2006年08月29日

国民保護法案は北朝鮮戦争準備法案である!

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国民保護法案を戦争準備法案へと改めよ!

緊張感なき祖国の現状に危機感を覚える!

 北朝鮮のスパイ工作員が韓国内で逮捕されたと伝えられたのは今月21日のことでした。朝鮮労働党に所属するチョン・ギョンハクという人物ですが、供述によれば「戦時の正確な攻撃のため、座標や建物の構造を確認する目的で」蔚珍原子力発電所(原発)や天安空軍レーダー基地などを望遠レンズで撮影したという。

 実はこれは先の北朝鮮のミサイル発射時においても、脱北者がテレビで語っていたことと一致する。北のミサイルは性能が高いとは言えない。そこでこのような工作員の出番となる。

 事前に潜入した工作員が、ミサイルの誘導装置を化学コンビナートや原子力発電所に設置する。ミサイルはこれを関知して正確に目標物を破壊することが可能となる。

 現在、北朝鮮はミサイルに搭載できるだけの核弾頭の小型化には成功していないと言われる。しかし、確実に原子力発電所を破壊することが出来れば、核弾頭を撃ち込んだと同じような打撃を与えることが可能となる。

 今回の事件は韓国をターゲットにしたもので、日本は関係ないと考える人がいるようなら、あまりにも危険であり極楽島のアホウドリと言われても反論できないだろう。

 北朝鮮内部に何らかの混乱が起きて、軍部が独走し戦争に突入となれば、先ず彼らが狙うのは韓国ではなく日本である。それは100%の確率で断言できよう。

 このような事態を想定して北の工作員が韓国で訓練していたとしても何ら不思議ではない。また、スパイ天国の日本においても既に行なわれているやも知れない。

 忍び寄る戦争の影に、日本のマスメディアは極めて鈍感である。何故にそうなのかは、ここでは述べない。今日はその対策が遅れ馳せながら始まっていることをお伝えしましょう。

 大新聞は大きく取り上げていないが、政府は25日、国民保護法に基づき、石油コンビナートへのテロ攻撃を想定した実動訓練を北海道で実施したことを発表した。

 これは昨年11月に福井県の原子力発電所への攻撃を想定して行なった日本で初めての訓練に次いで二回目となる。前回もそうだと思うが、今回も住民は参加していない。

 しかも、実動訓練は隔年で行なっている石油コンビナートの防災訓練の一環として行なわれた。北海道庁、道警、消防署、海上保安本部、自衛隊などが参加した。

 しかし、肝心の住民が参加しなければ、避難誘導や救援訓練も出来ない。テロが行なわれ石油タンクが炎上した時、周辺住民をいかに早く安全な場所に移動できるかが問われているというのに。

 これは日本がまだまだ危機意識を持っていない証左でもある。住民を動員することに躊躇いを感じている。左派系団体なども猛反発するだろう。しかし、現実を見据えなければならない。

 既に北朝鮮は日本に対するミサイル攻撃を準備段階から、実戦段階へと格上げしている。それがあの7発もの日本海に向けたミサイル発射ではなかったのか。

 私の地元・福島県の浜通り一帯は、日本でも最大の原発地帯でもある。テロの有事に備えて県がまとめた国民保護計画が全市町村に伝達されたのは今年6月10日であった。

 弾道ミサイルやゲリラ、特殊部隊などの4つの攻撃パターンを想定し、それぞれのケースで避難場所や避難ルート、市町村職員や警察・消防職員の役割を具体的に示す内容となっている。

 攻撃パターンは実に具体的だ。
 「弾道ミサイル」「ゲリラ特殊部隊」「航空機からの上陸侵攻」「航空攻撃」の4つの攻撃パターンへの対処法が書かれてある。

 生物兵器を搭載した弾道ミサイル攻撃の際には、細菌の侵入を遮断する堅固な建物に分散して逃げ込むことを明記。ゲリラの攻撃や上空からのパラシュート部隊からの侵攻に関しては、相手方の戦力を一定エリアに封じ込めるため、そのエリアから素早く避難させることが書かれてある。

 また、航空機による攻撃には屋内に留まり、危険性を軽減させる必要性が盛り込まれている。原発地帯においては、放射能の測定やその手順、被爆低減のために服用するヨウ素剤の確保やその配布方法を記載している。

 これは何も福島県だけでなく、今全国の自治体で始まった。国民保護法が施行されたことで「国民保護計画」の策定を急いでいるわけだが、当の国民が緊張感を持っていない。

 国民保護法などという漠然とした名称がその理由であろう。ここは北朝鮮戦争準備法案と名前を変えるべきである。

忍び寄る北朝鮮の国家破綻、

迫り来る日朝戦争の危機に備え、

戦争準備(国民保護)法案に

基
づく訓練を強化せよ!

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Posted by the_radical_right at 08:32 │ mixiチェック │特定アジア(北朝鮮) 

2006年08月28日

加藤氏、放火事件と投石事件の奇妙な符合

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シリーズ・加藤紘一研究 ��

検証共和・リクルート、巨額脱税事件!

私設秘書と裏社会! 北朝鮮の利権と闇!

 先ずは朝日新聞社の電波男こと若宮啓文(論説主幹)の今日の朝日新聞の記事から始めることにしましょう。『風考計』という署名入りの記事の中で、加藤紘一氏宅への放火事件について述べている。

「加藤氏は近年、靖国神社のありようを鋭く批判してきた。日中関係の大切さを唱え、小泉首相の参拝にも反対の論を張ってきた。新たな国立追悼施設の建設を提唱した議員たちの中心メンバーでもある」

「それが、よりによって8月15日に火を放たれたのだ。一連の言動に向けられたテロというしかない。その後も党内にアジア重視の研究会を作るなど、くじけぬ姿勢を見せる加藤氏だが・・・・・・」

 確かに若宮氏の言う「一連の言動に向けられたテロというしかない」との考えには異論はない。しかし、当の加藤紘一氏はどうなのであろうか?

 彼はこの放火事件後、警察が右翼団体の構成員であるとして、その東京の事務所を家宅捜索しているにも係わらず「精神が不安定な状態にあった方かも知れず、ここで私があれこれ言うべきではない」と、この犯人が思想的背景から放火したということを認めていない。

 多くの国民が朝日新聞社の若宮氏と同じように考えているのに、このご本人の慎重な対応は不思議である。確かに犯人は口に火傷を負い、話が出来ないのであれば、推論で語るのは間違いかも知れない。

 加藤氏はあくまでも自分の靖国発言や中国寄りの姿勢に対して引き起こされた政治的テロとは認めたくないのかも知れない。だからこそ、このような右翼の政治テロとは戦うという言葉は聞かれない。

 そこで若宮主幹は「右翼のテロと戦わなくてよいのだろうか」とボルテージをあげる。
 「こうして靖国参拝について、異議を唱えにくい空気ができていく。それがテロの狙いなのだ」となる。

 これは少々オーバー過ぎるのではないか。確かに「小泉首相にせよ、内閣スポークスマンの安倍官房長官にせよ、事件に憤る言葉も、取締りを強化する言葉も、国民に向けて一言も発しなかった」

 そう批判して次のような事実も明らかにしている。

「あれから、10日余、加藤氏のもとに見舞いや激励の言葉は来ないというからから驚きだ」

 若宮主幹は小泉首相や安倍官房長官が「放火へ沈黙」したから、「加藤紘一氏に見舞いや激励の言葉がない」としているが、これは違うでしょう。加藤氏が右翼の政治テロを糾弾しても、自分に同情が集まらないと先刻承知なので、加藤氏は多くを語らないだけだろう。

私は加藤氏の地元における取材で

興味ある事件の記録を見つけた―!

 2000年頃にポスト森首相の最右翼と目されていた頃のことだ。加藤紘一氏の実家に石が投げつけられ、窓ガラスが割られる事件が起きていた。

 この事件は平成12年9月7日午前1時50分から同3時半にかけて発生した。事件は3ヶ所で起きた。一つは鶴岡市大東町の加藤紘一後援会事務所(精三会館)と棟続きの加藤代議士の実家。

 街路に面した2階建ての会館では、東側の玄関サッシ戸と南側1、2階のガラス合せて9枚、同じく母屋の南側の玄関ガラス戸と1、2階の窓ガラス8枚の計17枚が割られた。

 後の2ヶ所は当時の鶴岡市長の自宅と自民党の『鶴岡自由会館』であった。この会館の駐車場の車が破壊されたが、これは普段は加藤紘一事務所に止めてあったものだった。単なる悪戯ではなく、政治的な意図がある「器物損壊事件」として捜査された。

 そして、それから4日後にある人物が鶴岡署に出頭し「私が、加藤代議士の家と市長宅に石を投げました」と犯行を告げたのである。この自供に基づいてこの男は逮捕された。

 事件については大きく報道されており、その背景に市民は関心を持っていた。当時、石が投げつけられた3日前には鶴岡市立新庄内病院の入札があり、その入札をめぐって政治家の利権の噂が流れていた。

 当然のことながら、その入札に絡む利権が、この事件の背景にはあると誰しもが思ったのである。ところがである―。この男は意外にも「不起訴処分」となって釈放された。

 支離滅裂なことを言うので精神鑑定を受けさせたら、この男は心神喪失で精神が不安定で、責任能力がないと判断されたのである。しかし、当時地元でこれをまともに信じる人は少なかった。

 公共工事に絡む利権とその背後にある犯罪性を暴かれるのを恐れた被害者側(或いは落札会社)が、犯人とその背後で動いた勢力と闇取引をして、事件を精神病患者によるものと処理することで決着を図ったとの噂が流れたのである。

 果して、その出頭した男が犯人だったのか―。6年も前のことで真相は分からない。単なる噂に過ぎないし証拠もない。しかし、どうも今回、加藤紘一先生が犯人を「精神が不安定な人ではないか…」と言っていることと奇妙に符合する。私にはこちらの方が気になるし、余程不気味であると思った。

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Posted by the_radical_right at 18:41 │ mixiチェック │政治・官僚・企業腐敗 

2006年08月27日

『新アジア主義』と決別せよ!

『新アジア主義』と決別できるのか

 Doronpaの独り言 という方のブログがある。私などがこの『極右評論』を始める前からおやりになっていた。私はあまり知らないが、ブームとなった「嫌韓流」の火付け役となった方と思う。

 この方が8月25日に投稿された「アジア主義との決別」という文について考えてみました。戦前においてアジア主義を標榜し行動したのは右翼であった。アジア主義や大アジア主義は右翼の専売特許だったとも言える。

 戦後においても伝統的な右翼はアジア主義を掲げている。前にも書いたが、私は「外国人犯罪」問題を追及し始めた頃からアジア主義と決別しました。中国人や韓国人、あるいはイラン人の国外追放を訴えた時に、それまでの右翼の仲間から思わぬ反発を受けたからです。

 その反発とは日本の右翼・民族派運動とは「西欧の植民地主義への戦いであり、アジアの人達とは仲良くすべきであり、凶悪犯なら仕方がないが、不法滞在・不法就労外国人まで追放するのは間違いである」との批判でした。

 伝統的な国粋右翼の思想的な支柱はナショナリズムとアジア主義です。ナショナリズムとは祖国日本とある意味で同義語として取り扱われます。―であるなら、このナショナリズムが属する祖国日本を、危機の中に陥れる可能性があるアジア主義を右翼陣営も見直さねばならないでしょう。

 戦前のアジア主義はナショナリズムの連帯でした。欧米列強の圧迫に対する抵抗として成立したのが日本の右翼思想であった。それは同時に日本だけではなく、アジアも同じように西欧の圧迫下にあり、日本の右翼思想は外に向けられていったのも当然でした。

 日本がこのような西欧列強の脅威から完全に逃れる道に、欧米を模倣して脱亜化することも、一つの選択肢でありました。しかし、戦前の右翼はこれを嫌い、飽くまでもアジア主義にその活路を求めた。

 しかし、これは日本側の一方的な思い込みで終わってしまった。支那大陸にはナショナリズムと対立するインターナショナリズムの共産主義が蔓延り、旧ソ連の後押しもあって日本は敗退した。

 戦後右翼はアジア主義の幻想に気がつきながら、その放棄を表沙汰に出来なかった。アジア主義を保持し続けているようなふりをしながら、「反米」という旗を降ろすことも出来ないできた。

 そして現在アジア主義は右翼ならざる普通の人達によって、その決別を迫られている。もし、伝統的な右翼民族派・保守派がこの決別に抵抗すればどうなってしまうか。ナショナリズムまで失う危機的状況へと追いやられるかも知れない。

 今、我々の前に現れた「新アジア主義」とはナショナリズムとは無縁なものである。それは朝日新聞や左翼思想によって創られたアジア主義で、日本を支那の中華思想に屈服させる道でしかない。

 「新アジア主義」は日中を軸とした東アジアの新体制を目指すもので、それを前提に動きを強めているのが加藤紘一の保守護憲勢力や「反体制左翼」である。この両者が結びつく時、アジア主義の言葉に惑わされ、伝統的な右翼民族派の中に、この陣営に加わる者が現れる事を私は一番恐れる。

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Posted by the_radical_right at 22:30 │ mixiチェック │日本の新戦略 

戦略的外交の行方(中央アジア編)

中央アジアへの戦略的外交

存在感は無しに等しい!

 小泉首相は28日から中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンの両国を歴訪する。先にモンゴルを訪問しているが、これらの国が中露に挟まれた国であるだけに、中露を牽制する意味合いの濃い戦略的な歴訪になる。

 今回のニュースで知ったのですが、日本の首相がこの中央アジア地域を訪問するのは初めてになるそうです。この中央アジアには前述した以外には、キルギスやタジキスタンという国もあります。

 これらの国は旧ソ連邦の崩壊で誕生したイスラム国家です。旧ソ連時代から柔らかな下腹部と云われ、ソ連のアキレス腱と見られてきました。独立はしましたが、未だにロシアの強い影響下にあります。

 これらの4つの国は中露が主導する『上海協力機構』の加盟国であり、この上海協力機構は最近反米思想を露わにして、ユーラシア大陸内部から、米軍を追い出そうとしています。 

 米国はアフガニスタンのタリバン政権と国際テロ組織アルカイダを掃討する際には、この地域のイスラム諸国とは良好な関係を構築しましたが、現在においては中露の巻き返しに遭って不利な立場にあります。

 日本の存在感はこの地域においては無いも同然です。日本が国連常任理事国入りを目指した時、共産支那がイの一番に圧力をかけたのが、これら中央アジアの諸国であったといいます。

 残り任期が1ヶ月しかない小泉首相の、この駆け込み的な訪問を、これらの国が果たしてどこまで本音の部分で歓迎するのか疑問です。これらの国は石油や天然ガスを豊富に埋蔵しており、資源を買いに来た商人国家の総理くらいにしか見られないかも知れません。

 日本が今後どのような「世界戦略」を構築し、そのための「戦略的外交」を進めるのか。そのことが先ず大切ではないでしょうか。その意味では安倍官房長官が「米・豪・印」との戦略的な対話を重視すると語っているのは評価できます。

 米豪とは当然ですが、そこに印度を加えることの重要性は、この中央アジア外交に極めて大切でしょう。中露に挟まれた中央アジアの諸国にとって、中露と対立するわけにはいきませんが、屈従することも避けたいでしょう。

 その場合、印度はこの同じユーラシア大陸にあるわけで、この地域の大国です。日本は単独では相手にされ難いが、周辺の大国との連携によって存在感を示す道は残されています。

 これからの国際政治の動向には、やはり経済力が大きなウェートを占めますが、しかし、それだけではありません。その背後には厳然として「宗教」そして「イデオロギー」が存在しています。

 特にこの地域においては、その根底にあるのは「宗教」です。中露とも国内にイスラム問題を抱えています。米豪もイスラム過激派と対峙しています。印度も同様ですが、日本だけは幸運にもこのような深刻な問題を抱えていません。

 それがこの地域に対する「戦略外交」の目玉になることも考えられますが、しかし、だからと言って日本独自で行なえるほど単純ではないでしょう。

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Posted by the_radical_right at 08:20 │ mixiチェック │イスラム問題 

2006年08月26日

孫正義VS中国犯罪者集団

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孫正義・携帯事業「世界進出」への野望!

そこに立ち塞がる中国人犯罪者グループ

 いつもの政治思想の話題ではなく、携帯電話業界のことを取り上げてみようかと思います。昨日のニュースで中国人による携帯電話の不正使用で初の摘発と流れていたが、正直言ってどのような事件か分からなかった。

 しかし、今日の朝刊新聞紙面を読んで、これは大きな問題であり、ボーダフォンを買収したソフトバンクにとっては、対応を誤れば大きな損失どころか、企業の存亡にも係わるような重大性を秘めていることが伺える記事だった。

 この事件の概要については最後で触れることにします。かねてからこの携帯事業について、不可解と思っていた点があったので、ここで取り上げてみたいと思います。

 国内の携帯電話の契約者の累計はおよそ8400万人、この市場をNTTドコモ、KDDI、ボーダフォン、それからKDDIグループの4事業社で分け合ってきた。

 事実上、この3社の独占に対して、昨年総務省が新規参入を認め形の上では新しい第三世代携帯電話の免許申請の受付となっている。この免許申請をしたのが、ソフトバンクとイーアクセスの二つの会社であった。

 これは12年ぶりとなる携帯電話への新規参入であり、このこと自体は問題ではない。ソフトバンクの孫正義社長はこれまでの3社の「寡占の壁を批判、自分達の参入で携帯料金は安くなる」と大見得を切った。

 そもそも、この新規参入は既存業社の「儲け過ぎ」に対する国民の批判が後押しとなって、寡占の壁が突き崩されたという経緯があったことは事実だった。

 これは昨年夏ごろのことでしたが、それから思いもがけないことが起きた。今年3月にソフトバンクはボーダフォンの日本法人を買収すると発表した。これは電撃的な発表で孫社長は得意満面であった。

 しかし、ここから不思議なことが起きる。当然、料金の値下げが行なわれるものと誰もが期待していたのに、それには全く触れられずに「世界的規模の事業に育て上げる」などと煙に巻いてしまった。

 そして、既存業社の寡占の壁を破るための新規参入については、当然ながら自分達はその既存業社の枠に納まった以上、これを辞退・返上するのが普通である。

 ところが、孫社長は総務省に対してそれをせずに、交渉の道具に使い出した。自分達の事業を有利に導くためにである。

「新規参入事業社として総務省から割り当てを受けたばかりの1.7GHz帯周波数については、「総務省と相談しながら方向性を決めたい」という。「もし戻せというなら、既存事業社としてNTTドコモやKDDIと比べた場合に、HSDPAなど将来の高速なサービスに十分な周波数をもらっているか、800MHzなどの効率の良い周波数はどうかなど議論した後で、収まるべきところに収まるだろう」

                       (ソフトバンクの主張)

 どのように収まったのか、まだ収まっていないのか?

 詳しくは調査していないので知らないが、返上したという記事を私はまだ目にしていない。

  「総務省は二十日、ソフトバンクに対し、昨年十一月に割り当てた携帯電話用の新規電波の返上を 求める方針を固めた。同社によるボーダフォン日本法人の買収が決まったことで、携帯電話事業への 新規参入をめぐって提出された同社の事業計画が実行されない可能性が強まったためだ。返上された
電波は、将来、電波が逼迫(ひつぱく)した際、既存事業者に改めて割り当てる方向で検討している。

 ソフトバンクは携帯電話事業への新規参入に際し、総務省に対して平成二十二年度までに 1万5960の基地局と4千の陸上移動中継局を設置することなどを柱とする事業計画を提出。 この結果、昨年十一月には、1・7ギガヘルツ帯の周波数帯域に携帯電話用として5メガヘルツ幅の 電波が割り当てられた。

 しかし、ソフトバンクは1兆7500億円でボーダフォン日本法人の買収で合意。ボーダフォンが 国内で抱える約1500万人の顧客のほか、全国のネットワーク基盤などを取得することになるが、 一方で新たに割り当てられた電波の扱いが焦点となっていた。

 すでにボーダフォンは、第二世代携帯電話用に23メガヘルツ幅、第三世代用に計30メガヘルツ幅 の周波数を持っているが、「加入者が少なく、電波は余っている状態」(総務省幹部)という。
ボーダフォンの今後の事業展開には「年間2千億円前後」(孫正義ソフトバンク社長)にのぼる 追加費用がかかるため、同社も「(新規参入時の)計画の内容は変わるだろう」と認めている。

 こうした事態を受けて総務省では「計画通りに事業を進めない見込みである以上、新規に割り当てた 電波の返上を求める」(幹部)としており、同社には今後、返上を促す方針だ。 」(3月20日)

 私はこの孫という人物に好印象を持っていない。その理由は前にも書いたことがあったが、ある会場で彼の話を聞いた事がある。新しい証券市場の準備会での発言だった。

「皆さん、銀行から借金している経営者の人は手をあげて下さい。そのお金は金利がついて返済しなければなりません。でも、これから私が話するのは金利もつかないし、返済することもないんです。それが皆さん、証券なんです。上場するという事なんです」

 私のような人間には関係のない話で、場違いな所に来てしまった自分を情けなく思った瞬間だった。このようなことがあったので、私には堀江、村上と孫正義も同類にしか見えない。

 堀江、村上の二人には検察の強制捜査が入り、その悪事は白日の下に晒されたが、孫はどうなるのか…。彼は二人よりも狡猾であるから、今後も強大になると思っていた。

携帯ロック不正解除

 そして今回の報道である。正直言って天罰とまでは思わないが、同情する気にはなれない。この事件の概要は一度読んだくらいではなかなか理解できなかった。

 しかし、孫社長の「世界進出」の野望の前に立ちふさがった事件ではある。日本の携帯電話は海外でも本来は使えるようになっているが、それを通常はロックしてある。これを海外でも使えるように不正に解除したというものだ。

 日本の携帯電話は高性能で人気が高い。モノによっては5万円以上でも売れるという。海外でも現地のカードを使えれば「国内電話」として通話料金も割安となる。しかし、ボーダフォン以外は互換性がなかった。

 ボーダフォンは他社に先駆け、中国などでも使用できる最新機種を販売し始めていた。そこを狙われたというわけだ。中国人犯罪グループはこの最新機種を安値で集める方法を考えついた。

 日本の携帯各社は顧客を集めるのに販売代理店に販売奨励金を支払っていて、携帯各社は通話料金でそれを回収するシステムとなっており、その分携帯電話は安価に設定されている。

 これを短期間で解約させ、ネット上でこの解約された携帯電話を買い漁っていた。これでは販売奨励金が回収し切れずに赤字となる。割安で購入した携帯電話は今度は割高で売ることができる。

 途中で解約しても問題はない。一旦買ったものだから、どうしようが自由だ。つまり、携帯会社以外に損はないし、売った場合も罪にはならない。この犯罪はそう簡単にはなくならないだろう。

 次から次と真似る犯罪者が現れることは間違いない。「世界進出」を目指した孫社長は、今、どのような思いに駆られているのか―。被害は月平均で4億円とも言われる。とても、この程度では済まないだろう。

 カード犯罪やこの手のハイテク犯罪の被害は、あっという間に数百億円に膨らんでしまうからだ。中国人犯罪グループとの本格的な戦いはこれからやって来る―。

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※既にソフトバンクは返上しているとの指摘がコメントでありました。事実であれば訂正しますが、「無条件で自主的に返上した」ということについては、後日調査の上で投稿させてもらいます。

  
Posted by the_radical_right at 15:47 │ mixiチェック │ネット・ブログ