この『21世紀の日本はどうなる?ディスカッションフォーラム』は今から6
年程前の2ちゃんねるの『政治思想』板の論戦をまとめたものである。
>イワンさんへ
日本が直面する危機構造の一つに緊迫する東アジアの情勢があります。日本単独で北朝鮮や共産中国に対抗することが出来ない以上、日本は米国との共同戦線しかありえません。
私はかつて『日米友好時代は終わった』の自著で、戦後の日米の従属関係を批判しましたが、現在においては率直に反米路線の誤りを認め、新しい日米関係の構築する必要性を訴えております。
>阪京さんへ
あなたはこれからの日米関係はどうあったら良いと思われますか?
>三郎さんへ
極東の緊張関係はただ時間の過ぎるのをじっと待つべきとお考えですか?何か日本がやる事があるとしたら、何でしょうか。
>田村さんへ
日米による共同覇権の構築は今の民主党政権では望むべくもありません。共和党が政権を奪取すれば可能性は大きくなるでしょう。
共産中国の抬頭は米国を苛立たせており、共和党のシルクタンクには日米によるアジアの平和と安定を、米国の世界戦略の柱と位置付けています。
民主党政権と国際ユダヤ勢力はオーストリアの極右政権に対する対応を見ても、極右的思想とは相容れないものを持っていますが、共和党の右派は必ずしもそうとは言い切れないと思います。
※これはこれからの日米関係についての議論のさわりの部分だが、私は米国にただ付き従うのではなく、積極的に共同覇権を握るために動くべきと主張した。
>阪京さんへ
確かに米国はその世界戦略の中で、対日経済戦争とまでに評される一貫した米国の国益を一番と考える政策を取り日本に押し付けてきました。
敗戦国の日本とドイツが経済的に成功した背景には、このような米国に逆らわずただひたすら米国の生産工場の役割を担ってきたという現実があります。
そして日本。ドイツは経済の分野で勝利して敗者復活の狼煙を挙げるまでになりました。これに一番慌てたのが戦勝国であり、彼らは国際ユダヤ勢力と結託しゴルバチョフを動かし、冷戦の崩壊すなわち東西の軍備拡張競争から逃れたのです。
つまりは日独の経済の成功と勝利が冷戦を終わらせたのです。
米国は当面の敵(旧ソ連)から、今度は日独へ目を向け、ドイツは統合で体力を弱らせ、日本に対しては経済の自由化要求で揺さぶりをかけ、次第に冷戦崩壊後の世界を自らの一極支配に持って行こうとしています。
米国の世界戦略はこの10年間確かに成功を納めています。
しかし、そのほころびも見えて来ました。それは共産中国の抬頭、統合ヨーロッパの誕生、安定しない大国ロシア、そしてイスラム世界の抬頭です。
米国がこれらの世界情勢に単独で対処することは不可能です。
必ず日本にパートナーシップを求めて来ることは間違いありません。
※この後9・11事件によって米国はアフガン・イラク戦争へと突入する。
フランス・ドイツは米国と共同戦線を組まず、中国とロシアは米国を批判した。今年5月にロシアは反ファシスト勝利60周年記念の式典をモスクワで開いた。
戦勝国のロシアのプーチンや中国の胡錦濤もいた。勿論ブッシュ大統領も。我等が小泉首相はプーチンや胡錦濤に目もくれず式典の中心に歩き出した。それを見たブッシュ大統領が笑顔で小泉首相に近づいてガッチリ握手をした。
米国のマスコミは式典の中心でブッシュ大統領と小泉首相が握手している写真を掲載した。
60年前の戦勝国の勝利を祝う式典はかくも無残な形で終わったのだった。米国は60年前の敵である日本と手を結んだ。それを世界に示した。
