朝日新聞社説
日韓の妥協 まずはホッとした 4月23日
盧武鉉大統領 原則一本やりの危うさ 4月26日
ホッとしたのも束の間で、まさか3日後にまた同じような記事を書かねばならなくなるとは、さすがの朝日新聞の社説担当記者も思いもよらなかっただろう。
朝日も「日露戦争は韓国への侵略戦争だった」には衝撃を受けたのではないか。社説では一切触れられていない。どう書いて良いのか、正直思いつかなかったのだろう。
この妄言は申し訳なさそうに事実だけを2面の片隅に載せただけだった。勿論、論評も一切ない。常日頃より「近隣外交の必要性」を執拗にに書いているのだから、韓国大統領のこの言葉は詳しく全文伝えて欲しかった。
それが「ジャーナリスト宣言」している朝日新聞社としての使命ではなかったのか。日本国民は韓国大統領の「歴史認識」を知る権利があるし、朝日新聞がそれにどのような見解であるのかも是非知りたかったからだ。
今日の朝日新聞でも一切触れられていない。産経新聞は一面の「産経抄」の中で触れていた。
「居丈高に言辞を弄し、正義もどきに酔うのは『人生の一大事』である。韓国の盧武鉉大統領のことだ」「お国では『快事』でも、日本には『珍事』でしかない」と皮肉の効いた文章が並んだ。
沈黙する朝日新聞社だが、社説を見ていくことにしよう。「まずはホッとした」の23日付からいこう。
「それにしても、どうしてここまで緊迫してしまうのか」
この疑問に朝日新聞も気がついたであろう。韓国大統領は妄言を弄してまで自国民への民族主義を煽っているのである。日本の海洋調査を「侵略の歴史を思い起こさせる挑発行為」と言い切って、今後、如何なる妥協もしない―と断じた。
この発言を韓国国内に向けたものであり、無視すべきとの論説も見かけるが、お隣の国が日本に対する「反日ナショナリズム」を声高に叫んでいる時に、これを無視するほど日本人は寛容であらねばならないのか?
そう思うなら、先ずその根拠を示さなければならない。「冷静に」「大人の対応を」「見守って」などなど…。何故、日本側は言い返すことが出来ないのか。
「日韓の間に横たわる過去をめぐる溝の深さをあらためて思わないではいられない」
この文章はどう見ても韓国側に同情しているような書き方である。過去と現在進行形の事柄をいい加減に切り離して考えるようにしたらどうなのか。何でも過去の歴史に結びつけ、日本悪玉論の展開には正直言ってうんざりである。
朝日も妥協した時点においても、これで解決したとはとても思えなかったのだろう。だから次のような記事も同時に書いていた。これは外務省や中川政調会長よりは判断能力があったということかも知れない。
「これでは国家指導者が先頭に立って民族感情を煽っているようではないか、問題の解決には何の役にも立たない」
この何の役にも立たない―と朝日が書いた3日後に、更にヒートアップした民族感情を煽る発言が「特別談話」として発せられた。さすがに朝日も呆れ果てたのではないか。
だからこそ「原則一本やりの危うさ」と社説で取り上げたのだろう。ところが徹底的に批判すると思いきや、まるで逆に日本が批判されて当然のような書き方が随所に見られる。
「過去、日本は朝鮮半島を植民地にして多大の迷惑をかけた。そのことは真摯に反省しなくてはならない。侵略戦争の責任者をまつる靖国神社に首相が参拝するのは理が通らない。そうした点について、私たちは社説でこれまで何回も訴えてきた」
こんな社説を書いているから、朝日新聞社は「反日・侮日」の代表だと国民から思われるのだ。日本が韓国を併合しなかったら、韓国の運命はどうだったのか。今度そのことに是非言及した記事を書いて頂きたいものである。
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