経済事犯を追う(2)
東証一部上場企業・パスコ(株)を舞台に20億円商品取り込み詐欺事件
本当に刑事告訴はなされたのか?
セコム(株) 回答書 平成19年11月1日
また、本件については重大なる刑事事件にあたるとして関係者を警視庁に告訴していると報告を受けております。警視庁の捜査により事実が明らかになり、本件について責任のある者が、法に従って処罰されることを期待しております。
代表取締役社長 原口 兼正
(株)パスコ 回答書 平成19年11月5日
ご指摘の通り、本件は民事、刑事にわたり法的手続きに入っておりますので、貴社の取材には協力することができませんのでご了承願います。
代表取締役社長 杉本陽一
前回も紹介しましたが、この回答書を見る限り、パスコ側は自社の社員を刑事事件で警視庁に告訴をしたようにも思える内容となっています。しかし、私は告訴をしたが、受理がされていないようにこの回答から感じています。
本来であるならば、何月何日に警視庁に告訴したと書くべきであり、また上場会社の社員がこのような20億円もの取り込み詐欺事件で告訴されれば、これが新聞報道されない筈がないからです。
いくら親会社がセコムであったとしても、新聞社の記事を出させないように工作するなどは不可能です。週刊誌にも書かれていないということは、これは告訴をしたと言っているに過ぎないと思います。
その証拠と思われる文書を紹介しましょう。
私の手元に(株)パスコ側が裁判を提起する前の丁度1ヵ月前の平成17年9月30日に作成した警視庁捜査二課宛の告訴状があります。
被告訴人は同社の社員のM氏となっています。また容疑は有印私文書偽造とその行使です。
※私はこの告訴状は虚偽の疑いがあると判断しているので、実名はここでは掲載いたしません。尚、本当に告訴がされ、取り調べを受け処分がなされたのであれば、それが判明したときに掲載します。
さて、次の文書が極めて重要です。
「今回の件で私的な利益を得るとか、利益供与を得るとか、そのようなことは考えたことも、又その事実もありません。勝手な判断ですが、会社のためになればと思ってやったことです」
これは(株)パスコの名前の入った用紙に、先ほどのM氏が書いて会社に提出したものです。その日付がこの告訴状の後の日時となっています。
警視庁に告訴した後でこのような文書を会社側が受け取って、しかも、第三者に手渡すとはどういうことなのでしょう。
さて、決定的な文書が手元にあります。裁判所の記録の写しです。
これは裁判所における証人等調書です。M氏が証言したのは平成19年7月23日となっています。警視庁に告訴された後の日付です。本人が堂々と裁判所で会社側に都合の良いことを証言しています。
しつこいようですが、再度セコム(株)の回答書を見てみましょう。
本件については重大なる刑事事件にあたるとして関係者を警視庁に告訴していると報告を受けております。警視庁の捜査により事実が明らかになり、本件について責任のある者が、法に従って処罰されることを期待しております。
これは謎ですね。ここで私の推理ですが、この社員は個人的にこの重大なる犯罪を行なったのではなく、会社の指示もしくは会社に報告しながら、今回の事件を起こした。
つまり、これは会社ぐるみの犯行であり、それを個人の犯罪のように見せかけるために、警視庁に告訴したということにはしているが、実際は受理されてもいなかった。
セコムほどの会社が重大なる刑事事件にあたるとしながら、実際には逮捕もされず、裁判にも出廷しており、また本人はクビにもならずに最近まで給料さえ支払われていたというのです。
次回に続く―。
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お知らせ
●教科書検定制度を守れ!第4弾
沖縄戦「集団自決」異例の再検定 文科省の責任を重ねて問う緊急集会
【趣旨】
文科省が十二月初旬、教科書会社の訂正申請に対して、検定意見は撤回せず「軍命令」という断定的な記述は認めないとする「指針」を示したのは、全国の有志国民の良識と行動がそうなさしめたとはいえ、その限りで評価すべきだ。
しかし他方で、集団自決に至る「複合的な背景、要因」の詳しい記述を求めるなど、再度の訂正申請を求めている。これは実質的な検定意見の撤回であり、そうなれば、むしろ軍の強制を根拠づける記述となることは明らかだ。
自決で散華された方々、遺族、当時現地の軍関係者、沖縄県民、そして日本国民及び日本国の名誉を守る道、そして検定制度を守る道は、ただひとつ、再訂正申請を承認しないことだ。その最終決着は間もなく下される。我々はその内容に応じ、文科省のみならず福田政権そのものに対して、不退転の決意をもって意思表示をする。
日時:十二月二十日(木曜)午後一時〜二時
会場:衆議院第二議員会館 第一会議室
主催者:教科書検定への政治介入に反対する会(小田村四郎代表)
千代田区平河町二丁目一六の五の三〇二
高池法律事務所気付
登壇者:小田村四郎、中村粲、藤岡信勝ほか
連絡先:〇八〇―五〇八六―二九六五(藤本)
:〇九〇―七七二五―六二五六(福永)
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