2007年05月06日

朝日新聞・日本の新戦略批判��

朝日新聞・日本の新戦略批判��

無償貢献は国家の弱体化を招く


憲法記念日特集、八ページに渡る社説21連発 ;朝日新聞

提言 日本の新戦略―地球貢献国家を目指そう
 日本国憲法は今日、満60年を迎えた。この間、なにかと改憲論の試練にさらされてはきたが、この憲法が日本の民主主義や平和を支える基盤となってきたことは疑いの余地がない。
 憲法記念日は「言論の自由」の記念日でもある。新聞にはかつてその自由を奪われ、あるいは自ら自由を放棄した苦い過去がある。そして朝日新聞にとって今日は、記者が凶弾によって命を奪われて満20年という格別な日でもある。
 そんな日にあたり、私たちは「社説21 提言・日本の新戦略」として、一挙に21本の社説を掲げた。昨年4月から展開してきたシリーズ「新戦略を求めて」の集大成だ。
 新聞を開いた読者は驚かれることだろう。8ページにわたって社説を並べたのは前代未聞の試みだ。新聞がもつ言論の役割を深く自覚したい。そんな決意の表れと受け止めていただきたい。(2007年5月3日)

〈総論〉
1.地球貢献国家
2.気候の安全保障
3.省エネ社会 
4.原子力と核 
5.化石燃料
6.食料の安全保障 
7.アフリカ支援

〈グローバル化とアジア・イスラム〉
8.経済のグローバル化
9.通貨の安定
10.東アジア共同体
11.アジア新秩序
12.隣の巨人
13.イスラムとの付き合い

〈憲法9条と平和・安全保障〉
14.日米安保
15.自衛隊の海外派遣
16.人間の安全保障
17.9条の歴史的意義
18.9条改正の是非
19.自衛隊

〈日本の外交〉
20.ソフトパワー
21.外交力

 ようやく10日間に渡った長い農作業の手伝いも終わり、明日は東京に戻ります。5月3日の朝日新聞には驚きました。冒頭で紹介したように社説を21本も一挙に掲載したのです。

 農作業の手伝いやらで忙しく、読んでいませんでしたが、今日は午後から雨になったこともあって、この「提言・日本の新戦略」を読んでみました。朝日新聞社が総力をあげた、この提言に対して、これを批判する逆提言を連載で行ないます。

 1番目は地球貢献国家となっています。

 「地球大の様々な課題をしっかり考え、国際社会に率先して貢献する。それを通じて日本の国益を確保する」

 これが基本的な考えのようです。この国際社会に対する貢献は日本一国だけのことではなく「むしろ日本は多くの国が利益を共有できる『国際公益』の広がりを求め、そこから生まれた成果を享受していくほうが賢い道だ」と説いている。

 この真新しい「国際公益」という言葉を検索してみました。全ての辞書には該当しない―と出ました。即ち朝日新聞社の造語です。ただウェブサイトでは幾つかヒットしました。

 その中の一つを紹介しましょう。

 一般の行政学においては、「行政の価値体系において、最高の地位を与えられている」ところの「公共の利益(公益)」概念は、国民国家の枠内での共通の国民的利益であると捉えられてきた。

 この論理に従えば、国際公
益とは、国家の枠を超えた公共利益を意味する。
 
国際法では、これを「国際的共通利益」と呼ぶ。国際公益とい
う概念は、個人の利益、集団の利益、国家的利益、国民的利益の延長線上にある。

 また、利益の帰属が、国家と
いう機構を介在とする共通利益であるのか、国家を介在せずに普遍的な人類に直接かかわる共通利益であるのかによって定義することもできる。
 「国家の安全保障」から「人間の安全保障」への最近の潮流に鑑みれば、国内
行政、国際行政いずれにも当てはまる市民社会の一般的利益として、国際社会全体の利益を意味する馬場伸也のいう「人類益」概念の方がより適切であるかもしれない。

www.f.waseda.jp/fukudak/syosai.htm

 どうも、この「国際公益」とか「国際公共財」という概念は、朝日新聞のような「反国家主義者」を標榜するマスコミ人には都合の良い言葉のようです。

 確かに我々が一つの地球と呼ばれる中に存在していることは否定できません。しかし、それは各人が一人一人存在するのではなく、そこには歴然として国家という枠が当てはめられており、その国家の中で生活を営んでいるのです。

 国家を介在せずに普遍的な人類の価値観を求めるなどは、まさに地球市民的発想であり、いくらグローバル化が進もうが、この地球上から国家が消滅することはない。

 時代は朝日新聞が考えるような国家なき世界などではなく、より国家が剥き出しの攻めぎあう対立の時代を迎えようとしている。このような社会の中では、国家意識なき国家は衰退する。

 この朝日新聞の日本新戦略なるものは、地球貢献国家などと言って美辞麗句を並べ立てただけの綺麗事に過ぎぬ。朝日は近未来を次のように予測し、その対処の方法を書いている。

 「経済大国を任じてきた日本も、中国やインドの急成長でパワーは相対的に小さくなりつつある。だが、危機感を募らせて狭い国益にこだわるなら、逆に影響力がしぼんでしまう。実りは少ない」

 だから「むしろ日本は…」と先に紹介した文章につながる。

 中国やインドの台頭は避けられない。しかし、だからと言って日本がこれに危機感を持つのは悪い事ではない。むしろ競争力を高めるために備えるのは当然のことであり、その戦略を考えるならば、朝日とは全く逆な発想こそ求められるべきである。

 朝日は次のように書いている。

 「日本が得意とするエネルギーの『効率利用』を中国、インドなどに広めれば、人々に喜ばれ、地球環境にも貢献する。日本のビジネスチャンスも膨らむ」

 待って頂きたい。貢献というからには、それは有償ではなく無償を検討しているとしたら、これはまさに亡国的発想に他ならない。企業の持つ省エネ技術などは、日本の宝であり企業だけのものではなく、国民全てが持つ財産である。

 それを貢献などという甘言に乗せられて無償で提供するなどとは、余りにも愚かな行為である。特に共産中国などに与えることは、日本のためにならないことは、これまでのODAなどでも明らかではないか。

 地球貢献国家など真っ平ごめんである。優れた技術こそ日本が対外的戦略として、これを行使すべきであり、間違ってもわが国に脅威を与えるような国家に貢献してはならない。

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ロシアに復活する強権政治

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ロシアに復活する強権政治

 バルト三国へのロシアの野望

 エストニアの首都タリンで先月26日から27日にかけて発生したロシア系住民らと警官隊の衝突をきっかけに、ロシアとエストニアの間で緊張が高まっている。
 モスクワのエストニア大使館前ではプーチン大統領の親衛隊集団が27日から連日、抗議集会を開き、大使館は2日、主要業務の中断に追い込まれた。
 カリユランド駐露大使は同日、記者会見し、欧州連合(EU)と対露制裁を協議していることを明らかにした。

 エストニア政府は先月26日、国会決議に基づき、タリン中心部にあった旧ソ連兵の記念碑を撤去し、郊外の軍人墓地へ移転する作業を開始した。
これに抗議するロシア系住民が同日夕から記念碑周辺に集まり、解散させようとした警官隊と衝突。

 1人が死亡、市民44人が負傷したほか、一部が暴徒化して市内の商店を襲撃。計約1100人が拘束された。撤去は先月27日に完了し、今月8日に移転先での記念碑の除幕式が予定されている。

 エストニア国民の約3割にあたるロシア系住民にとって記念碑は、第二次大戦後、エストニアをナチス・ドイツから「解放」した誇りあるソ連の象徴。
だが大半のエストニア人には旧ソ連による占領の象徴で、毎年5月9日の戦勝記念日には、記念碑周辺で双方の小競り合いが続いてきた。

 ロシア側は「歴史の書き換え」などと反発し、上院は27日、政府にエストニアとの国交断絶を要求。プーチン大統領を支持する親衛隊「ナーシ」などの若者約100人が、モスクワのエストニア大使館前で深夜まで大音量の音楽を流して抗議集会を開き、「指名手配・ファシスト国家の大使」と記したカリユランド大使の似顔絵を市内各所に掲示するといった嫌がらせを続けている。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070503k0000m030040000c.html

 ロシア問題を取り上げるのは久しぶりです。実は私はロシアというか旧ソ連問題が一番得意でした。その理由は私の20代〜30代というのは、旧ソ連こそ日本にとって最大の脅威を与える国家であったからです。

 旧ソ連問題に関しては、専門家と討論しても互角に渡り合える自信があります。しかし、現在はこのロシア問題は余り話題になりません。それだけ、日本に対する直接的な脅威を感じなくなったせいでしょうか。

 なぜ、今回このバルト三国の中のエストニア問題を取り上げるかと言えば、バルト三国問題と北方領土問題を以前はリンクさせながら主張してきた経緯があったからです。

 第一次湾岸戦争で世界中の注目がペルシャ湾に集中していた時、まだ旧ソ連と言われた時代ですが、バルト三国のリトアニアに駐留していた旧ソ連軍の赤軍空挺部隊が、突如としてテレビ・ラジオ局などを占拠、13人が死亡、150人が負傷する事件が発生しました。

 また同じラトビアに進駐していたソ連軍も市民に発砲して一人が死亡した。このバルト三国の独立運動を抑えるために画策していたものこそ旧ソ連の諜報謀略機関KGBだったのです。

 そして現在のロシアを支配するのが、このKGB出身のプーチン大統領とそのKGB時代の仲間達です。だから、今回のエストニアの混乱の背後には、その旧KGB残党の動向が非常に気になるところです。

 当時、日本のマスメディアなどは、この事件を小さく報道したに過ぎませんでした。軍部の独走という見解です。しかし、我々は狡猾極まるロシア人が、その正体を現したものであると強く批判しました。

 紛争が起きて、そちらに目が奪われている時に動き出す。これがロシア人の得意とする行動パターンです。古くは1956年、やはり世界の目がスエズ動乱に向けられていた時に、ハンガリーの反ソ連決起を武力で鎮圧しました。

 このバルト三国はソ連邦崩壊で独立を果たしましたが、その歴史的経過からして、またロシア人がこのバルト三国を植民地にしてから大量に流入したこともあり、この問題が簡単に解決するとはとても思えません。

 旧ソ連はどん欲なまでに領土拡張を貫いてきた歴史上稀なる国家でした。ソ連とはロシア語では国家を意味する言葉ではなく、共同を意味しており、共産主義イデオロギーによる共同社会というものでした。

 しかし、その共同体なるものは幻想であり、ロシア人による他の民族に対する支配と圧政に他ならなかったのです。現在、またかつてのように他民族を抑圧するような考えが台頭してきています。

 確かに共産主義体制は崩壊しましたが、かつての旧ソ連時代を懐かしむ強権政治が復活しているように思えてなりません。我々は以前より、旧ソ連体制の崩壊こそ、北方領土の返還に繋がるとして活動してきました。

 しかし、残念ながら旧ソ連体制が崩壊しても、北方領土は返還されなかった。この問題は機会があれば詳しくやりたいと思いますが、これは日本の政治的な大きな失態です。

 この北方領土返還の大きなチャンスを生かせなかったのは、これまで日本の政治に直接、間接的に関わってきた与野党の責任であり、それを負わねばならないと思います。

 今回、プーチン政権が性懲りもなく、かつての侵略主義の常套句を繰り返さないとも限りません。いや、逆にそのような手段に出た時こそ、日本政府や与野党は、このバルト問題と北方領土をリンクさせて、現プーチン体制を批判して揺さぶるべきです。

 北方領土問題を日露二国間問題でやっていて、果たして取り戻せる可能性が少しでもあるのでしょうか。旧ソ連時代に武力で併合した全ての地域を返還させる―、そのことを国際的に主張することの方が大切ではないのでしょうか。

 プーチン政権は共産主義という衣こそ外したものの、その体質は全く変わっていません。いや、むしろKGBと旧ソ連体制の官僚組織、軍部が結びついた超保守的全体主義体制が確立されたと見るべきです。

 世界情勢が混沌となればなるほど、彼らがまた対外的に、侵略主義の傾向を強めないと果たして言い切れるのでしょうか。このエストニア問題を遠い世界のことと見過ごしてはいけない。

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2007年05月05日

朝日新聞と東海問題 15年前の真実

今だったら大スクープ「東海問題」

背後で動いていたのは、やっぱり売国・朝日新聞

 私は「右」の活動が35年以上にもなります。別にそれは自慢にはなりませんが、これだけ長く活動していると、世の中の流れというものがある程度は把握できます。

 今回、多くのブロガーが取り上げている韓国が主張する日本海の表記を「東海」に直すように、或いは併記するように求めていることも、昨夜調べていたら15年も前に機関紙『世界戦略』で取り上げていました。

 この記事を読んで改めて気がついたことがありました。それはこの第6回国連地名会議で持ち上がった、韓国・北朝鮮が同一歩調を取った日本海の名称への異議申し立て問題で、当時の朝日新聞社が怪しい報道を行なっていた点です。

 今晩はこの「日本海でなぜ悪い」と題した当時(1992年9月)の機関紙から引用しながら紹介していきたいと思います。この問題を一番最初に報道したのは、この年の8月28日の共同通信社の配信記事でした。

 この一報を見た当時の私の感想はやはり驚いたものでした。

 「世界中の地名や、その表記方法の統一化を目的とする地名会議が国連に設けられていることは知りませんでした。寝耳に水とはまさにこのことです」

 内容については次のように書いています。

 「両国(韓国と北朝鮮)の主張を共同通信社の記事から拾ってみると、≪韓国代表は『日本海』は韓国では『東海』『朝鮮海』『日本海』などと歴史上、様々な名称で呼ばれてきたと紹介。日本で製作されたアジア地図にも『朝鮮海』と書かれたものもあると指摘。北朝鮮の代表は、日本海の名称は植民地主義に根差したものであると韓国代表の意見に全面的に賛同≫というものでした」

 ところで、この報道の数日前の朝日新聞社の声の欄に船津好平なる大学教授の名前で次のような一文が掲載されていたことを当時、私は書いていました。

 「8月22日付の朝日新聞の『声』の欄には、『日韓相互理解は民間交流から』と題された文章がありました。この中で船津なる人物は『江原道江陵の海岸で美しい東海(日本海)を眺め昼食を共にしながら』と書いています」

 なぜ、日本海をわざわざカッコでくくって「東海」と書いたのか。この「東海」という名称が「声」の欄に登場したのは、22日でした。そして国連を舞台として行なわれた反日策謀、まさにこれも仕掛け人は朝日新聞社であったわけです。

 今回、この古い記事を見直さなければ忘れているところでした。朝日新聞社の中に、間違いなく韓国・北朝鮮と連携している細胞が存在していたということなのです。

 これだけではありません。この問題が記事になった後に続けて朝日新聞社は次のような記事を掲載していました。

 「9月18日付朝日新聞は『アジアと日本−信頼を築く道』と題したシンポジウムを開き、その中で韓国文化省の発言『日本海などの言葉は、韓国人にとっては神経にさわる…』を引き合いに出し、その解答に矢野暢京大教授の『筋の通った意見、私なら緑の海がいい…』などという発言を載せています」

 この記事は最後に、次の言葉で締めくくられていました。

 「『日本』の名称にイチャモンをつける朝鮮人とそれに迎合する売国奴の連携。今後増々、形をかえながら増加するでしょう。もっと言えばこの戦列に必ず中共が介在してくるということです。我々は断固として、こうした反日分子の策動を粉砕していかねばなりません」

 まだインターネットのない15年前の記事です。これが今だったら大スクープ記事となって、ネット上を飛び交ったことでしょう。朝日新聞は朝鮮人工作機関なのです。

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子育ての原点・野生動物に学ぶ

祝 こどもの日

子育ての原点・野生動物に学ぶ

 今朝は政治思想の話は晩に回して、純粋に子育ての話題を書いてみたいと思います。我が家ではもう子育ては終わりました。娘と息子も成人になっています。まだ二人とも大学で学んでいますが、一応は親の務めは終了です。
 
 現在、子育て中のお母さんなども、このブログを見ている人には多いと思います。「こどもの日」でもあるので、子育てについて書いてみることにします。―と言っても、私の家庭でもなく人間でもありません。動物の子育てについてです。

 福島市のお隣りには二本松市があります。この二本松市には東北サファリパークといって、野生動物を放し飼いにしている動物園があります。

http://www.tohoku-safaripark.co.jp/
 
 私はこの東北サファリパークの熊久保勅夫(ときお)社長には若い頃大変お世話になりました。一週間に一度くらいは必ずいつも遊びに行っていたものです。

 この熊久保社長は現在はサーキット場なども運営し大成功を納めていますが、丁度ライオンパークとしてオープンした頃に知り合いました。正確にはライオンパークを開園する前年の冬でした。

 日本の最北限でアフリカ・ライオンが外で越冬できるのか、その初めての冬の季節でした。ライオンは降り積もった雪原の中で元気に飛び回っており、何とも不思議な光景でした。

 その後サファリーパークとしてオープン。多くの野生動物を放し飼いにして育てました。その中で野生動物の子育てを体験してきたわけです。

 また、サファリパークには多くの子供連れのお客さんがやって来ます。現代の親子の姿を誰よりもよく観察していました。熊久保社長はそれらをまとめて「野生動物の母に学べ・子育ての原点」という本も出版されています。

 よく野生動物の子育ての話を聞いたものです。もう二十年も前になるので、忘れている部分もありました。その本に書かれてあることも紹介しながら進めていきます。

 ライオンの子育てですが、自然界の場合は出産は雌ライオンが一匹だけ群れから離れて行ない、子供が立って歩けるようになるまではメスだけで育てます。

 サファリパークでは大自然ほどの大きさはないので、雌は檻の中に入れ、そこで出産させます。雌ライオンと子供達は出産後3ヶ月ほどは群(プライド)からは離しておきます。

 その雌がその後群れに戻る時のことです。先ず最初に雄ライオンのもとに歩いて行く。もともとそのプライドにいた雌であることは3ヶ月離れていても分かるそうです。
 
 雄ライオンに近づいた雌は頬ずりをします。すると子供たちがちょろちょろとやって来て、近づいて顔見せをする。同じようにプライドのすべてのライオンにそのように接して行くといいます。
 その様な儀式が終わって初めてプライドの一員として認知され、そのライオンの共同体の中で暮らしていく。よく見ていると元気な暴れん坊もいれば、静かにしている子供もいる。

 熊久保社長が言うには、体力的な違いや性格の違いがあっても、ひとたびそのグループに入れば、分け隔てなく仲間が接するという、そこには百獣の王らしからぬ優しい思いやりがあり、それがプライドと呼ばれる群れの生活の基調である。

 そのプライドを観察して分かったことがある。それは子供同士のじゃれあいケンかでも必ず勝ち負けはある。その繰り返しが毎日のように行なわれる。
 
 これを見て次のように思ったそうです。人間にも勝ち負けはある。その繰り返しが人生である。要はその勝ち負けに慣れてしまえば良いのだと。
 野生動物はそれを繰り返し慣れることによって育っていく。

 ところが人間の子供は一回や二回でそれを止めてしまう。とことん親もやらせようとしない。勝負には必ず勝ち負けはつきものである。勝ったものは誇らしく、負けたものはその時は惨めだ。

 しかし、見ているとその一瞬の内に勝った者は油断したために、今度は負けてしまう。負けた者は次に勝つための努力の結果、今度は勝者となる。

 人間社会の子供もそうだし、そのような子育てが必要だと言うのです。毎日、何百組もやってくる親子は、母親が何につけても「これ駄目、あれ駄目」とばかり言っている。

 子供に挑戦させようとしない。何事もやらせなければ覚えないし、負けたり、失敗することから、次には成功するための努力の方法を必ず見つけ出す。

 その小さい頃からの経験がやがては大人になった時に、苦境から切り抜ける道を自分で探し出す。その訓練を小さな時からして、その精神力を習得する子供には自信が備わる。

 自信を持たせることが、自然界における動物の子育ての原点であると言います。

 この熊久保社長は東北では所得番付で1位になったほどで、福島県ではいつも上位につけている常連です。この企業家としての成功の秘訣を、人との付き合いだと私に常々教えてくれました。

 仕事をする上で最も大切なのは、その人間を知るということである。それは机の前で座っていて本を暗記していても分からない。何かを判断する時に、そのような勉学だけでは役立たない。

 社会に出ればお金が必要になる時もある。その時に「孔子はこういっている、トルストイはこういっている」と言ったって、それで回りの人は感心するが、目的には何ら役立たない。

 ない時は、ある人のところに行って借りなければならない。その時に重要になるのが、ものの言い方、頭の下げ方であり、それを知らなかったら社会では何もできない。

 この人付き合いこそ、幼児の時から学ばなければ備わらない。それが社長の教えでした。人付き合いとは呼吸のようなものであり、心の持ち方である。心の技術(わざ)と言っても良い。

 よく、あうんの呼吸という言葉がありますが、このタイミングよく相手の心に取り入る技法こそ、幼い時に同年代の子供と遊ばせることによって会得出来るものであるというのです。

 だから子供を勉強付けにして遊ばせなければ、人付き合いの出来ない子供に育ってしまう。遊びこそが最善の教えであり、勿論、最初は親も一緒に遊びに付き合って、そのルールを教えるべきだというわけです。

 ライオンの社会がまさしくそうなのです。子供は徹底的に遊ぶ。かみ合ったり、のしかかったり、押し倒したり、肉食獣はその動作の一つ一つが捕獲につながる。

 良く見ていると親がたまにきて、身を低くして、パット跳びかかる。抑え込む姿勢をして見せるそうです。子供はそれを遊びの中に取り入れていく。親が教えなければならないわけです。

 親ライオンにじゃれて、子供がまともに噛んだりした時には、子供であっても猛然と襲いかかり抑え込んで子供に噛み付く、それは激しいが傷つくほどではないそうです。

 最後に私の意見としては、私も子供の頃、よく遊んだ記憶があります。石蹴りやかくれんぼ、毎日のように神社で遊びました。

 しかし、そのような光景を今、目にすることはありません。私の実家の近くは宅地化が進み、子供の数は増えているのですが、遊んでいる子供を見かけない。

 仲間と遊ぶことをしなくなった子供たちの将来、日本の未来はどうなってしまうのでしょう。そのことが一番の気掛かりでもあります。私の知らない所で遊んでいるのであれば、心配ないのですが…。

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2007年05月04日

左翼の嘘・平和憲法があったから平和

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平和憲法の守護者・左翼の偽善性

 軍事力で守られてきた「平和」

  共産党の志位委員長と社民党の福島党首は、東京・日比谷公会堂で開かれた護憲市民団体の集会に出席した。志位氏は、改憲の動きについて、「目的は米国と肩を並べて戦争をすることだ」と批判した。社民党の福島党首も「変わるべきは憲法ではなく一部の政治家だ」と護憲を訴えた。

  これは昨日の憲法記念日における共産党と社民党の党首のことに触れた読売新聞社のニュースですが、朝日新聞によれば福島瑞穂党首は「平和憲法があったから、日本は戦争に巻き込まれないですんだ、一人も死なないですんだ」と語ったという。

 またかと思いましたが、憲法問題を全然取上げない訳にも行かないので、この福島社民党党首の「平和憲法論」を取上げて、批判を加えることにします。

 日本が冷戦時代、戦争に巻き込まれなかったのは、米ソ分割支配統治という世界情勢の中で、明確に日本が米国の支配地域に入っていたからで、憲法とは何の関係もありません。

 ヨーロッパも米ソによって鉄のカーテンで仕切られていたが故に平和でした。お互いの縄張りがはっきりしていた場所では戦争が起きなかったに過ぎません。支配地域が曖昧な地域で戦争が起きたのです。

 冷戦崩壊後、世界で民族紛争が多発しましたが、これはイデオロギーの重石が取れ、各民族が自立への動きを見せ始めたために起こりました。またこのような地域では民主主義体制が整わず、武力による解決が優先されてしまいました。

 つまり、福島瑞穂党首が言うような平和憲法云々とは全く別次元の話なのです。本人も分かっていながら、そのような憲法擁護発言を繰り返していると私は思います。

 わが国の憲法では諸国民の公正と信義に信頼し、武力を放棄したとありますが、一体この諸国民とはどの国を指すのでしょうか。共産中国、北朝鮮、韓国、ロシアですか?

 いずれの国も公正とか信義を重んじるような国家でないことは、もう多くの国民が見抜いています。特に北朝鮮のように断固として軍事を優先する国家が存在する以上、この武力を放棄したということは、奴隷になることを意味しています。

 つまり、米国が英文で書いたこの占領憲法は、その大前提中の大前提が崩れてしまっています。自分が平和を願っていれば、それで平和な社会が守れるなどというのは、愚かな考えなのです。

 社民党などは、相手が攻めてくる筈がないと言い、また攻めてきても戦わないで降伏すると語ってきました。それはそうでしょう、彼らはその侵略者の手先となって、この日本の支配を企んでいるのですから。

 平和主義とは理想主義ではありません。それは敗北主義です。戦わずして負けるのも敗北主義です。第一次湾岸戦争の時、日本はこの憲法が足枷となって、多国籍軍への参加を断りました。

 その結果として日本はサウジアラビア、クェートに次ぐ、90億ドルの戦費を負担したのです。戦争終結後クェートは米国や西欧で多国籍軍に参加した30ヶ国への謝礼文を載せた広告を大きく出しました。

 当然のそこには日本の名前がありませんでした。90億ドルもの戦費を負担しても戦闘行為に参加しなかったということで、のけ者にされてしまったのです。(実際には120億ドルまでに増え全体の25%を負担したとの説もあります。)

 クェートの平和は憲法で守られた訳ではありません。戦争に参加した30ヵ国の軍事力によって平和は守られたのです。これを認めないというのは、これは明らかに偽善に過ぎません。

 日本の国内だけで言っている分には誰も文句は言わないでしょう。しかし、ではその多国籍軍に参加した世界の30ヶ国の国民に対して、平和を守るのは軍事力はいらないーと果たして言えるでしょうか。

 日本共産党もいつも同じようなことを言っています。憲法を改正するとすぐにでも戦争になるようなことを煽っています。憲法が改正されなくとも、北朝鮮が暴発すれば日米は戦争をせざるを得ません。

 また、中共が台湾に侵攻すれば、米国が黙っておらず日本だけが安泰などという事はあり得ません。米国と肩を並べて戦争をすることが目的ではなく、北朝鮮の暴発を止め、中共の台湾侵攻の野望を阻止するためなのです。

 これまで社民党や共産党は革新勢力と呼ばれ、また護憲勢力などとも言われてきましたが、この政党が存在する限り、このような虚妄な論議が続きます。

 もう本当にいい加減にしてくれ!です。国民がこの偽善的政党を見離す日もそう遠くはないでしょう。この両党は愛国心や民族精神とは無縁な政党です。

 ナショナリズムが全く感じられない左翼政党が、消滅していくのもまた歴史の大きな流れです。その引導を渡すのが夏の参院選挙であると思います。憲法を弄び守護者面する偽善者に鉄槌を落とさねばなりません。

 今日は「みどりの日」で祝日でした。すっかり忘れていました。家に戻ってから気がついて日の丸を掲げました。<これじゃ、いかん>ーと反省してます。でも、緑に包まれた自然の中で、毎日過ごしているので健康そのものです。

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