メンケル独逸首相が共産中国を警戒
【ワシントン13日共同】ドイツのメルケル首相は13日にブッシュ米大統領と初会談した後の共同記者会見で、イラク戦争をめぐり対立した両国は「新たな一章に入る」と関係修復を宣言。大統領も「良好な関係が築けると確信する」と応じた。
イラク戦争に反対したシュレーダー前首相に代わり、昨年11月に就任したメルケル首相の第一印象について、大統領は「信じられないほど好感を持った」と語り、「賢くて能力にあふれ、気迫がある」とべた褒め。
旧東ドイツで育った首相に大きな関心を示し「(東ドイツという)圧政国家と自由社会の違いを知る人と話すと気分が高揚する」と述べた。
一方、メルケル首相は、米国との関係について「テロとの戦いだけではなく(幅広い)共通利益に基づくべきだ」と指摘。「われわれにはルールに従わない中国のような競争相手がいる」と話し、中国への対応で連携を呼び掛けた。 (共同通信) - 1月14日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このニュースは余りブログで取り上げたところは少ないが、共産中国からの度重なる批判や言い掛かりを受けている日本にとっては朗報である。ドイツはシュレーダー前首相の時はフランスと一緒になって何かと米国と対立した。
その後を継いだメンケル首相は「われわれにはルールに従わない中国のような競争相手がいる」と明確に名指しして中国を批判した。この「われわれ…」とメンケル首相が話した中には、当然のことながら米国だけでなくイギリスや日本も含まれる。
ドイツの経済界においては、現在中国への企業の進出について疑問の声が上がっている。ドイツの世界的な自動車メーカーであるフォルクス・ワーゲンは2年連続のマイナスになった。
フォルクス・ワーゲン中国の販売成績は2005年10−12月に強い反動があったものの、年間を通じては市場縮小の局面を挽回できなかった。販売台数は2004年より12%減少し2年連続のマイナス成長。市場占有率は04年の25.2%から17.3%にまで下がった。
巨大な市場であると意気込んで進出したものの思うようにいかず、技術だけを盗み取られてしまう恐れはないかと心配する声が出ている。
中国が進めている高速鉄道に関してもドイツの有力企業であるシーメンスは、日本企業との受注合戦となるが、ここに来て技術流出に対する懸念の声が産業界から出始めた。
この点が中国一辺倒で言いなりになってしまう日本企業とは違う。日本は早急にドイツ企業との間で、今後の対中技術移転のあるべき姿を調整した方が良いだろう。ドイツはEUの中では最大の経済力を持つ国家であり、日米と連携することがどれだけ国益につながるかを知っている。
このメンケル首相の発言は共産中国にとっては不快なものであっても、我々日本にとっては久々に爽快な気分にさせる言葉であった。
2005年から2006年にかけては「日本におけるドイツ年」であり、日本ではドイツを題材にした数々のイベントが催されている。これを機に、日本人はかつての同盟国ドイツと再び手を結び、ドイツという国家と世界の未来を語り合う絶好の機会を政府間で早急に持つべきだろう。
ブログランキング ←支援クリックお願いします!
