タイム誌「今年の人・ロシアプーチン大統領」
日本では余り話題にする人はいないが、世界中を見渡しても、プーチン露大統領ほど指導力の持った有能な政治家はいないだろう。米国のタイム誌も彼を今年の人として選んだ。
冷戦崩壊後のロシアは混乱の極地にあった。食糧難を始めとする様々な国内経済の危機に直面し、国力は衰退した。対して米国との差は広がるばかりで明暗を分けたかに見えた。
しかし、プーチン大統領は任期期間中にばん回し、今日では旧ソ連を上回るほどの力を世界に示した。世界経済2位などと浮かれていた日本が徐々に衰退したことに比べ、短期間に国力の復活を成し遂げたその手腕に世界中の人達が驚嘆しています。
プーチン政権は何故成功を納めたのか?ヨーロッパの多くの国では未だに不況からの脱出に苦しみ、米国の衰退はもはや誰の目にも明らです。ここでプーチン政権の成功を考えてみることも大切でしょう。
旧ソ連が崩壊したときに、私はある予言を機関誌に書きましたが、残念ながらそれは外れました。私はロシアに極右政党が政権を樹立する可能性に言及しました。
ソ連の崩壊後のロシアの状況は100万人を超える移民と西側資本の流入によって、国家は解体の運命にあると感じたのです。この「移民」と「グローバリゼーション」の攻勢がある限り、ロシアに極右政党が伸張するのは当然と考えました。
しかし、その極右の台頭を抑え、その極右政党に流れたであろうロシア国民をまとめ、自らの政治体制に組み込んだのがプーチン大統領であったと思います。
もし、ロシアにプーチン大統領がいなければ、ロシアは更に過激なナショナリズムの方向へと舵を切っていたのではないでしょうか。それを止めたのがプーチン政権であったわけです。
欧州では軒並み極右と呼ばれる勢力が台頭していますが、ロシアにおいてはその流れは弱まってきました。それはプーチン政権がロシアの極右勢力が主張していたことを先取りして来たからです。
ロシアの極右は次のように主張していました。
「社会不安の元凶は民主主義と米国主導のグローバリゼーションにある。」(ジリノフスキーロシア自民党党首) 2002年来日時の発言
彼は次のように欧州における移民政策を批判していた。
「欧州を見るが良い、アラブ人、トルコ人、あるいはアルバニア人といった人々が自由に歩き回っている。それを受け入れている欧州の国々はやがて彼らのために生活保障を始め、お金を使わねばならなくなる。では、彼らが一体何を欧州にもたらしたかといえば、それは犯罪だけだ。」
プーチン政権はロシアへの移民の流入を阻止し、強権を以て犯罪組織を撲滅した。グローバリゼーションの流れの中で、国際ユダヤ資本と組んで巨万の富を得ようとした新興財閥を次々に潰し国営化の道を推進した。
そして、今ロシアは甦った。確かに日本との間での領土問題や戦後のシベリア抑留問題もあり、日本人の多くはロシアに対して好感を持っていない。
かつて、「日本が北方領土を要求したら、東京に原爆を落とせ!」などと発言をしたジリノフスキー氏も来日の折には次のように冷静に語っていた。
「日本は第二次世界大戦の敗戦で戦勝国より『ファシズム」であったと批判されたが、日本の開戦が本当にファシズムによるものだったのか?とんでもない。あれは追い詰められた日本の『国を救う』ための最後の策だったに過ぎない」
彼はこのようにも話をしていた。
「中国はロシアにとって最大の脅威だ。歴史的に見ても中国は一貫してロシアの領有する広大なシベリアや沿海地方に対する領土的野心を持っていた。…私達は日ロ連携でアメリカ・中国に対処したい」
ロシア国民は極右政党ではなく、実務的な能力に優れたプーチンを選択し、彼にロシアの将来を託した。ロシア国民はシナ・朝鮮ほどは反日教育を行なっていない。
解決すべき問題は山ほどあるにしても、この復活した大国との外交関係は良好であるにこしたことはない。それが日本の将来にとって有益であることは疑いのない事実であろう。
応援クリック御願いします!
右派SNS『国民の総意』![]()
