安倍政権への期待と失望
永田町で囁かれる安倍首相「官邸政治」は機能せず
今朝の朝日新聞の一面トップは安倍内閣の支持率が急降下であった。発足時には63%あった支持率が現在は47%にまで下落したというものである。
これをまだ47%もあるから大丈夫だと見るか、50%割ったのだから危機的だと見るか、それは各人によって異なるであろう。しかし30%台になってしまえば、末期的だというのはこれまでの通説である。
では、なぜ支持率が下がってしまったのか―。郵政反対派の復党問題は先にお伝えしたので、今日は別の視点よりこれを考えてみることにします。
その前に先ず期待についてですが、これはポスト小泉レースが始まった頃から、私は一貫して安倍晋三氏をこのブログで支援してきました。それだけ安倍政権の誕生には期待をかけていたということです。
しかし、なぜ現在その期待から失望へと書かざるを得なくなってしまったのか、それには様々な理由が挙げられます。今日はその中でも特に「官邸政治」と言われる、その中身について検証してみましょう。
この官邸政治とは自分の気の許せる仲間や能力のある人物を、首相官邸に入れ、その人達を中心に政治を取り仕切ろうとするものですが、それを急ぐあまり官邸と内閣、或いは官邸と自民党の間にギクシャクした関係を作り出してしまいました。
それを象徴するのが今回の道路特定財源を一般財源にする議論ではなかったでしょうか。この一般財源化の管轄は財務省ですが、一番の友軍となるはずだった財務省は非常に動きが鈍かった。
塩崎恭久官房長官は威勢良く、道路特定財源の大半を占める揮発油税の一般財源化を唐突に宣言しました。ところが自民党道路特定財源プロジェクトチームでの説明では、27人中26人が反対。塩崎長官は説明する時間もなく退席してしまいました。
結局財務省に助け舟を求めたわけですが、全く相手にされない。困り果て道路族の影の実力者の青木幹雄参院会長に頭を下げたが、これも一蹴されてしまいました。
この塩崎長官のこのようなやり方は今に始まったわけではなく、いずれこのような大きな失敗を犯すと誰もが予想していたことでした。更に問題なのは、この塩崎発言に対して安倍総理は勿論のこと、仲間であるはずの議員が何らの応援をしなかったことです。
安倍総理と石原伸晃幹事長代理、根元匠経済財政担当補佐官、塩崎恭久官房長官の4人は旧くからの仲間ですが、今回沈黙していたのか、発言が聞こえて来ませんでした。
石原幹事長代理は道路調査会長でもあり、また国交省大臣の時は、道路公団の民営化を担当した。根本匠氏は官邸におけるこの問題の責任者でもあり、本人は旧建設省のキャリア官僚の出身者でもある。
石原・根本両氏の発言が全く新聞紙上に乗らなかったということは、二人ともこの問題に深入りすることを避けたか、塩崎氏の独走振りに嫌気をさして、一歩引いて静観していたとも考えられる。
本来安倍総理を補佐して政策を立案・実行するはずであった、官邸(根本)、内閣(塩崎)、自民党(石原)は、全くかみ合っていないことを露呈した。
これでは抵抗勢力や抵抗勢力と結託した公明党などと互角に渡り合えるはずがない。もう、官邸はガタガタで機能不全と言われても致し方ないであろう。
5人の補佐官を配置して行なおうとした官邸政治はここで大きく躓いてしまったようです。この補佐官政治は省庁との新たな摩擦を生み出しかねません。
別な言い方をすれば、緊張感が切れて互いに責任のなすり合いに終始する危険性もあります。米国式の日本版NSC(国家安全保障会議)などがその典型的なものではないでしょうか。
従来の防衛庁(省)との関係はどうなるのか―。その辺りが未だにサッパリ見えてきません。そのイライラと緊張感のなさが、久間防衛長官のあのようなトンデモ発言となって表れて来たのではないでしょうか。
「イラク戦争支持は政府の公式見解ではなく、小泉首相の個人的見解」
これを堂々と国会での質疑で答えているから驚きだ。
では聞くが、自衛隊員は日本の国家のためではなく、小泉前首相のために生命を賭してイラクに行ったのか!
翌日次のように釈明して、発言を撤回した。本来なら辞職すべきでしょう。
「私の不勉強で、閣議決定を見過ごしていた。公式見解でなかったというのは私の間違いで認識不足だった」
あまりの愚かさに呆れ果てたが、実はこれには裏があり、もう久間防衛長官はやる気が全く失せたとは永田町での情報である。日本版NSCが防衛庁抜きで進められていることに関して「さっさと首でも何でも切ってくれ!」というわけだ。
これでは、週刊誌に「3月危機説」が急浮上などと書かれても、誰も驚きもしない。拉致問題が進展しないので、中山恭子補佐官はヒマしているなどと陰口を叩かれ(自民党サイドから)、世耕弘成補佐官はさっぱり元気がなくいつも冴えない顔をしているなどと悪口が飛んでいる。
コメント欄でこのエントリーに対するご批判もあるので、ここに私のコメントを先に掲載させてもらいます。
各位
本来安倍総理を支えて行かなければならない、仲間の政治家の元気のなさが気になりますね。当ブログは安倍批判を行なうことを本意とはしません。
このエントリーの中で言いたいことは、何故もっと側近と言われる先生方が立ち上がらないのか。そのことが非常に気がかりですね。
当ブログの姿勢としては、これまで通り左翼・反日マスメディア、在日、解同を徹底的に糾弾するのみです。それが結果的には安倍総理への間接的な支援になるものと思います。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年12月12日 10:52
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国民の総意のお知らせ
時間がかかってしまいましたが、新しいサイト『国民の総意』(ナショナルコンセンサス)を来週月曜までにはアップできることとなりました。
これまでライブドアをお借りしていましたが、いつどのようになるか、先行き不透明であったので、おカネがかかっても自社サーバーと自社システムを構築しなければと考えて来ました。
今すぐこのブログを移転するつもりはありませんが、将来におけるインターネットによる国民的な大衆運動を目指し、そこで新たな展開を図る所存です。
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6ヶ国協議を見直せ!
本当の人権問題を考える