前原代表は小泉純一郎首相が示した「日米同盟の緊密な在り方がアジアの安定にも寄与する」との見解に対しては「日米関係は日中関係の代わりにはならない」として否定的な姿勢を表明したが、かつて熾烈な戦火を交えた米国が戦後日本の独立を認め、沖縄をはじめ占領地の島々を返還し、今日なお中東の独裁政権を倒して民主国家を樹立し続ける経緯を顧みれば米国との同盟関係に歴史的な意義を認識せずにはいられない。
如何に民主主義を信奉する狂信国家であろうと、その対極に位置する非民主主義国家の自制心なき様を見れば、我が国のとるべき道は唯一つ。日米同盟に代わり得る同盟・協調関係も現今の世界には存在しない。
もし野党として時代の趨勢に抗い、自民党に取って代わって次の政権政党たらんと欲するのであれば、相当の覚悟と見識が必要になろう。
我々は小泉政権の対米・対中外交姿勢を支持するとともに、もう一方の見地から独自の憲法改正試論を述べ、国家方針として多岐に渡る可能性を提示するものである。
ブログ・ランキングへの応援クリックを!
憲法改正試論��
私は昨今の改憲気運の盛り上がりの在り方に対し否定的な見解を示すものだが、勿論、これまで行なわれてきた改憲論の総てが誤りを犯しているわけではない。むしろ従来は我が国の自主独立の旗印として憲法の改正が叫ばれてきた。現憲法が「日本国民の総意に基づいて」制定されたはずであるにも関わらず、心ある人々は早速その欺瞞性を見抜き、制定直後からそれを「押し付けられた憲法」であるとして喝破したのである。
けれども我々日本人が必死に祖国の復興を目指して努力している時に、共産主義者・社会主義者たちが革命戦術として「護憲」を掲げ、この憲法を「日本弱体化」のために最大限利用した。現憲法は「民主主義・人権尊重・戦争放棄」を保障するものと喧伝され、それに対する批判は戦後体制という風潮の圧倒的な力によって封殺された。その結果、我々はいつの間にか、この憲法が自らのために自らの意思で自らの手によって創られたかの如く錯覚するようになったのである。
その錯覚は職場や教育の現場にまで持ち込まれた。特に教育の現場では判断力の未熟な小学生にさえ、この憲法の「素晴らしさ」が繰り返し教え込まれた。
そうした中にあって、いわゆる改憲派は少数ではあったが存在し、その主張を続けたが、終にそれが大きな力となることはなかった。信じられないことだが、その最大党派であるはずの自民党は、結党以来、「党是」に改憲を掲げながら半世紀もの間、その実行に踏み切ることを躊躇してきたのである。この改憲派の主張は、日本民族にとって決して避けることの出来ない国体問題は勿論のこと、独立国が自らの存立を確保するために必要な自衛軍備の問題など、国家の重要問題について根本的な解決を図ろうとするものである。自国の安全を全面的に他国の軍事力に依存している厳然たる現実の前に、純粋なる憲法を恢復しようとする日本国民の真摯な叫びなのであった。
自民党はかかる真摯な国民の希望を利用して政権の座にありついていながら、この叫びを具現化することがなかったばかりか、長い間「改憲を政治日程にのせない」と明言し、改憲派の期待を裏切り続けてきたのである。かくて、改憲派の真摯なる叫びは周囲を取り巻く「護憲」の大合唱の前に無残にも打ち消された。
米ソ冷戦構造の崩壊を機に、こうした状況は終りを告げたかに見えた。
ソ連の第5列たちによって作られた異常な「護憲信仰」の呪縛からようやく解き放たれることになったからだ。だが、ここに至って我々はまた新たなる敵に遭遇した。即ち、それが昨今にわかに巻き起こった改憲の動きなのである。 極右評論 皇道翼衛軍
ブログ・ランキングへの応援クリックを!
