春の訪れと日本農業
飼料価格の高騰で畜産農家に打撃拡大
東北地方と言っても北に長く伸びているので、私が春が来たと実感したのは、福島県北部にある福島市のことです。
最近は土日の活動が続いていて、戻れなかったのでお休みして今日は久しぶりに農作業の手伝いをしていました。
しかし、本当に暖かい日でした。春が本格的にやってきた、そんな思いを強くする一日でした。
私が物心つく頃から庭にあったスイセンの花が満開です。
小さい頃からこのスイセンの花が春の訪れを告げるものでした。私の記憶ではもう50年以上、同じところで同じ頃に美しい花を咲かせます。本当に自然とは素晴らしいものだと感動してしまいました。
さて、農家の手伝いに実家に行ったときに、必ず目にする雑誌と新聞があります。
雑誌は『家の光』で、新聞は『農業共済新聞』です。この二つを読むだけでも日本農業の知識を得ることが出来ます。
今回は農業共済新聞からの話題を紹介してみることにします。先ず短い記事ですが中国関連ニュースを紹介しておきましょう。
★中国産野菜の輸入量が大幅に減少
中国産野菜の2月の輸入量が、前年同月と比較して33%減の2万8千トンに落ち込んだことが、農林水産省の発表で分かった。中国製餃子の中毒事件を契機とした消費者の中国製品離れと中国検疫当局による検査強化の実施で輸出が滞っている影響と見られる。
加工野菜は8%減、生鮮野菜が37%減、冷凍野菜が43%減だった。
また、次のようなニュースも紹介されていた。
★9割が農産物の原産地を確認
JAのファーマーズマーケット利用者の9割が農産物の原産地表示を確認していることが、社団法人JA総合研究所の調べで分かった。3月上旬に10店舗で実施した。
この結果を考えてみると次のことが推測される。消費者は賢いので中国産野菜は直接は殆どの人が買わなくなっている。
ただ、加工された野菜の減少率が低いのは、大手食品会社が輸入してこれを使用している、或いは外食産業が依然として中国産野菜を使用して、消費者に提供しているのではないかということだ。
原産地を確認しているのは、危ない中国産農産物を買わないためであり、それ以外には考えられない。
消費者の考えと大手食品メーカーや外食産業の間には、まだまだ大きな隔たりがあるように思えてならない。加工食品などに関しては原材料の表示があるものを買うように心がけるべきでしょう。
わが国の食料自給率は40%そこそこですが、飼料に至っては一昨年の数値で25%となっています。高い輸入依存の中で日本の畜産・養鶏は営まれています。
昨年から原油の急騰で、燃料用エタノール向けに、トウモロコシなどが工業用に回され、飼料価格が上がっています。今年4月期の配合飼料価格は1月期に比べてトン当たり4700円の値上げとなりました。
この内制度で2600円は補填されるが、2000円は実質農家の負担になるというのです。これでは畜産農家がやっていける訳がありません。どうしても価格の変動が余りない、国産飼料に転換しなければなりません。
農林水産省は今年は前年比で約2万ヘクタールの拡大を目指すことになっています。実はこれは昨年も同じように2万ヘクタールの拡大を目指したのに、逆に前年比で900ヘクタール減って89万7千ヘクタールになってしまった。
つまり、掛け声だけではどうしようもない。日本の農業が直面している問題点をしっかりと掴んで対策を立てなければ、いくら目標を立ててもどうにもならないだろう。
この問題は農家の個別努力では解決できない。耕作地の確保、価格の最低限の補償が必要であり、また高齢化する農業人口に歯止めをかける意味からも、新たな農業従事者の確保も考えなければならない。
中国、インドなどが今後急速に経済発展すると、食料輸入国に転落することも考えられる。近未来の食料自給は逼迫感が強まるばかりであり、しっかりとした対策を講じなければなりません。
「反日議員を落選させる会」
http://blog.livedoor.jp/hanrakukai/archives/712168.html
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