花火輸送の次は手榴弾・日本航空の子会社
社内のたるみと言うよりはヤル気のなさの現われ
不発手榴弾か 大学生が機内持ち込み、石垣に運ぶ
沖縄県内を観光している男子大学生(20)=横浜市=が読谷村高志保の海岸で見つけた不発弾らしきものを21日、那覇発―石垣行の旅客機の貨物として機内に持ち込み、石垣島まで運んでいたことが23日、分かった。八重山署によると、不発弾らしきものは長さ10センチ、最大径6センチで、パイナップルの形をしており、手榴弾(しゅりゅうだん)とみられる。
【琉球新報電子版】2009年3月23日
手榴弾がなぜ意図も簡単に旅客機の機内に持ち込まれてしまったのか?どのような検査体制でなぜそれが見逃されてしまったのか?
乗客の安全が危険に晒された割には簡単なニュースで結果だけしか伝わってこない。この件に関して報告を受けた国土交通省運輸局は確かに翌日に次のような調査報告を求める文書を送っています。
受託手荷物等に対する保安措置の徹底について平成21年3月24日
平成21年3月21日に発生した下記の事態を受け、本日、日本トランスオーシャン航空株式会社に対し、別添のとおり、爆発物等輸送防止のための措置の詳細及び事態発生時の手荷物検査の態様の詳細について調査を行うとともに、直ちに原因究明を行い、再発防止策を検討の上、確実な受託手荷物保安措置の実施を図るよう指導しましたので報告致します。
記
1. 搭乗日時:平成21年3月21日 14時00分
2. 搭乗便:
日本トランスオーシャン航空613便(那覇空港定刻14:00発石垣島行き定刻15:05着B−737型機)
3. 当該者:男性 20歳(大学生)神奈川県横浜市在住
4. 当該物件:
長さ10cm、最大径5cm、パイナップルのような形
(腐食し、海草等が付着している)
自衛隊が不発弾であることを確認
5. 経 緯:(航空会社からの聞き取りによる情報)
平成21年3月16日15:30頃神奈川県横浜市在住の大学生が、沖縄県中頭郡読谷村字高志保海岸の潮だまり内で拾得したが、警察等へ届けることなく所持し、3月21日の那覇空港発石垣空港行きJTA613便に搭乗時受託手荷物として預けた。
3月22日竹富島民宿に投宿した際、同民宿経営者が不発弾のようなものの所持を確認し警察に通報して発覚したもの。
http://www.mlit.go.jp/koku/news.html
この後にはこれに関する文書はまた国土交通省のHPには挙げられていないので、現在調査中なのでしょう。
ところで、3月31日の新着情報には私がこのブログでも追及してきた問題に関する文書が挙がっておりました。
航空貨物輸送に係る安全対策研究会」の報告について平成21年3月31日
平成20年9月3日、航空輸送が禁止されている爆発物等(打上げ花火)の運送委託を受けた佐川急便(株)が、佐川グローバルロジスティクス(株)に運送委託を行い、その後、日本トランスオーシャン航空(株)により石垣島に航空輸送されるという事案が発生しました。
この事案の重大性に鑑み、航空における同種事案の再発を防止し、航空輸送が制限されている貨物を適切に取扱うための方策を検討するため、「航空貨物輸送に係る安全対策研究会」を設置し、平成20年12月24日の第1回会合以降、3月31日までに3回の会合を行い、このたび、以下のとおり報告をとりまとめましたので、お知らせします。
記
【報告の概要】
航空輸送が制限されている貨物を適切に取り扱うための方策として、下記項目についてとりまとめました。(詳細については、別紙のとおり。)
1)、ルールの設定
[1]確実な輸送方法の確立(輸送段階における対策)
[2]航空貨物取扱施設における適切な保安措置等の確保(貨物取扱施設における対策)
[3]連絡通報体制の整備
2)、ルールの徹底
[1]航空輸送制限貨物に係る適切な従業員への教育、訓練の実施
[2]保安対策に関する定期的な自主監査の実施
[3]企業、現場への伝達、浸透方法
[4]関係者による取り組み状況のフォローアップ
【国土交通省の対応】
報告によりとりまとめた再発防止対策について、貨物利用運送事業者団体、航空運送事業者団体、荷主団体等に対し文書を発出しました。今後も、引き続きこれらの団体と連携しつつ、対策の実施の徹底を図ってまいります。(発出した文書は別添のとおり。)
添付資料
- 航空貨物輸送に係る安全対策研究会報告書(PDF ファイル)
- 通達(JAFA)(PDF ファイル)
- 通達(JAFA非加盟)(PDF ファイル)
- 通達(定期航空協会)(PDF ファイル)
- 通達(荷主)(PDF ファイル)
この件に関してはブログで前に取り上げています。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52106387.html
この日本トランスオーシャン航空は日本航空の系列会社です。この報道された事件で、最近私が入手した情報によれば、この荷物が花火であったことは承知していたというのです。
何故ならば、ダンボールには「爆発物」と書かれており、見落とすなどは考えられないというのです。では、何故このように「両者の担当者は気づかなかった」などと発表したのか?
そこには、この問題を簡単に処理してしまおうという国土交通省の航空局と日本航空側の思惑があったのではないかーとの情報が寄せられた。
このような爆発物のような危険物を機内に積む場合、これは機長の許可が必要となる。機長は乗客の命を預かっているので、このような爆発物を積むことなどに、絶対に「OK」する筈がない。
つまり、これは会社側が最初から機長に知らせないで、このような危険物であることを承知で機内に積み込んだという可能性が高いと言うことなのです。
これは会社側が機長だけではなく、乗客も騙したことになります。乗客は機長を信頼しているからこそ、この飛行機を利用しているのです。それにしても、4時間以上に渡って危険物の上に座らされていた乗客の気持ちとはどのようなものであったのでしょう。
その時には知らなかったとはいえ、後日このように判明したわけですから、会社側から何らかの説明と謝罪の文章は届けられたのでしょうか?
ここまでが引用です。
今回の国土交通省のHPサイトでも明らかなように外箱には「危険物」を知らせるラベルが貼ってあったことは間違いないようです。
証言の「爆発物」とのニュアンスの違いはありますが、何故大きく書かれた文字を見落としたかです?
この件に関しては日本航空や国土交通省運輸局に対して取材を申し込んでいますが、国土交通省は取材に応じましたが、日本航空は取材に応じます。連絡しますと言ったきり、具体的な日時を連絡してきていません。
私が事前に日本航空側に伝えてあった質問内容。
�^汰看Ъ院‐莪�乗客153名を4時間近く、生命の危険に晒したことについて先ずどのような気持ちかをお伺いします。また、社会に対してどのように釈明されているのかも教えて下さい。
�■複圍腺娃沓永�(羽田発石垣行)の貨物の積み出し業務(羽田における地上業務)は、JTAがやったのか?それともJALがやったのか?
�K楫錣隆躙永�(花火)は、どこで発見されたのか?また、どのような状況で発見に至ったのか?
�け�田で気づかなかったのは、どうしてなのか?羽田で気づかなかったことに私は不自然さを感じています。
�ゲ罅弘貳名莎劼両豺腓和臺儻靴靴ぜ蟆拱�検査を受けています。X線による撮影でバックの中身まで透視されていますが、貨物はノーチェックなのか?具体的に可能なら現場も見学させて頂ければ幸いです。
��国交省が佐川にのみ立ち入り検査を実施して、改善命令を出しながら、JALやJTAには指導のみというやり方は、余りにも公平さを欠いていると思わざるを得ませんが、どのように考えられますか?
�Г海侶錣蝋匐�法に違反するとして検察庁に告発も考えておりますが、違反はしていないと本当に思いますか?
�┌複腺未痢岼汰澗从�」の責任者は誰ですか?安全推進本部長は岸田副社長ですが、岸和田氏でよろしいですか?
��この件が発覚していたときは岸田氏は専務だったようですが、いかがですか?この事件に関係なく岸田氏は昇進したという認識でよろしいでしょうか?
��別にJALの人事に関心があるわけではありませんが、このような安全対策を根本から揺るがす大事件が起きているのに、その対策の責任者を昇進させる。これが西松社長の「安全性への認識」だと受け止めてよろしいのでしょうか?
��巷ではJALは乗客の安全性よりも黒字確保を優先させていると言われていますが、どのように感じられますか?
��黒字確保のためには危険物でも運んでしまうという感覚はなかったのですか?
��この問題では直接安全対策の責任者であった岸田副社長に面会し、この問題の本質を問い質したいと思いますが、如何でしょうか?
以上、よろしくお願い申し上げます。
先ず、今回の花火を運搬した事件ですが佐川急便関係会社だけが、業務改善命令という重い処分を受けながら、日本航空の子会社である日本トランスオーシャン航空には単に注意を促したと言う、全く公平性に欠ける対処を行なっています。
これは日本航空には国土交通省からの天下り役人がいるのからに他なりません。このように一方だけを厳罰に処し、片方は軽く処分するようなことがあってはなりません。
今回、取材の対象が何故日本航空だったかと言えば、羽田での荷物の積み下ろしは日本航空関連会社がやっていたからです。また、今回の件を私が重視しているのは、次のような観点からです。
�,海硫峅个魯轡福γ羚颪悩遒蕕譴篤�本に運ばれたものであった。
��花火を荷造りしてあった外箱には、中国語で「危険・爆発物」と記されてあったとの証言が得られた。
この2点です。つまり対外的な問題に拡大することを恐れたのではないか。又、到着した空港で気がついたとしていますが、積み込んだ空港(羽田)では何故気がつかなかったのか?それも不思議です。
この問題に関しては今後も日本航空側と国土交通省の対応を待って見るつもりでいます。
国土交通省記者会所属記者 瀬戸弘幸
〜新風連ブログ〜
