本政策投資銀行と調整してきた金融危機対応融資について、2000億円規模とする方向で最終調整していることが21日、明らかになった。政投銀の危機融資だけでなく、みずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の三メガバンクを加えた協調融資となる可能性もある。
4月21日20時1分配信 時事通信
金子一義国土交通省大臣は、この上の件で「2千億円の金融危機対応融資を受けられる方向で調整をしており、国土交通省としてもきちんと支援する」と21日の閣議後の記者会見で述べた。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52222939.html
再建のためなら2000億円どころか、5000億円出しても良いでしょう。


