小沢一郎・解散先送りなら矢野を呼ぶぞ
「解散先送りなら矢野・元公明党委員長を参院招致」
民主党の小沢代表は2日のテレビ番組で、公明党の矢野絢也元委員長の国会招致について、「政治と宗教、憲法上の問題は大きな焦点だ。衆院では自民党がうんと言わない限りできないが、(野党が多数の)参院では大きなテーマだということになれば、参院(民主党)で判断する」と述べた。
衆院の解散が先送りされれば、今国会中に参院で招致する考えを示した発言だ。矢野氏は、公明党の支持母体・創価学会の施設が、選挙期間中、24時間態勢で選挙活動の拠点になっていると指摘している。
民主党は事実なら憲法で定めた政教分離に反するとみて、輿石東参院議員会長が2日の代表質問で取り上げた。民主党内には、事実関係の調査のため、総選挙の際に創価学会施設を監視しようとの動きもある。
民主党幹部は2日、「与党を予算委員会に引き込むために、矢野氏の招致はやらないと公明党には伝えていた。だが、(麻生首相が)解散を先送りするなら徹底的に公明党も追及しなくてはいけない」と記者団に語った。
同日には、この問題に取り組んできた石井一副代表と国民新党の亀井静香代表代行が国会内で矢野氏招致に向けて協議した。
参院民主党は2日、参院予算委員会で政権を追及するため、プロジェクトチーム(PT)を作ることを決めた。PTは、事故米、厚生年金記録改ざん、後期高齢者医療制度、金融危機といったテーマごとに設け、創価学会による政治活動も政教分離の観点から「疑惑追及PT」で取り上げる見通し。参院予算委でテーマごとの集中審議の実施を検討しており、 PTで追及材料の仕込みをする考えだ。
http://www.asahi.com/politics/update/1002/TKY200810020334.html
我が国の政治のレベルとは恥ずかしいけど、こんなものなのですね。民主党は先に鳩山幹事長が「矢野元公明党委員長の国会招致は行なわない」と発表しておきながら、今度は追及するとまた言い出した。
これまでに参院では多数を持っているのだから、いつだって参考人招致でも国会喚問でも出来た筈でした。それをしなかったのは公明党と裏取引が出来ており、互いに解散総選挙で合意していたからでした。
そのために公明党は福田前首相の首まですげ替えて、嫌がる自民党を脅しながら解散総選挙に持ち込もうとしていたのです。麻生首相も最初はその路線に乗りかかっていました。
しかし、負けるような選挙をして自らの首を絞める人は、どこの国にもいません。麻生首相の考えは選挙の先送りであり、本人は年内解散を諦めていると私は思います。
しかし、それでは困るのが民主党であり、また公明党です。この点はこれまでも何度か書いてきましたが、いよいよ年内解散が先送りになると見たのか、小沢一郎は得意の公明党揺さぶりに出ました。
その狙いは麻生首相を早期の解散決断に追い込むことであり、それには矢野招致を恐れる公明党=創価学会に対しての脅しのカードです。しかし、この「矢野招致」のカードは本当に切れるのでしょうか?
このような日本の政治を見ていると本当に、現在の民主党や公明党は一体何であるのか、いくら何でも酷過ぎやしないか。
�‐�沢・民主党は政権を取ることだけしか考えていない
��太田・公明党は創価学会を守ることだけで動いている
だいたい民主党は本気になって公明党=創価学会と戦う気があるのでしょうか。小沢、鳩山、菅は揃ってテレビなどで「政治と宗教の問題も次の選挙の大きな焦点の一つだ」などと語っています。
しかし、これまでやる気になればいつでも出来た矢野招致をしようとしなかったのは民主党なのです。公明党は創価学会と一体なので、少なくともある一定の候補者を当選させることが出来る。
民主党が完全に過半数を単独で取れる自信があれば別ですが、そうでない以上、選挙後には公明党を自らの陣営に取り組むことも考えておかねばならない。
いずれにしても、日本の政界から公明党がなくならない限り、自民党と民主党という二大政党の中で、公明党は生き延びていくことになってしまいます。
このような公明党の影響力を削ぐには、どうしても公明党と鋭く対決する政党の出現を図らねばならないでしょう。公明党がどちらに擦り寄ろうとしても、同じ規模の政党が出現すると公明党の活躍の場はなくなってしまうからです。
民主党はいつになったら「やるやる詐欺話」を止めるのでしょう?
小沢一郎も本当に東京12区から出馬して、太田昭宏と戦うのでしょうか?
矢野元公明委員長の国会招致をなぜ選挙と絡めているのでしょう?
民主党が勝利したら、矢野氏の招致は消えてなくなってしまうのでしょうね。その理由は簡単です。彼らが本気で考えていないからです。
だって、つい最近まではこんなことを言っていたのです。
公明との連携、排除せず=「協力なら有り難い」−民主・鳩山氏
民主党の鳩山由紀夫幹事長は岡山市内で記者会見し、次期衆院選後の政局に関し、「公明党を排除することを最初から考えるつもりはない。
民主党の考え方に協力していただけるなら大変有り難い」と述べ、公明党との連携もあり得るとの考えを示した。
鳩山氏は「公明党は今までの考え方と現実の政策運営があまりにずれていると、本心では悩んでいるのではないか。
政党としての政策を守る責務があり、ぜひ自問自答してほしい」と語り、自民党との連立を見直すよう促した。
マスコミは政権交代による閉塞感を打破すべきだなどと書いているが、この公明党の問題は何も書こうとしていない。まさに、日本の政治は暗黒の中に迷い込んでしまっているのです。


