自民総裁選スタート その��
憲法改正を政治日程に!安倍官房長官
自民党総裁選に出馬予定の安倍晋三官房長官と谷垣禎一財務相、麻生太郎外相は22日午後、横浜市で開かれた同党南・北関東合同ブロック大会にそろって出席した。7月末から始まったブロック大会で3氏が一堂に会したのは初めて。各氏は憲法や外交・経済政策などに関する主張をそれぞれ展開、来月20日の国会議員投票に向けた論戦がスタートした。(時事通信)
つまらない、しかし大切な日本国の総理を決める自民党総裁選挙が事実上始まっている。つまらなくした最大の責任者は二階俊博経済産業相や古賀誠元幹事長などである。
彼らのこれまでの言動や政治信条からすれば、当然ながら谷垣財務相を推すのではと思われていたが、安倍支持を打ち出した。この理由はいとも簡単で、自らの政治権力を失うまいとする本能からきている。
権謀術数や政界遊泳術で実力者にのし上がって来た者にとって、権力の座からすべり落ちる事は最も恐れることだ。勝ち目のない候補を応援するより、勝ち馬に乗った方が後日のためになるのは言うまでもない。
この古賀、二階両氏が安倍支持を打ち出したことで、亀井派を引き継いだ伊吹派なども安倍支持を表明、安倍候補の独走態勢が予想される。麻生、谷垣両氏にしてみれば負け戦さになるが、今更取り止めることも出来なかったのだろう。
今回の選挙で確実に言える事は、世代間の戦いと見られていた、自民党内における権力闘争が萎んでしまったということだ。本来はこの自民党の総裁選挙は、これまでの自民党を牛耳ってきた実力者が後退し、若手が台頭するチャンスでもあった。
しかし、その可能性はもうない。安倍総理の誕生となれば党内実力者と若手との間で、微妙なバランスという不安定な中での舵取りを余儀なくされるだろう。ベテランを排除して戦うことも出来たのに、なぜそうしなかったのか?
10ヶ月後には参院選挙がある。ここで自公で過半数を下回れば、直ぐに衆院解散に追い込まれる―。そのような政治情勢を考えて安倍氏は無難な選択をしたわけなのか。
これは新聞報道などで既に語られていることだが、私はまた別の視点から見ている。党内の融和を考えてとか、政権基盤の強化などという小さなものではない。
昨日、横浜で開かれた自民党ブロック大会でも、安倍氏は所信表明の中で次のように述べた。
「新しい憲法を私たち自身の手で書き上げていかなければいけない」
これまでの自民党総理の中で、憲法改正に言及した人はいたが、具体的にそれを政治日程に取り上げると言った人はいない。
ここには二つの意味がある、というか狙いが隠されている。
一つは国民投票制度の確立である。これを憲法改正に留まらず、国家の命運を左右する重要案件にまで範囲を広げることを考えているのではないか。
もう一つは政界再編である。憲法改正は自公だけでは難しい。教育基本法でさえ、公明党によって骨抜き状態にされた。安倍氏の考えは民主党との連立もしくは、保守合同であると見ている。
しかし、それは必ずしも成功するとは限らない。小沢民主党が丸ごと飲み込まれるのか、或いは分裂に発展するのか。はたまた公明党は追い出されるのか。
いずれにしても、今回の総裁選挙はその周りの民主党や公明党の動きの方に、より関心を持って見るべきだろう。公明党も若返り新体制となるし、小沢氏は造反組とゴルフを楽しんだ。
これからが本番だが、既に関心は10ヶ月後の参院選を睨みながら動こうとしている。周辺諸国もそれを窺っており、特に媚中議員の動向にも注意を払わねばならないでしょう。
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