2006年04月24日

[新連載]新戦略を求めて!

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 今朝の投稿で書いたように朝日新聞社の「新戦略を求めて」の冒頭の書き出しは、「ベルリンの壁」崩壊であり、「あれから16年半が過ぎた」であった。私の脳裏によぎったものは、新世紀を前にして世紀末に起きた大きな社会変動の嵐であった。

 1990年、世紀末まで後10年を残す年となったこの10月に統一ドイツは誕生した。それは21世紀を前にした我々人類に大きな希望をもたらすものとなった。非人道的な抑圧体制が自由の旗の前に敗れ去ったのだった。

 なぜ、あれほどまでに世界中に吹き荒れた共産主義の強風が、やがて微風となり終息したのか―。鉄壁と見えた共産主義国家が、どうして脆くも崩れ去ったのか―。

 実はこれほどの大きな歴史的な事件であったにも関わらず、その事があまりにも触れられて来なかった。マスコミ、評論家、進歩的文化人など左翼はそのことに触れることを恐れ逃げてきた。

 今度はしっかりと、そのことに言及しなければならない。何故ならば、この東アジアにおいては共産主義がまだ大手を振って徘徊しているからだ。西欧社会において自滅した共産主義が東洋においては、国民大衆を搾取しながら何故生き続けることが可能なのか?

 そのことに触れる前に、先ず何故、西欧社会における共産主義が自滅したのか?そのことの検証を行ないたいと思います。今日は「ベルリンの壁」崩壊から一年後、統一ドイツが誕生した時の私の喜びの言葉を記させて頂きます。

 永年、自分の気持ちの中に覆いかぶさっていた共産主義が、これでこの世から消えるのではないか―。その喜びに満ち溢れていた時でした。しかし、実際には共産主義はしぶとく生き残り、今、再び人類に襲いかからんとしています。

祝!! 統一ドイツ誕生

 一九八九年十一月九日、二十八年にわたり、ドイツ分断の象徴・東西冷戦の最前線として屹立してきた「ベルリンの壁」は、ドイツ民族の統一に懸ける意志の前に呆気なくも崩壊した。
 それから僅か一年足らずで�狹�一�瓩箸いΠ龍箸鮹�成しようとは、たとえそれを許す国際環境の醸成があったからとはいえ、誇り高きドイツ国民の偉大さに、改めて敬意の念を表するものである。
 統一ドイツへの脚本兼演出、さらには主役までをも務めたヘルムート・コールは、類まれな現実感覚と米ソを向うに回した周到な政治工作で、確かな勝算を胸に秘めていただろうことは想像に難くない。コールは、その大柄な体躯と相まって、�爛咼好泪襯�の再来�瓩箸泙脳了燭気譟△發辰僂蕕壁照修世�、むべなるかな、彼の名は世界史の一頁に刻み込まれることを疑う余地はない。
 ところで、統一ドイツの誕生は、ただ単にEC圏内に最大の人口を擁する、最強の経済大国の出現を意味するのみならず、欧州大陸の勢力図を一変させることはもちろん、今後の世界情勢に、ただならぬ影響を与えずにはおかない。そもそもドイツは何故、分断国家としての悲劇を噛み締めねばならなかったのか。巷間、述べられてきた通説では、第二次世界大戦後の冷戦構造にその因を帰し、極東は朝鮮半島と同様、米
ソという二大強国の勢力均衝により、一民族二国家の形式をとらざるを得なかった事情をことさら強調することで、ドイツは�猜�断�瓩気譴佑个覆蕕覆�ったという真の理由を隠蔽する役割を果たしてきた。つまり、戦勝四ヶ国(米・ソ・英・仏)にとって、国土面積三十五万七千五十��2 を有す欧州一の強国の存在は、決して認めてはならなかったという、彼らの恐怖心と国家戦略とを。(平成2年11月1日)
 
 この文はかなり長文なので、ここではこれ位で終わりにしておきます。左翼が衝撃を受けた「ベルリンの壁」の崩壊、そして同じ現象を見て歓喜にむせった極右活動家―。当然この立場の違いが、後の21世紀にかけた世界情勢の分析と判断に大きな相違となってくるのは当然でしょう。

 朝日新聞社の「新戦略を求めて」と「極右評論」の「新戦略を求めて」を読み比べて、真の日本の国益と安全はどうあるべきかを考えて頂きたいものです。

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Posted by the_radical_right at 17:58│ mixiチェック │日本の新戦略 
この記事へのコメント
1
 
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Posted by !!必見!! at 2006年04月25日 16:41
小学生の時は本能の赴くまま勢いで生きてました(^_^;)
ベルリンの壁のコトを初めてビデオで見たのは高校の時に歴史か公民の授業の時だったと思います。
その時の先生は自虐史観を押し付けることもなく、考える力を教えてくれた今思えばとても素晴らしい先生でした。
その先生のお陰で今も歴史、政治好きなのだと思います。
もし日本=絶対悪という歪んだ歴史を教わっていたら歴史好きにはならなかったでしょうね。
Posted by 農民 at 2006年04月25日 09:44
じろ吉さんへ
対馬の現状は私も憂慮しています。情報感謝いたします。
怒る小市民さんへ
何せ今から16年も前に起きたことです。私も資料を引っ張り出して勉強し直しています。共に頑張りましょう。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年04月25日 08:29
怒る小市民さんへ
ベルリンの壁の崩壊やソビエトの消滅で、共産主義は地上から姿を消すかと思いきや、何と今度は日本に対して大きな禍をもたらそうとしています。私の人生は共産主義との戦いであると思い、そのために今後の人生を費やす覚悟です。いつもありがとう御座います。感謝致しております。
農民さんへ
>ベルリンの壁にハンマーが降り下ろされる場面は抑圧された人間が力強くその身を縛る鎖を引きちぎる、そんな強烈な印象を受けます。
小学生の頃にそのように感じられたとしたら、とても感性が豊かな方ですね。共産主義との戦いは抑圧思想からの開放を目指す、人類普遍の戦いです。これからもよろしくお願いします。また農業日記も書きます、その時は日本のあるべき農業の姿も共に論じましょう。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年04月25日 08:26
gold digger さんへ
「国家の品格」という本がいかに優れた本であるか、私は余り書評とかは書けない人間ですが、紹介したいと思う願望を抑えきれずに先日紹介しました。かなり多くの方が読まれ、ご自分で感ずるところがおありになったものと思います。あなたの感性と覚悟について、私がとやかく言うべきことは何もありません。ただ一つだけあなたに私の言葉を送りたい。
それはあなたが持つ純真さ、そのナイーブさこそ、活動家や社会運動家が絶対に持たなければならないものです。私はそう信じて生きてきました。
その純真さを忘れない限り、国家はあなたを温かく迎えてくれるでしょう。人間は休みも時には必要になります。純真さがあるからこそ、本に感動し国家の行く末に心を曇らせることもあります。共に戦いましょう。またあなたが我々のこのインターネットと言う戦場に舞い戻られる日が来る事を楽しみにお待ち申しあげます。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年04月25日 08:20
上記の投稿文の於いて東ドイツの崩壊が、あたかもソビエトの消滅により現出せしめたような記述となっておりますが、実際には東ドイツの崩壊が先でした。記憶違い失礼致しました。80年代後半〜90年代初頭にかけ、国際社会、分けても東側諸国における怒涛の如き変化は顕著であるが故、数々の出来事が相前後し記憶も曖昧になっております。度々の訂正ご容赦を。
Posted by 怒る小市民 at 2006年04月25日 07:38
瀬戸様。はじめまして。いつもブログを楽しみにしております。
ちょっとおじゃま書き込みです。
本来、竹島、対馬について触れられているコメント蘭にすべきです
が、一人でも多くの方にご覧になってほしいので。

関西の方で放送されたムーブという番組で韓国人に荒らされた対馬
の惨状が放送されました。
以下、mumurさんのブログ先のURLから動画を落とせます。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50470227.html
Posted by じろ吉 at 2006年04月25日 00:55
ドイツ統一の時、僕はまだ小学校のガキでしたね。
でも、その当時の映像を見ると弾けんばかりのエネルギーを感じますね。
ベルリンの壁にハンマーが降り下ろされる場面は抑圧された人間が力強くその身を縛る鎖を引きちぎる、そんな強烈な印象を受けます。
あの時代をリアルタイムで見ることができなかったのでこれからの連載を楽しみにしています。
ちなみに僕はエリートではないですが嫁と子供の為なら死ぬ覚悟があります。
Posted by 農民 at 2006年04月24日 20:33
瀬戸さん、お弟子さんこんにちは。
21世紀の現在より顧みるに、東ドイツ共産主義体制の瓦解と、その象徴として語られるベルリンの壁崩壊は、東側陣営の雄、ソビエト連邦の消滅に連鎖して発生したものです。当時のソビエト共産党指導者、ミハイル・ゴルバチョフ書記長の打ち出したペレストロイカ政策によって、西側陣営との融和路線に反発した守旧派がクーデターを起こし、長年の抑圧を強いられてきた民衆の怒りが、これを頓挫させた。結果、ソビエト連邦を構成するウクライナやカザフなどが相次いで独立を果たし、その余波は東側陣営を構成する国々へも波及していきました。平等を謳いながら貴族化した特権階級が国を牛耳り、民衆を恐怖によって支配した共産主義の滅亡は、歴史の必然だったのやも知れません。しかし未だに必然に逆らい、党幹部が権益を貪る国々がある。世界平和の第一歩は、この悪しき全体主義の根絶より始まると、思いを致すところです。
Posted by 怒る小市民 at 2006年04月24日 20:29
瀬戸さんこんばんわ。

今回はある種の覚悟を持ってコメントを書き込みさせていただきます。
本記事とは関係ないのですが「国家の品格」を読みました。その中に「真のエリートとはいざというときに命を捨てる」と書いてありました。

これを読み社会的視線を集めるコメント欄に「命を捨てる覚悟」が十分に備わっていない自分が書き込みをしていたことを恥じるようなりました。自分には精進が足りない。そして政治に関係するブログへ参加することは許されないと思ったのです。「命を捨てる覚悟」がない人間に「啓発」「戦う」などといった発言が許されるわけはないのです。

意味不明の文脈に取られるかもしれませんが、このような決意の下、これ以上コメントは送りません。送ることができません。一言、このコメントをもって挨拶とさせてください。いつか、戻ってこられる人間になるよう精進を続けていきたいと思います。
Posted by gold digger at 2006年04月24日 19:04