【初笑い裁判 求刑】事件が比較的軽微(とはいえ常習性があるため両被告は裁判にかけられていますが)だったため、検察側の求刑は10か月となりました。ただし、被告らが構成員となっている男組の組織認定も行われ、仮に執行猶予がついても同組織で犯罪が起きれば猶予取り消しとなる模様。
桜井誠
反省していないしばき隊&男組
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我々愛国者がデモや街宣に参加しての帰路を待ち伏せして暴力を振るって逮捕・起訴された伊藤連合高橋組の高橋こと添田組長と木本本部長の二人に対する裁判が14日に東京地裁で行なわれた。
二人に対して検察官は懲役10ヶ月を求刑している。暴力行為の常習者であり本来はもっと重い刑を望でいたが、これは検察の判断でありこちら側から取り立てて言うべきことはない。
ただ、彼らが自分たちのやって来たことを真摯に受け止め反省していれば良いのですが、反省のかけらも見えないということが明らかになりました。
二人の裁判官に対する陳述書が男組のサイトに掲載されています。
男組組長 高橋直輝 陳述書 otokogumi.org/wp/?p=126
裁判官殿
今回の事件で富成氏の暴力に対し、暴力で対応した事は深く反省しております。しかし、富成氏や在特会のしている事は、これからも見過ごす訳にはゆきません。何故なら、彼らがしている事は差別、所謂、ヘイトスピーチだからです。
ヘイトスピーチとは、ある個人や集団を人種や民族、国籍、性別などといった先天的な属性に基づき、差別・排除の意図をもってとがめたり、誹謗中傷する事。ひいては、差別的思考や行為を煽動する事です。この点は、先の京都地裁が下した判決「在特会のヘイトスピーチは民族差別」でも、指摘されている通りです。
在特会の中には、「韓国や中国、日本の国家間の悪化のため、日本にいる在日外国人が誹謗中傷されるのは仕方ない」という意見もありますが、これは間違っています。国家間の問題を生活を営む在日外国人に言っても、何も解決しません。本当に志をもって解決したいのであれば、日本政府や各国の大使館などに向けて抗議すべきです。決して、街の人々に向けてはいけないのです。
2013年初頭。「行動する保守」を名乗り「愛国」を掲げる彼らのデモを、新大久保の歩道に立ち、最初から最後まで眺めました。
私の目に飛び込んできたのは、「保守、愛国者」を名乗る人たちが「よい韓国人も悪い韓国人も殺せ」「在日をガス室送りにせよ」「在日をたたき出せ」というプラカードを掲げ、通り過ぎてゆく姿。そして歩道では、うつむき、涙を浮かべている子供の姿。カタコトの日本語で「私は韓国人。でも日本が好きです。なぜそんな事を言うの」と、沿道から泣きながら訴える老婆の姿でした。
そんなことをする彼らのどこが「保守」「愛国者」なのでしょう。私には差別主義者というより、ただ単に「弱いものイジメ」の集団だと思えました。
しかし、この日本には差別される在日の人たちを守ってくれる、法的なものは何もないのが現状です。国や行政、法律が弱い者を守れない時、どうすればよいのか、悩みました。
2013年2月。しばき隊を名乗る人々が在特会の差別デモに抗議の声をあげ、デモ後の「お散歩」と呼ばれるコリアンタウンへの暴力を、体を張って少人数で阻止している動画を見ました。
4月頃から。私も個人で差別デモへのカウンターをしていましたが、個人では限界もあったため、反差別を訴える仲間と「男組」を結成しました。男組とは、非暴力・超圧力を掲げ、「レイシストをぶっ潰す」、このシングルイシューだけで集まり作った団体です。
冒頭でお話しした通り、非暴力を掲げながら私がしてしまった「暴力」はいけない事だと、メンバーからも指摘されました。
これからの男組の反差別運動としては、今までの様な暴力的な圧力ではなく、彼らの差別デモの前後に平和的な、反差別を訴えるデモを行ったり、講演会を行うなどして、「差別はイジメ」であるという事を、関心のない人々にも広く伝えていきたいと思っております。
また現在の彼らのデモを行政が許可し、法的に止める術がない限り、街の涙を流す人々にあのひどい差別が届かない様、ヘイトスピーチをかき消すために差別デモへのカウンターは続けるつもりです。
2020年、東京オリンピックが開催されます。ヘイトが蔓延している東京を見たとき、選手や応援にくる外国人はどう思うでしょうか。世界中から様々な外国人が集まるオリンピックまでに、行政が何らかの措置をとってくれる様、働きかけも同時に行っていくつもりです。
裁判官殿
私には、このヘイトスピーチの問題を見過ごす事はできません。黙っていれば、ますます解決できない問題になっていくと思うからです。
ルワンダ虐殺、ナチスによるユダヤ人虐殺。ドイツ人が自分たちの国からユダヤ人を追い出せと、ユダヤ教会、ユダヤの人が営む商店、ユダヤの人々が住む家の窓ガラスを割って回った「クリスタル・ナハト」
在特会が新大久保の商店街をねりあるき、「韓国人をたたき出せー!縛り首にせよー!」と叫びながら店の看板を蹴り、ペットの犬を「朝鮮人の犬!」と蹴り上げる。
私には、全く同じに見えます。
ヘイトスピーチがヘイトクライムになっている現場が、今の日本にはあるのです。それをじっと耐え続けている人々を守りたい。
大阪最大のコリアンタウン・鶴橋では、差別主義者の親に育てられた女子中学生が、往来で「南京大虐殺でなく、鶴橋大虐殺を実行しますよ!」と叫びました。もう、ヘイトスピーチの世代間継承が始まっているのです。
どうしても、今、止めなければならない。
私は、このひどいヘイトスピーチ、ヘイトクライムをこの日本からなくすために、これからも反差別運動は続けていきたいと思います。
レイシズムがジェノサイドに変わる前に、私たちが立ち上がるべき時と、信じています。
以上。
裁判所におかれましては、私どもの真摯な気持ちを正面から受け止めていただき、公正な判決を下していただきます様、お願い申し上げます。
男組本部長 木本拓史 陳述書 otokogumi.org/wp/?p=128
裁判官殿
今回、冨成氏に対して差別行為をやめろと抗議を行いましたが、その際、相手が振るった暴力に対して怒り、私も同様に暴力を振るった事を深く反省しています。
しかし、事件以前より冨成氏が行っているのはまさしく差別行動であり、その事自体到底許せる事ではないと考えています。だから私は、今後も差別集団に対しての抗議活動を行っていきます。
昨年3月初め、離婚した元妻から、新大久保で行われる在特会のデモに、怖いけれど抗議のプラカードを持って立つよ、と言う話を聞きました。
元妻は在日コリアン三世で、若い頃から入居差別や就職差別を何度となく受けてきました。またここ数年は、インターネットのSNSの場で、生まれながらの在日コリアンという属性を日常的に馬鹿にされ、攻撃されていました。
元妻は、普段私の前ではそうした差別に対して気丈に振る舞っていました。けれど、一人でいるときはどれだけ傷つき疲れ、泣いて悲しんでいる事だろうとわたしは思っていました。
そして私は実際に差別デモをこの目で見ました。
元妻との生活を通じて、日本に民族差別がある事は知ってはいましたが、新大久保に現れた差別集団の姿を実際に目にしたとき、私は愕然としました。
そこで叫ばれる在日コリアンを攻撃する言葉の数々、デモ参加者のうれしそうな興奮した表情、それらに直に触れて、なんでこんなものが認められているんだ、なんでこんな行動が許されているんだと、憤りを感じました。
日本では差別はなくならないと思って生きてきたけれど、こんな事になってしまったのか、そう思いました。
あんな下劣で人としてレベルの低い行動など、放っておけばいい。そう言う声を私も耳にします。まともな人間ならあんなものは相手にしないものなのだと言う声です。
しかし私が実際に目にした光景は、決して放っておけばいいものではありませんでした。
「朝鮮人を絞め殺せ」「寄生虫、ゴキブリ朝鮮人を即刻駆除しろ」といった言葉、人を人として扱わない言葉。そしてそんな行動を正当化するための、在日コリアンにまつわる数々のデマや、国家間の問題をたてに「韓国・朝鮮人は敵だから攻撃して当然なのだ」とする主張。それらが渾然一体となって新大久保の街を襲い、そこで商売をして暮らす人々に出て行けと迫り、手を繋いで歩く母親と小さな子供に、「おい、そこを歩いているお前たちは何人だ。日本人か」と怒鳴りつけていました。
一人一人の人間である前に何人であるかによって攻撃される。民族や国籍を理由に罵倒され、顔を伏せて困惑する、傷ついて涙を流す人々が実際にいます。それは放っておいていい事では、決してありません。
自分が日本人で、差別デモ参加者たちより体格に恵まれているなどしたら、その人自身は差別デモを怖いと思わないかもしれません。
けれど、自分が恐怖にさらされていなければ、それでいいのでしょうか。自分の家族や友人が傷つけられていなければ、それでいいのでしょうか。もしも、私の元妻が在日コリアンでなかったら、私はどうしただろうか。いま実際に傷つき恐怖にさらされているのは、自分にとって大切な家族・友人と同じ、誰かにとって大切な家族・友人です。そうした人たちが差別の攻撃によって、人としての尊厳を剥ぎ取られ、傷つけられて辱められています。
直接の差別の言葉が自分に向いていないから、自分がやられている事ではないから、だから自分は大丈夫だ、そんなふうには私は絶対に思えません。
現在、差別主義者のデモや行動を公権力は抑える事ができません。現状では、差別され傷つく人たちを守るための法律が日本には無いからです。しかし、だからといって、それを許しておけるとは思えないのです。
差別デモを目にしてから、私は自分にも何かできる事は無いだろうか、なんとかこの差別デモをやめさせる事はできないだろうかと悩みながら、デモへの抗議や差別デモ参加者を叱りつけるために新大久保、川崎、都内各所へ駆けつけるようになりました。自分にできる事はしなければいけないと考えたからです。
特に昨年から、差別デモに対して様々な方法で抗議を行う、「カウンター行動」が日本各地で起きています。しかし、それでも引き続き在特会を中心とした差別集団は差別行動を行い、世の中に差別心の種を植えつけてそれが育つように煽り続けています。
もし、その差別集団の姿を直接見た事が無いのであれば、現場に足を運んでみてほしいと思います。一人でも多くの人に、日本で起きているマイノリティへの攻撃について、関心を持ってもらいたいのです。
私は差別集団に対して、抗議の行動をこれからも続けていきます。
冒頭に述べた通り、私が今回行った暴力についての反省を生かして、今後は徹底して非暴力行動をとっていきます。自分がやるべき事は、まだまだ山ほどあるはずです。
裁判官殿
差別行動はなんとか抑えなければいけません。
今回の事件を振り返り私が述べたい事は以上であります。
以上
先ず二人は自分たちから先に手を出していない旨を陳述していますが、これは明らかな嘘です。地下鉄の降り口で待ち伏せして冨成君に二人で襲い掛かり胸ぐらを掴んで壁に押し付けた。だから冨成君はそれを必死で振りほどこうとしたのです。
冨成君は被害者であり高橋と木本は加害者です。二人が街宣の参加者に対して襲い掛かるような暴力行為を働かなければ事件はそもそも起きていません。彼らが逮捕起訴されたことが全てを物語っています。
次に彼らは自分たちの行動をヘイトスピーチに対する抗議の為の行動だとして、これを正当化しようとしていますが、言論の自由を暴力で止めさせようとする行為などには何の正当性もありません。彼らは単なる暴徒に過ぎず、全く反省の色が見えないので、いくら10ヶ月と言えども執行猶予なしの判決を我々は求めます。
彼らは反省していると一応は口にしているが、伊藤連合男組なる組織の解散を拒んでいるし、これからも抗議行動を行なうと言っています。相手方の言論の自由を否定している以上、これまでと同じような手法によって暴力行為が再び行なわれる可能性が高い。
彼らの罵声、刺青を見せての威嚇、家に行くぞ!などの脅し、実際に家に戻る人を尾行しての追跡、これらは彼らが差別主義者などと言ってきた我々の側の誰一人やったことのない行為です。
彼らが勝手に我々に差別主義者のレッテルを貼り、何をやっても許されるというその考えを根本から正さない限り、再びこのような暴力集団による事件が起こる可能性が高い。
故に我々はこの二人に対しての裁判官による法と正義の裁きを切に要望するものです。
桜井誠 @Doronpa01
【初笑い裁判 締め】添田被告らの証言では「今後男組は待ち伏せなどの行為は行わない」「暴力を振るわない」「カウンターは続ける」「18日の六本木で行われるヘイトデモには抗議に行く」そうです。まったく反省しておらず、西の大火を待つまでもなく異例の10か月懲役かも(ワロタ)
【初笑い裁判 さらにつっこみ】添田被告が自己の活動理由として「(在日への)弱い者いじめを見過ごせなかった」と証言をすると、またまた裁判長から「二十歳の若者一人を集団で襲うのは弱い者いじめじゃないの?」とつっこみ。添田は「弱い者いじめじゃありません」と反論するも傍聴席から失笑。
【初笑い裁判 つっこみ】添田被告が「暴力を振るい悪(西に心じゃありません)いことをした」と反省の弁を述べたところ、裁判長から「それ2か月前(新宿暴行脅迫事件、略式起訴で添田は罰金20万円、木本は罰金10万円)にも同じこと言ってたでしょ?」とつっこまれる一幕に傍聴席から笑いも。
今日は添田と木本の刑事裁判だったのか。彼等は「懲役覚悟」「暴力も辞さない」って日頃から宣言してた訳だから、来れからもヘイトスピーチをする相手には暴力を振るうだろうし、何回も懲役に行く覚悟なんだろうよ。まさか「もう暴力は振るいません」とか言って無いだろうな!彼等の覚悟が問われるね!
