亡き母の想いで。
農業ボランティアの人達の食事の手伝いと喜ぶ母の姿
2010年5月ですから父の亡くなった年です。この頃から父は心臓の病気で身体が思わしくなく、私が頻繁に帰郷して実家のりんごの栽培に本格的に乗り出した頃です。この年にはボランティアを募り延べ数にすると30人近くの人が手伝いにやってきました。
この東京からの援軍が来るとじっとしていられないのが母で、当時も透析患者で一日おきの病院への通院で畑仕事は全く出来なかった。しかし、やって来てくれた人の食事の世話には元気で手伝っていました。下記の写真がそのときのものです。

これはご飯をたく昔の蒸し釜というものです。余りお目にかかったことはないかもしれません。当時の記事を再度紹介します。
援農ボランティアを前に準備整う
明日からの2日間、東京や山形・福島などから合計18名ほどの人が農業ボランティアに参加してくれることになりました。本日はその準備の為にてんてこ舞いでした。
何せ皆さんに食べて頂くご飯だけでも大変な量です。まさかスーパーの弁当という訳にもいきません。我が家では稲作もやっており、やはり自分の家のおコメを炊いて食べて頂きたいと思いました。
蔵の中に仕舞い込んであった蒸し釜を30年以上ぶりに出してみました。昔は田植えなどで大人数が泊りがけでやってきました。
その頃はこの蒸し釜でコメを炊いたものです。この釜で炊いたご飯はまた格別の味がしました。
この蒸し釜があることを思い出して外に出してみました。勿論鉄製の釜も一緒です。最近このような鉄の釜は見なくなりました。
私も余りにも大昔のことなので、どうやったらおコメを炊くのか忘れてしまっていましたが、そこは85歳になる母親が覚えていました。
実はこの蒸し釜は炭で炊きます。上の口から勢いよく蒸気が出た時に、ふたをして後はじっくりとご飯が蒸していくのを待つというわけです。
皆様に喜んで頂ける美味しいご飯が果たして炊けるのか? 昔の懐かしいあの味がまた味わうことが出来るのか。とても楽しみにしています。
昔はこの蒸し釜で炊けたご飯を皆さんが並んで、順番に釜から茶碗によそって食べたものです。おかずは漬物だけであったような気がします。それだけご飯が美味しかったのかも知れませんね。
(追記 おかずが漬物だけというのは間違いでした。ケンチン汁と煮物もあったそうです。今母に聞きました)
ただ、今の電機炊飯器などもこの原理を利用して作られているわけですから、現代の機器のほうが今では上回っているのかも知れません。あの時代であったからこそ、美味しかったのか?
明日はその結果が出ることになります。よくご飯は水も関係あると言いますが、我が家は水道水でなく井戸水です。井戸水で炊くご飯の味を堪能して頂けたらと思います。下が食事の光景ですが、このときは母も一緒でした。
仕事をした後の食事はまた格別です。皆さん、この蒸し釜のご飯は初めて食べたようです。私も40年ぶりくらいでしょうか? 本当に美味しいご飯でした。これが本当の<同じ釜の飯を食う>ですね。皆さんより一層絆を深めあうことになりました。
井戸水を使い、鉄の釜で炭火でのご飯炊きでしたが、我が家の井戸をどうしても見たいという人がいたのでご披露しました。昔は豊富に水が溜まっていたのに、どうも周りが都市化したためか昔よりは水位が下がっている感じでした。
近くに清水がこんこんと湧き出る場所がありましたが、今は枯れてしまいました。その影響も受けているのかも知れません。後何年この井戸水が飲めるのか? 心配しています。
ところで脚立が危ない、危ないなどと煽る人がいたので、仕事の前に説明しました。皆さんに使っていただいたのは低いもので、それも上には上がらないように最初に説明をさせて頂いた。
本日、仕事がやはり遅れそうなのでシルバー人材センターに依頼したら、早速見に来てくれました。脚立のことを聞いたら65歳以上の方々が「一番上に上らない限り安全でしょう」と笑っていました。
農家を回っているそうですが、ベテランになって油断した時が危ないらしく先ずは素人が落ちたなどとは聞いたことがないそうです。しかも、保険などの心配も一切ありませんでした。
そうですよね、安全なのですからわざわざお金をかける農家などあるはずがありません。書いている人がいかに世間とはずれた考えで嫌がらせをしているかは明らかです。
若い人達との会話は楽しいですね。農業の話だけではなく、いろんな話をさせて頂きました。青空の下で土の上で自然の風に吹かれての青空学校・学習会のようなものでした。
今度は秋の収穫期に是非またおいでいただきたいものです。
以上
原発の事故があってから、農業ボランティアは中止していましたが、今年秋の収穫期には再開します。ぜひとも福島りんごを食べにきてください。毎年11月の中旬過ぎになります。11月15・16日の土日か22日、23日、24日の土日月の連休を予定しております。
近くなったら募集を行いますので、そのときには応募ください。
