2009年01月06日

イスラエル・パレスチナ紛争

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イスラエル・パレスチナ紛争

 日本人はこの戦いから、何を学ぶべきなのか?

 これは紛争などではなく、正しくは戦争と表現すべきだろう。イスラエル軍は3日からイスラム根本主義(原理主義)組織ハマスが実行支配するパレスチナ自治区のガザに正規軍を侵攻させました。

 平和と戦争という問題を考えるなら、このパレスチナとイスラエルの問題を例に挙げると一番解り易いのではないか。それはこのように定義づけることが出来るからです。

 平和な時代とは休戦期間の別称に過ぎない。

 このことを我々は歴史の教訓として学んできたが、それが将に正しいことを物語るものとして、現在も進行している。平和は常に破られるためにあるようです。

 今回の結果をイスラエルは停戦協定を無視したハマス側によるロケット攻撃にあると批判するでしょう。対してハマス側にしてみれば、それは失われた領地の奪還であり、そもそもが停戦ということも初めから破られる前提での交渉の結果でしかなかった。

 交渉によって一時的に生み出された一見上は平和な時期こそ、戦争の予兆に過ぎなかった。極言するなら平和というのは、いずれ戦争になるという自覚なしには口にしてはいけない言葉なのかも知れません。

 これまでイスラエルとパレスチナは第二次世界大戦後、何度なく衝突し殺し合いを繰り返してきた。そしてその都度停戦協議が行なわれ、人々はつかの間の平和な時を過ごした。

 しかし、それがいつも破られて、このような戦争が繰り返される。このことに関して国際社会はいつも無力です。停戦協定を永続化して守らせることが出来ません。

 戦争は「政治」の延長であると言われて来ましたが、確かに「政治」で解決が図られないときに、最終的な決着を図る手段として武力行使は今でもその正当性を当事者間では疑いもなく受け入れられています。

 我々はこの現実から眼をそむけてはならない。

 何故ならば、わが国だけは既に戦えない国家となってしまった。つまりは「政治」でしか物事を解決できないという、極めて世界では珍しい民族、そして国家となっている。

 いかにこの点が重要になるかと言えば、それはシナ・中国が今回引き起こした東シナ海のガス田の一方的な開発を考えれば、それがいかに深刻な問題であるかが理解出来ます。

 武力を行使するという前提だけが、外国との「政治」的な交渉としての外交の有効な力となり得るのです。それによってしか外交などは対等には機能しない。

 断言しましょう。

 シナ・中国を相手に日本が渡り合える外交とは、武力行使が出来るという前提があって初めて可能なのです。現在の日本がいくら言葉で何を言ってもシナは相手にもしていないでしょう。

 イスラエルとパレスチナから学ぶべきものとは?

 日本は戦後、商人国家として生き延びて来ました。確かにこの間平和な時代が続いています。しかし、これも休戦期間とするならば、いずれその休戦期間も期限切れになる可能性を視野に入れておかねばなりません。

 戦いを放棄した民族に未来はありません。

 故に我々はイスラエルにもパレスチナに対しても何も言えない。

 それはイスラエルとパレスチナが自らの生存を賭けてぶつかっているからです。安易な平和への呼びかけなど、影で笑われることがあっても、感心されることなどないと知るべきです。

 

 

 

 

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飼料用コメ栽培を国家プロジェクトへ

農業の再生と環境問題��

 休耕田の活用こそ日本農業再生の決め手


 日本農業の再生は今や急務となっています。それは昨年に起きた異常なまでの穀物価格の上昇でも明らかとなりました。小麦・大豆・トウモロコシの殆どを日本は輸入に頼っています。

 この3つの穀物は2005年頃までは安定していました。しかし、2006年頃から国際価格(シカゴ商品取引所)は上がり始め、昨年の4月までの2年間では、2・3倍から2・5倍へと跳ね上がった。

 昨年はこれまで物価の優等生と言われてきた卵の価格も上昇しました。卵の価格などは昭和40年以降は値上げなどなく、消費者へ供給されてきたのです。

 2007年末には日本の大手乳業メーカー各社は、飲用向けでは30年ぶりとなる値上げを販売業者と合意しました。もう、日本の畜産業も壊滅的な状態へと追い込まれていた訳です。

 養鶏にしても、その殆どが外国からの飼料に頼っていますから、これが値上がりすれば国内の生産価格に直結してきます。昨年秋口から原油価格と穀物価格は世界的な不況の中で値下がりしましたが、外国に依存する限りこの問題は解決しません。

 では、日本で飼料作物を生産して、これを補うことが果たして出来るのでしょうか。そのことに絞って考えて見ることに致します。実はこの点で昨年私はNHKの報道番組を見て、日本にそれを行うだけの基盤が整っていることを知りました。

 現在のわが国の耕作面積は388万ヘクタールです。

 その内の5%の21万ヘクタールは耕作放棄地です。

 この耕作放棄地は過疎地帯などに多く、この利用は簡単ではありません。(この耕作放棄地問題は又別に取り上げます。)大規模な整地をしなければ、この耕作放棄地で大豆、小麦、トウモロコシを栽培するなどは不可能です。

 日本の水田は全国で260万ヘクタールありますが、この中で45万ヘクタールは休耕田となっています。この休耕田は耕作放棄地とは違って再利用は比較的容易です。

 この休耕田に小麦や大豆、トウモロコシを栽培しても無理です。この休耕田とはコメを栽培するためにかねてから整備されて来た訳ですから、他の作物を作ることは逆に手間がかかります。

 しかし、同じコメを作る場合は、他の水田と同じように直ぐ栽培が可能なわけです。しかし、コメが余っている現状では、それは出来ないということですが、実はこの水田で飼料用のコメを作るというアイデアが試され、それが実用化に近づいているのです。

 飼料用のコメは人間が食べるものよりも粒がかなり大きなもので、収穫量はかなり違いますが、これを栽培するメリットははかり知れません。

 �/綸弔箸靴萄惑櫃�可能であるので、そのままの状態で栽培可能。

 �▲肇薀�ターや田植え機械やコンバインなどの刈り取り機も使用できる。

 �I存橋櫃龍扈�などの農薬も同じものが使用できる。肥料も同様。

 また、従来のコメの栽培よりも手間がかかりません。例えば、人間が食べるものであれば、一旦刈り取ったものは乾燥させ、籾殻を剥ぎ取って、その後精米にかけます。

 しかし、飼料にした場合その手間がかかりません。雀などによる稲作の被害がありますが、雀はくちばしで上手に籾殻を取りながら食べます。籾殻のまま鶏に与えても何の問題もないのです。

 HNKの報道番組では、今ある休耕田でこの飼料用のコメを栽培し、これを利用すれば、わが国は飼料を輸入することなくまかなえるとありました。日本が飼料作物輸入に毎年支払うお金は4500億円で、それも必要なくなると報じていたと記憶しています。

 この金額ベースについてはネットで検索しても調べられなかったので、あくまでも私の記憶ですが、全てまかなえるということはそれだけの出費がなくなるということです。

 飼料用コメの栽培については下記をご覧ください

 稲の家畜飼料としての生産・利用の状況 平成19年12月 農林水産省(PDF)

 私はこの水田における飼料用コメ作が、当面考えられる最有力な日本農業再生のプロジェクトになると思います。全国の養鶏所に近い水田に、飼料用の稲作栽培特区を設定してこれを推進して行く。

 トウモロコシを主食にしている人が世界中にいます。又メタノール生産のバイオ技術で最も扱い易いのがトウモロコシだとも聞きました。いずれトウモロコシなどの飼料作物は高騰し手に入り難くなります。

 それに変わる養鶏場の餌として飼料用のコメは最も適していると思います。かつて子供の頃家では鶏を飼っていましたが、その時にはくず米を与えていました。

 これを国家プロジェクトとして推進すれば、休耕田は姿を消します。水田が戻るということは、日本の環境問題を考えた時にはプラスに働くことにもなるのです。

 水田のある風景こそ、日本の美しさです。

 川は梅雨の季節を迎えると豊富な水を湛えて流れます。その水が田んぼへと流れ込み、稲を育てて行きます。太陽の恵みを受けながら稲はすくすくと成長をし続けます。

 育った稲が風に揺られ波打つ、その光景こそ昔から変わらぬ豊葦原瑞穂(とよあしはらみずほ)の国、日本の姿なのです。

 

 

 

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2009年01月05日

シナ・中国の覇権主義

シナ・中国の覇権主義 その1

テレビ局は意図的にこの事に触れない


 昨日の午前中は本当に久しぶりにテレビを見て過ごしました。
 TBSの『サンデーモーニング・新春スペシャル』という番組です。その中で「覇権主義」ということについてやっていました。

 このことに対して解説者の言っていることは間違いだらけで、一人の女性解説者に至っては「そもそも私は覇権主義という言葉が嫌いだ」などと述べていました。

 好き嫌いで判断するようなことでもないのに、平気でこのようなことを口にする、その解説者の言葉には驚くというよりはあきれ果てました。

 番組の構成は明らかでした。箇条書きで簡単に説明すると下記のようになります。

�(胴颪稜童⊆腟舛牢岼磴い世辰�

�∧胴颪稜童⊆腟舛聾綢爐靴討い�

��次の世界は多極化する

�だこγ罎旅顱垢�平和的にやっていく時代となる


 このような筋書きで進めらていましたが、では一体何が問題であると私が思ったかですが、それは次のことです。

A 覇権主義を単なる軍国主義や帝国主義の論理だけで語っていた

※ヘゲモニー(覇権)の交代は歴史的な背景も同時に見ていかなければならない。

B 米国を一方的に悪者として決め付けていた

※米国と覇権を争った旧ソビエトは悪ではなかったのか?

C シナ・中国の覇権主義にはまったく触れないで隠そうとしていた

※何故シナの軍備拡張を覇権主義と切り離して見ようとするのか?

D 多極化する社会があたかも話し合いによる平和な時代の到来のように錯覚させようとしていた

※多極化することは、逆に平和な時代ではなく、戦争の時代につながる。

 これらの点について考えてみます。一回のエントリーで全てに渡って触れることは出来ませんので、何回かに分けてやることにします。先ず新春からこのようなニュースが飛び込んで来ました。

 
合意破りガス田掘削 東シナ海の「樫」

 東シナ海のガス田問題で、日中両政府が平成20年6月に共同開発で合意した直後、中国が継続協議の対象となり現状を維持すべき「樫(かし)(中国名・天外天)」で新たに掘削を行っていたことが3日、分かった。明確な合意違反で日本側は抗議したが、中国側は樫での掘削を終え、生産段階に入った可能性が高い。主権と権益確保に向け、日本政府が対処方針の見直しを迫られるのは必至だ。(産経新聞)

 これこそがシナの覇権主義を表すものです。米国の覇権の後退は、新たな覇権を目指す国の台頭となって現れます。米国の覇権の衰退が平和な社会の到来を予言することでは決してありません。

 世界から覇権を求める国家が消滅するなど、これは単なる希望的観測というか、おとぎ話に等しいものでしかありません。自国を防衛する以上の軍備拡大を続ける国家があります。

 例えばこの東アジアについて言えばシナ・中国です。シナは明らかに米国が衰退した後の、東アジアの覇権を狙って動き出して来ました。

 コメント欄への投稿も紹介しておきます。

 
中国が初の空母建造へ 中型2隻、年内本格化

 【北京=野口東秀】中国は今年から初の国産空母の建造を本格化させるようだ。すでに初期段階の準備は始まっているが、軍事筋によると、大連で改修している旧ソ連空母ワリャーグ(5万8500トン)を練習空母として就役させ、その経験を踏まえて、2隻の中型空母(4万−6万トン級)を建造し計3隻体制で運用する予定だ。艦載する戦闘機はロシア製戦闘機スホイ33が含まれ、着艦時に用いる制動装置を複数セット購入したという。

 空母建造は、大型ミサイル駆逐艦を建造した実績がある上海・長興島の造船所とみられ、完成すれば南シナ海などを管轄する南海艦隊に配備される予定だ。中国が海南島南端で建造中の地下式潜水艦基地の近くを拠点とし、大規模な設備が建設されているもようだ。

 中国の国産空母は技術的に難しい原子力空母ではなく通常型で、艦載機は最大でも60機以下だ。2016年までに建造し、2020年には3隻での運用体制を目指す方針とされる。

 Posted by
中国が初の空母建造へ 中型2隻、年内本格化 at 2009年01月05日 00:52


 この時代に空母を建造する意味は明らかに覇権を求めていることを内外に示すものでしょう。シナは東シナ海におけるヘゲモニー(覇権)を求めていることはこれで明確となりました。

 覇権主義について今語るなら、この問題を素通りすることなど許されません。しかし、テレビではそのことに言及する解説者はいませんでした。

 米国による覇権の後退は、平和な時代の到来などではなく、危険な戦争への時代の突入となるのです。冷戦時代の崩壊が平和な時代の到来を告げることなく、熱戦の時代の到来となったことを我々は忘れてはなりません。

 TBSの番組は意図的にそのことには触れないでいました。最も差し迫った危機を論ずることなく、多極化が平和な世界となるような幻想を振りまいていましたが、テレビ局や解説者の真の狙いが何処にあったかは明らかです。

 シナの軍事的な脅威、覇権主義への警戒感を決して国民に知らせようとしない、その態度は明らかにこのTBSを牛耳る裏の勢力が、シナ人民解放軍の思惑と一体であることを暗示させるものでした。

 

 

 

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2009年01月04日

国土を潤す水田の効能

農業の再生と環境問題��

水田は日本列島を冷やす人工のクーラー


 
明らかなる環境の変化でした。住宅地が相次いで出来たことで、顕著に現れたことがあります。皆さん、何だと思われますか?

 農業が破壊されていくことによって、先ず引き起こされたことに関してお話をさせて頂きます。
 そして、実はそのことこそが日本の環境問題を考える上で、最も重要な視点になると私は思っております。 (続く)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 前回エントリーで皆さんに「何だと思われますか?」と問いかけて終わっていますが、どのような変化が起きたと思われたでしょうか?

 コメント欄には下記のような投稿もありました。

 自分の田舎は団地が出来てからあっという間に水質汚染が進み、ドジョウや蟹などの生物が死滅しましたよ

Posted by か at 2009年01月03日 12:43

 確かにこのような現象が見られました。
 しかし、このことではありません。私の実家では今でも井戸から汲み出した水を飲料水として利用していますが、この井戸の水の量が極端に減少しました。

 殆どの家では水道を引いてその水を利用しています。井戸の水が使えなくなった家もあります。小さい頃から井戸水を利用して育った私は井戸にいつも水が満杯になっているのを見てきましたが、今ではいつも底のほうに少しあるだけになっています。
 
 昔は家は水田によって取り囲まれていました。例年、水田に水を引く頃には井戸水は満杯となっていましたが、今ではその季節になっても井戸水が満杯になることはありません。

 日本の水田がいかに国土の保水に役立ってきたかを数字を挙げて、これから紹介いたします。

 平成16年における我が国の水使用実績(取水量ベース)は約835億m3/年(年間約八百五十二億立方メートル)

 
�\験萢竸緻�162億m3(約百六十三億立方メートル)

��工業用水約121億m3(約百二十三億立方メートル)

�G清藩竸緻�552億m3(約五百六十六億立方メートル)

(公益事業や消・流雪などのために使用された水量は含まない)

http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/c_actual/actual03.html


 この数字が表すように、いかに日本の水田が水を利用しているかは明らかです。この水が日本の国土を潤わせてきたのです。日本の水田は保水に優れており、台風などの大雨でもそれが一気に流れることを防ぐ役割も果たしてきました。

 地球は循環と再生を繰り返していますが、この循環と再生には微生物がなくてはならない存在です。地球上の生物の98%は微生物であり、土の中には1CC当たり実に1億個以上の微生物がいると言われています。

 この微生物は水がたくさん含んでいる土地に多く、水を含まない砂漠などには微生物は殆ど存在しません。水田こそは微生物の宝庫であり、微生物が存在しなければ両生類や昆虫なども存在しません。

 日本の社会はこの水を多く含む水田によって保たれて来た訳です。我々は何処にでもある水田を見ているので水は自然界に豊富に存在するものと思って来ました。

 しかし、これは実は日本は例外なのであって世界では珍しいことなのです。お隣のシナ・中国大陸についてお話をさせてもらいます。

※
私はここでWEDGEという雑誌の12月号に掲載された「水不足にもがく中国」という記事を指しながら、ある事実を紹介させて頂きました。

 私の記憶の中にはこれまでシナ大陸の黄河といえば、大きな川で水を豊富に湛えている光景しかありませんでした。かつて見た映像では対岸が見えないほどに、水が流れていました。

 ところが、この本の中の記事を見て私はこれまでのそのイメージが吹き飛んでしまいました。この記事には次のように書かれてあります。

「黄河はいまや涸れてしまい海まで水が届かないと言えば、読者は衝撃を受けるはずだ。この『断流』現象が初めて観測されたのは1970年代のことでした」

「90年代にはさらに状況が悪化、97年にはついに黄河の水が渤海まで届かない日が年間226日に達し、この状況が数年間続いた」

 現在は黄河に人為的に水を集めて、流れを作り出している、それが現在のシナ大陸の現状なのだそうです。この恐るべき事実を私は今回初めて知りました。

 農作物を育てる上で、水は最も貴重なものである。シナ大陸の降雨は上海を基点に経緯で分けた時、その上の部分(北部)は日本と比較した場合、日本の平均の3分の1以下という数字です。
 水を必要としている農地の4分の3が北部にあって、深刻な水不足に喘いでいるとされています。

 現在日本の食糧をシナ大陸からの輸入に頼っている部分がありますが、それは長くは続きません。乾燥化によって国土の砂漠化が急速に進むシナ大陸に頼ることはもう出来なくなるのです。

 では、どのようにしたら日本の農業を再生させ、食料の自給率を高めることが出来るのでしょうか?
 それをこれから皆様と考えていきたいと思います。 (続く)

※
続きは、時局の話題の間に入れながら順次紹介することに致します。

 

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2009年01月03日

農業の再生と環境問題

農業の再生と環境問題 ��

日本の未来の為にも農業は大切です。


 余りテレビを見ない私ですが、昨夜はNHKの衛星放送で7時から9時まで放映した「未来への提言・低炭素社会」というドキュメント番組を見ました。

 これからの未来社会はこれまでのような化石燃料を使わずに、太陽光、風力、地熱、波力などの自然界のものをエネルギーとして利用する新たな社会の出現を目指さなければならないというものでした。

 このような自然界にあるものを新しいエネルギーとする社会は、新しい産業を生み出し、雇用の面でも期待できるというもので、見所のある内容でした。

 さて、私は自然エネルギーの活用には勿論大賛成ですが、環境問題とリンクさせるならば、日本における農業問題ということも見直しを図っていくべきであると思います。

 昨日の放映の中でも、バイオマス燃料が注目されるほどに穀物の国際価格が値上がりして、結果的に食料の大半を輸入に頼っている日本はやがて苦境に立たされることを示していました。

 日本農業の再生こそが、食料自給の向上は勿論のこと、日本の環境を守る意味からも絶対重要な施策となります。今日と明日の二日間に渡って日本農業の問題について書いてみることにしたいと思います。

 下記は昨年、『維新政党・新風』の茨城県本部1周年記念で「農業問題」について、話をさせて頂いた時のものです。

【御報告】

 11月29日(土)茨城県護国神社において維新政党・新風茨城県本部発足一周年記念集会を行いました。

挨拶をする鈴木信行・本部幹事長

 まず第一部、参加者全員での昇殿参拝、戦没者への慰霊祭を行いました。

 続く第二部は鈴木信行本部幹事長の挨拶、新風講師団の忠宣叡先生の挨拶、全国身体障害者政治連盟の高木豊会長の挨拶、党友塩田尚つくば市議会議員の当選報告があり、新風三唱、聖寿弥栄三唱で終えました。

講演する瀬戸弘幸・本部副代表

 第三部で瀬戸弘幸本部副代表の講演会を行い、農業問題についての話の後、参加者全員で討論がなされました。瀬戸副代表から農業体験の提案がありましたが、参加者全員が納得しました。早期実現が望まれます。              茨城県本部事務局長 八木康洋

http://www.shimpu.jp/chihon/blog/20081129.html


 この時にお話をさせて頂いたことに、新たに付け加えて今回ブログでご紹介させていただくことに致します。

日本農業と環境問題について


 私と農業の関わりから始めたいと思います。私は農家の生まれで私は5代目の長男として生まれました。江戸時代の末期に本家から分家したと聞いています。

 私が生まれる前の戦前は養蚕農家であったと言いますが、私が生まれる頃にリンゴの苗木を植えてリンゴ栽培農家になったと聞きました。稲作もやっていますが、中心はリンゴ栽培の農家として営んで来たわけです。

 何故リンゴ栽培が盛んになったかと言えば、リンゴの栽培に適していた土地柄であったと言います。列車の東北線が近くを通っていますが、その線路上では海抜(海水面から測った陸地の高さ)が、一番低いところだと以前から聞いていました。

 その一番海抜が低い場所が山で囲まれて盆地の中にあります。盆地の一番底という意味なのでしょうが、これは寒暖の差があるということです。この寒暖の差がリンゴの栽培に一番適しているという事でした。

 残念ながら、今は温暖化が進み冬は昔ほどの寒さは感じません。越冬時に寒くないということは、病原菌や害虫が駆除されないということで、本来好ましくはありません。

 よって現在においては、リンゴの適作地ということは言えないのかも知れません。農家の長男、すなわち後継ぎとして生まれた私は自分が農家を継ぐのは当たり前だと思って育ちました。

 祖母は私に「農家の倅は勉強などしなくていいんだ。しんしょう(身上)つぶすだけだから」と言って、学校から帰ると農作業を手伝うことを命じました。

 このしんしょう(身上)とは福島県の会津に伝わる「小原庄助の唄」に出てくるものです。

♪小原庄助(おはらしょうすけさん)さん. なんで身上(しんしょう)つぶした. 朝寝(あさね)、朝酒 朝湯(あさゆ)が大好きで ...♪ 身上(しんしょう)とはその家という意味です。

 私は余り勉強をしませんでしたが、祖母には書物で学ぶ以上のものを教えられて育ったと思っています。子供の頃から植物や家畜(当時は牛や羊を飼っていました)を育てるということの大切さというものは、自分のその後の人生に大いに役立ったと思っています。

 高校には進学せずに、そのまま家業を継ぐ気でしたが、私が中学校を卒業する年に、農業自営者を養成する専門学校が出来ることが分かりました。

 3年間全寮制で過ごし福島県に一校だけ出来るという触れ込みでした。そこでそこの園芸科を志望して受けることになったわけです。福島県全域から生徒が集まるので、その競争倍率は2・6倍という高さだったと記憶しています。

 進学校をもしのぐ倍率でした。当時まだまだ農業という産業は魅力あるものだったと思います。今、私が卒業した福島県立農蚕高等学校はありません。自営者養成校というその目的も外され、名前が変更されています。

 工業化が優先された産業社会の中で、常に農業は犠牲にされてきたと私は感じています。私が学んだ高校の時代の校歌の始まりは♪国の基の農の技…♪でしたが、現在はその校歌も変えられていました。

 私は農家の跡継ぎとして学校卒業後は農業後継者として家業に就きました。しかし、当時宅地の乱開発などの問題で、農地と宅地を線引きする都市計画法の制定が持ち上がり、私の家はその農地の殆どが宅地開発地域に指定されました。

 当時は宅地並みの課税が実施されるということで、農業の将来は非常に暗いものでした。そこで私は農業を諦めざるを得なかったわけですが、現在も父が86歳にも関わらず、稲作とリンゴ栽培をしています。

 私も金曜の夜には福島に戻り、土日は一年間欠かさずに農作業を手伝ってきました。土日帰れない時には月曜、火曜に帰って手伝ったことも度々ありました。このような生活をもう25年以上続けました。

 家の周りは宅地開発が進み、団地の中に取り残されたような形で田んぼとリンゴ畑があります。私は農業を専門にやってきた人間ではありません。よって専門の人から見たら、その知識や経験はないに等しい。

 しかし、自分でなければ知り得なかったこともあります。周りは次々に住宅地として開発が進められてきました。そのような中で農業をしていると、これまでまったく見えてこなかったことが見えてきたのです。

 明らかなる環境の変化でした。住宅地が相次いで出来たことで、顕著に現れたことがあります。

 皆さん、何だと思われますか?

 農業が破壊されていくことによって、先ず引き起こされたことに関してお話をさせて頂きます。そして、実はそのことこそが日本の環境問題を考える上で、最も重要な視点になると私は思っております。 

(続く)

 国益を考える講演会・最新ニュース

◎軍事ニュースとして日本最大(会員25万人)の「軍事情報(自衛隊ニュース)」無料メールマガジンにて『国益を考える講演会』情報が紹介されました。
 
◎日本全国の商工会議所(530支部)へ国益を考える講演会の開催案内がメールに於いて実地されました。

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