北朝鮮・日本人全員帰還の衝撃
受け入れ態勢の準備に着手すべきだ。
今回日本と北朝鮮が合意したとされる日朝合意とは、北朝鮮にいる全ての日本人とされる。ここでもう一度それを挙げておきます。
★政府が認定した拉致被害者。
★民間調査団体が北朝鮮に拉致された可能性が高いとした特定失踪者。
★在日朝鮮人の妻として自らの意思で北朝鮮に向かった日本人妻。
★戦前朝鮮半島に住んでいて、混乱の中で引き上げて来れなかった人。
これらの日本人が日本人同士で結婚して生活しているケースは拉致被害者家族くらいなもので、他の殆どのケースは朝鮮人と結婚して暮らしていると思われます。中国本土に取り残された残留孤児日本人がそうでしたが、親の片方が日本人の場合、戸籍上は日本人となるので、その対象者は1万人を越えると言われる。
衝撃的な北朝鮮の内部情報が伝わりだした。
☆既に日本人とその家族の調査を始めており、帰国の意思の確認を取り始めている。
☆帰国に向けて日本語の学習も始めた。
☆政治犯収容所で「日本人捜し」が始まった。
この最後の政治犯収容所でも日本人捜しを始めたとのニュースには非常に驚きました。一度政治犯として収容されれば、その家族全員が対象となり、所内には3世・4世が存在すると言われ、所内に出ることは一生できない。その数は北朝鮮国内で4箇所確認され、収監者は20万人以上とされる。
これは何を意味するかと言えば、北朝鮮に取って都合の悪い人達まで含めて帰国させると決めたとも考えられる。これまでの北朝鮮からの帰還者は北朝鮮の指導部に取って都合のいいことしか喋らない、いわば模範的な人物に限られた。
それを今回は帰国すれば明らかに北朝鮮の生活を強く批判する可能性の高い、政治犯収容所で生活する人までを帰還させる可能性を示唆するものであり、正直これを予想した日本政府関係者や北朝鮮問題に詳しい人物はいなかった。
つまりは全く予想外のことが、今後急展開して行く可能性が高く、この問題に関して国内世論の動向を見守る必要がある。ただ、私見を言わせて頂くならば全員の帰還には反対しない。いや反対出来ない理由がある。日本の国籍法に照らせば、父と母のどちらかが日本人であればその子供は日本国籍を有することになります。
この国籍法は血統主義を採用しているからであり、父母のいずれも日本人でなくとも日本で生まれれば日本人という出生地主義は採用していない。日本国で生まれたのでないから、日本国民ではないという論理は通用しません。
この血統主義とは奈良時代からの伝統と説く人もいますし、この国籍法を変えることは非常に困難というか、事実上出来ないと考えます。よって、北朝鮮が全ての日本人を帰還させると言って来た場合、これに応じることになります。
その時に備えやらねばならないことがあります。中国人残留孤児の子孫や南米に移住した日本人の子孫で日本が受け入れた人々のことで、考えなければ行けないことがある。それは一部の人達が犯罪組織を作ったり、その独自の生活慣習で日本人社会とのトラブルがあることです。
そのような失敗を繰り返してはいけない。彼らをどのように受け入れるかに関しては国民のコンセンサスが絶対に必要となります。日本社会に新たな差別的階層を作り出しても行けない。日本人として受け入れる以上、朝鮮人の血が入っていようが、それは関係ないことは肝に銘ずるべきことです。
さて、一万人もの日本人がいるとされていますが、そのデーターを日本は持っていない。「日本人の祖父母から生まれた」と言われても調べようがないのが実態ではないか?中国残留孤児や日系南米人の場合、日本人の血統を全く持たない人まで混ざっていたとの疑いもある。
そこで帰国者の身元確認にはDNA鑑定は欠かせないと思う。日本人の遺伝子は分かるそうなので、それを鑑定すべきです。又帰国者をそのまま社会に放りだすことも出来ないでしょう。既に長い歳月が過ぎ去っており、日本に親族がいないケースも考えられます。
また日本人妻の場合、周りの反対を押し切って朝鮮半島に渡った日本人妻も多いそうで、家族とは絶縁状態にあるとも考えられる。年老いた人だけの帰国もあるでしょう。この場合の生活をどのように支えて行くのか?
今後の課題は余りにも大きい。北朝鮮の真意はまだ分からない。もし、指導部が本気で日本人全員の帰還を考えているのであれば、その準備を早急に日本側も始めなければならないでしょう。
在日朝鮮人の特別永住制度の廃止も含めて、国内の朝鮮人問題をこれを機に解決して行くという視野もあって言いと思います。当の朝鮮総連はこの問題で今後何を語るのか?或いは今後の日本社会への影響はどうなるのか。
その辺りを含めて今後日本側と朝鮮人側とで話をする民間人レベルの協議機関の設置や、又この問題で先鋭的に衝突してきた政治思想に係わって来た人達の話し合いの機会もあって良いと考えます。
実は私はもう6・7年も前になりますが、一切表に出さないという条件で愛知県名古屋において、朝鮮総連の3名の幹部とこちら側3名で会談したことがありました。かなり激しい言い争いになった記憶があります。
そこで二つだけ確認が取れたことがあった。
1、北朝鮮に忠誠を誓う総連に集う朝鮮人は日本国への政治参加を求めていない。つまり、外国人参政権はいらない。
2、所謂通名を名乗っていない。通名制度を必要としない。
以上の2点を当時朝鮮総連の幹部から直接聞いた。
彼らは韓国人と違い、自分の祖国に誇りを持っているので・・・との理由であった。
今回の問題で私と討論したい朝鮮人の方がいたら、申しいれて下さい。公開、非公開に係わらず話し合いに応じて、今後の北朝鮮と日本の将来に関して論じて見たい。
私は共産主義を嫌っています。この地上から消し去るべきイデオロギーと信じていますし、その考えにはいささかの迷いもない。しかし、現実の中で隣に存在する以上、無視できないことも確かだと最近思うようになった。
中韓反日同盟に対抗する戦略としての北朝鮮の存在意義は認めたい。言い尽くされた言葉ではあるが「敵の敵は味方」は何時の時代でも重みのある言葉であると思います。












