2007年09月12日

日米離反と支那への従属

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テロ特措法と日本の選択��

日米離反と支那への従属

 アフガニスタンに展開する多国籍軍への支援を、インド洋上における「給油継続」という形で続けるのか、それとも打ち切って引き上げるのか。この問題は日米関係だけでなく、国際社会における日本の立場に大きな影響を与えずにはおかないでしょう。

 また引き上げとなれば、東アジアにおける覇権の確立を狙う共産支那の思うツボであり、日本は支那(中国)に単独で抗し得ない以上、それは支那の属国となって恐怖支配を受け入れることを意味します。

 実はこの近未来の世界を予測した著こそ、これまで2回に渡って紹介してきたハーバード大学ハンチントン教授の『文明の衝突』でした。だからこそ私はこの著の指摘した、その恐るべき未来について何度も言及してきたのです。

 かつてまだ21世紀を迎える前に、この著を巡って2ちゃんねるで論争を展開しました。その時のものをコンテンツの中で「2ちゃんねる論争」として私の発言を主にまとめていますので、興味のある方はそちらをお読み下さい。

 9 名前:瀬戸弘幸 投稿日:2000/02/19(土)21:46
 ハンティントン教授によればアメリカ文明と中国(支那)文明はやがて衝突するが、その時、日本がそのいずれかを選択しなければならない、運命の時がやってくるというのだ。
 しかし、勿論この主張や予言を我々日本人が鵜呑みにすることは出来ない。だが、これを無視することも出来ない。
 何故ならば、我が国の体制側保守勢力と反体制左翼には「日中を軸としたアジアの新体制」を目指す戦略が既に発動されたと見られるからである。

10 名前: 投稿日:2000/02/19(土)21:52
 「日中を軸とするアジアの新体制」を目指す戦略って具体的にはいかなる内容を持った戦略なんですか?

13 名前:瀬戸弘幸 投稿日:2000/02/19(土)22:12
》10さんへ
 日米経済摩擦などによる日本攻撃の度が過ぎると、我が国は反米感情が頭をもたげてきますよ。この反米感情の裏返しとして親中国のアジア仲良しクラブ的な発想が起きてくるかも知れません。いや、左翼陣営はそれを一つの戦略として描いています。
 「日中を軸とした東アジアの平和と安定」などという美辞麗句をもってして、米国や西欧社会への挑戦となるのが「反日左翼」の戦略なのです。この戦略に自民党の親中国派が乗せられてしまっています。

 これらの投稿を今、振り返って見ると現実に予測される状況が似通っているだけに不気味に感じてしまいます。慰安婦問題の米国議会での日本非難決議、北朝鮮と米国の交渉など、日本側には米国への不信感が漂っています。

 日本国内における米国への反発は、反米感情の単純な裏返しとしての親中国へと向かう安易なアジア主義となる可能性もあります。アジアから米国を追い出して支那(中国)と手を結ぶという考えが浮上してくるのです。

 ハンチントン教授が予言(予測)したごとく、まさに米国(西側自由主義陣営)と対立する支那(中国)勢力に日本が与する動きが出始めています。

 私はこのような動きに乗ぜられるのは、「自民党の親中国派」と書きましたが、自民党の親中派と呼ばれた人達もさすがにそこまでは売国奴ではなかった。

 代わって出現したのが自民党を離れ、次々に政党を創っては潰してきた小沢一郎という政治家でした。彼は日本を支那に売り渡そうとしているのではなくとも、自分が政権を握るためには、日本がそのような結果になっても構わないと考える政治家なのでしょう。

 国内において日米協調なのか、あるいは日支(日中)共同なのか。

 この二つの対立が険しさを増してくるでしょう。それは戦前の繰り返し以上の思想的なねじれと混乱をもたらすことにもなります。

 日中共同覇権によるアジアの安定と平和という幻想は、やがて日本が支那の属国化となることで気がつかされることになりますが、それまでは大アジア主義などというかつての日本の右翼勢力が唱えた思想も復活するのではないでしょうか。

 旧ソ連崩壊後の「反体制左翼」は、日中を軸としたアジアの平和という幻想に日本を引き込もうとしてきました。マルクス主義青年同盟や多くの赤色セクト勢力が民主党に潜り込み密かに仲間を増やし続けてきたのです。

 反体制左翼、民主党、国粋右翼が反米アジア主義というスローガンで結びつく可能性も否定できません。勿論、現在はそのような国粋右翼勢力は皆無です。

 日本の将来を現状認識論で考えるなら、日本を導く責任ある指針が日米協調体制にあることは容易に分かることです。しかし、今「反日マスコミ」はその事に触れようとはしません。

 日本が将来の選択肢として、例え一時的な迷いや反米感情があったとしても、その軸足を「支那中国との友好」に移すことなどは、絶対にしてはならないオプションに他ならない。

 ハンチントン教授の描いた罠にはまるようなことは避けなければなりません。

※暫く休んでいた首都圏政治問題(埼玉、千葉)は明日から始めます。また、今回のシリーズの返信はまとめてエントリーを立てて、そこで一括してお答えします。

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Posted by the_radical_right at 09:13│ mixiチェック │政局・動向 
この記事へのコメント
あの、涙を浮かべながらの会見・・・。

何か、安倍さんが自殺してしまうのではないかという

そのくらいの空気を感じました。

相当精神的にまいっているような。
Posted by にんにんまる at 2007年09月12日 15:51
安倍首相に追い風を送ることこそが、日本を再生する為の近道と思ってきました。
もう、何と言ったらいいか、わかりません。
ご本人は、「健康問題」とおっしゃっていますが・・・
たしかに、ご自分が任命したことがきっかけで、周囲の側近が次々討ち死にしていく様を見る気持ちというのは、想像できないほどの苦しみであったと思います。
松岡元大臣は、自殺にまで追い込まれていますしね。
総理大臣というのは、秒刻みの激務でもあることに加えて、
毎日のように声高に語られるマスコミの「安倍やめろ!」キャンペーン・・・
これでは、通常の神経の人間は参ってしまいます。

それにしても、一体これからの日本はどうなっていくのか?
今は、私自身もこのダメージをどう受け止めていいのかわかりません。
Posted by yuukoku at 2007年09月12日 14:52
瀬戸様。

こんにちは。

いよいよ選択の時が近づいてきましたね。


私の地域で放送されている民放局の女性アナウンサー(言う事の端々にリベラルさが滲み出る女性です)は、ずっと、安倍総理批判をやっていましたが、さっきの辞任会見においても“テロより私達の生活でしょ”と言い捲くっていましたね。

これが我が国のメディアの人間のレベルです。


憂国に人間は一度外に出て、外から反日の人間をこう月し、祖国を取り戻すという選択肢も頭に入れておく時代に入りそうですね。

中国による、“日本の愚民に鎖を”

が始まる予感がします。
Posted by oparation mindcrime at 2007年09月12日 14:18
裏で何の力が動いているのか恐ろしいですね。安倍さんが総理になると決まったときから海外のマスコミまで含めてひどい安倍バッシング。国内では何が何でも辞めさせてやるといわんばかりの報道が続いていました。先の参議院選挙での偏った報道などもそうですが、いったいどういう力が働いているのか?多くの国民が疑問を持っていることでしょう。
Posted by チャチャ at 2007年09月12日 14:12
小泉とか小泉に近い人の登板を望む奴はどうかしてるでしょ…。
いかに日本をダメにしたかちゃんと調べるべき。それこそマスコミに踊らされてる。
Posted by かじった at 2007年09月12日 14:11
まさかと思っていたが、だいぶ前から辞意を固めていたって・・・
ただのヘタレだったのか・・・これといった反撃もせずに
あっけなく辞任とは・・・お陰で辞任速報と同時に株価が急降下してくれた。
民主の天下になろうものなら、暴落だろうな。 あぁ、怒りが収まらない
Posted by 蕗 at 2007年09月12日 14:09
とうとうこうなりましたか・・・・。
辛くとも日本の為に、これからの子供達の為に頑張ると決意表明したばかりのこの辞意の表明は不自然だなあ・・・・・。
Posted by 憂国の一草莽 at 2007年09月12日 13:55
次は中川昭一に首相をやってもらいたい。
Posted by 維新侍 at 2007年09月12日 13:45
無念です、なんで今なのか
小沢との会談で、特措法と引き換えにやめるかもしれないと思ってたが。 決着がつくまで続けるべきだった、たとえつらくても
Munakata
Posted by Munakata at 2007年09月12日 13:45
小泉だけは勘弁してください。
Posted by 本当に驚いた at 2007年09月12日 13:35
結構 安倍首相はいい仕事をしていたのに残念です。 これからの政局がどうなるか予断は許さないですが 民主党が大嫌いな自分としては国民に人気があり選挙にも強い小泉前首相に再登板して欲しいです。
Posted by KYさんへ at 2007年09月12日 13:34
(続きで)
アメリカで従軍慰安婦の法案が可決されて、売国マスコミが国内問題を心象膨大に取り上げて世論を小沢民主党に誘導した。
世論を反米に向けて、権力のためなら国を売り渡しても良いという小沢が選挙で勝った。
中共の描いた形で日本が誘導されていることに絶望的な不安を感じます。
そして、安倍首相の退陣表明。
瀬戸先生!日本がおかしいです!
Posted by F at 2007年09月12日 13:31
アメリカは一国家としてアメリカの国益に従って行動しています。
日本との同盟関係がアメリカにとっても最優先されるでしょうが、子供のつき合いのように、複雑な国際政治の中で何から何まで日本を擁護することもないでしょう。
日本も日本の国益を第一として誰とどのようにつきあうべきかを考えなければなりません。
(続く)
Posted by F at 2007年09月12日 13:31
 >号外

 一体これから政局はどう動くのでしょう?
 テロ特措法の問題があるのに、いきなり「解散総選挙」ってありうるのでしょうか?
Posted by KY at 2007年09月12日 13:12
号外 安倍首相辞意の意向!
Posted by タイミングがな at 2007年09月12日 13:06

 と述べている。これは、中曾根氏の提唱に、それとなく反撃した者であろうと思われる。
 実は、私は中曾根氏の「東亜共同体構想」の提唱以前から非保守系論客の「東亜共同体論」に疑いの目を向けていた。
 その理由は、大正生まれの私や同時代の人々にとって、「東亜共同体」とか「東亜新秩序」とかの言葉は、あの時代の国民に悲痛な思いをさせた尾崎秀実等の謀略「敗戦革命」を思い起こさせるからだ。
(引用終了)
Posted by うなぎ犬 at 2007年09月12日 12:25
>それまでは大アジア主義などというかっての日本の右翼勢力が唱えた思想も復活するのではないでしょうか。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」です。

戦前の過ちを再び繰り返すのは「脳なしの馬鹿」ですよ。それに、戦前、大アジア主義を煽っていたいたのは、尾崎秀実(朝日新聞記者)に代表されるコミンテルンです。

警戒せよ! 中曽根康弘氏の東亜共同体構想
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H16/1606/1606012caution.html
(以下、一部引用)
中西輝政 京大教授も「諸君!」6月号の「国際テロ組織と次なる試練の時」の中で、

 「日本は、他の国と一緒になって、共同体を形成するような存在ではない」
Posted by うなぎ犬 at 2007年09月12日 12:24
私もいとしきさんのご意見に賛成です。
理由はどうであれ日本が軍事力を増強させて真の独立国家として
自立して行くことを米国のみならず東亜三馬鹿以外のアジア諸国にも
望まれているのですからさっさと行うべきです。

高速増殖炉やレーザー技術を磨き、潜水艦を沢山作り、
宇宙開発も進める。道路なんてもう要らないでしょう。
Posted by かんた at 2007年09月12日 12:14
10年ぐらい前の、アジアの通貨危機の際に、マレ‐シアのマハティ‐ル首相だけが、ジョ‐ジ・ソロスに噛み付きましたが、その様な気概が大事だと思います。日本には平沼議員の様な、信念のある政治家を望みます。今は米国と歩むのが、しばらくは良いでが、周恩来氏とキッシンジャ‐氏の会話の様に米中が腹の中で考えているなら、後になってオイルマネ‐を武器にした新たなイスラム社会に、頭を下げても信用されなくなっていると思います。しかし、現代の私達は生活レベルを落としたくないので、中共は論外ですが、米国に付いて行く他ないと思います。
Posted by アンチミンス at 2007年09月12日 12:02
(続き)
アメリカ側にしてみれば、日本に早く第2次世界大戦の自虐的な重みを背負った状態から脱出し、中国や韓国と対等に渡り合える国家になってほしいと願っているのです。
しかしアメリカの目的は、日本を独立させ、軍事的にも強くさせ、アメリカを狙う支那の壁として利用する狙いなのですが・・。
日本政府は、左翼勢力に負けず、今必要な日本同盟の強化に着手する事が望ましいのは確かだと思います。

Posted by いとしき at 2007年09月12日 12:02
反米感情が国内から湧き出ても、支那サイドに寄ってはいけませんね。
しかもアメリカは日本の真の独立を助けていると言えます。
小泉政権時代にはブッシュが靖国神社に参拝する予定もありました(内閣が弱腰な為に中止)、ブッシュが靖国に参拝する=東京裁判などの不正で誤った第2次世界大戦後の、日本に対する報復活動の謝罪と、戦後日本の自虐的史観の払拭。
(続き)
Posted by いとしき at 2007年09月12日 12:01
今回の文章は簡潔明瞭で、瀬戸先生のお考えが明確に伝わりました。

純一郎さんが仰っている様に、つまりは現実に中国を信用する人々が結構な数存在しているという点でしょう。
中国より米国を信用するサイドと、米国より中国を信用するサイドの相容れない論争でしょう。
ここには、論理的というより、感覚的な要因が大きいため、議論では収拾しないように思います。
我々からすれば、「中国などが信用に足るか?」という自明に思える問いであっても、「信用に足る」と考える人々が多数居り、その背景には戦後教育(東京裁判史観)という問題が横たわっています。

こうしている間にも、ソフトレフト達が量産されている事を考えると、ため息がでます...。
Posted by 一国民 at 2007年09月12日 11:52
最近、左翼のブログもちょっと見てみようということで、天木直人氏のブログを時々読んでいます。エントリにもよりますが、途中までは案外同じ意見だなと思うことがあるのですが、最終的に「何でそっちに行っちゃうのー?」と言いたくなる事が多いです。
まだあまり読んでいない状態で言うのも早計かもしれませんが、左翼の人たちって、本気で支那を信用しているとしか思えません。
自分は絶対信用しませんけど。
Posted by 純一郎 at 2007年09月12日 11:12
誤:でもこれらは基本をスルーした上での結果論についてのあれこれ心配
なさっているのではないかとも思っています。

正:でもこれらは基本をスルーした上で、結果論についてあれこれ心配
なさっているのではないかとも思っています。

日本語が壊れてました。失礼しました。
Posted by はな at 2007年09月12日 10:10
韓国のように、どっちつかずで、フラフラしたバランサーなどをしていては、他国から信用されませんので、他山の石として、真似るようなことをしてはいけません。

> アメリカが北朝鮮のテロ指定解除に動くと、嫌米感情はますます高まりそうです。

感情的には、嫌米となるのでしょうが、米国のテロ指定解除は、米国の事情です。(他国に依存しなくても、日本独自の政策・力で、北朝鮮によって拉致されている人を救い出す方策を考えなくてはなりません。)
それによって、イランなどの核開発を行っている国に、「テロ指定解除するためには、今まで行った核施設の無能力化を行い、今まで作った核物質を温存させても良い。闇でウラン濃縮などを行っても良い」という悪い前例を作ることになるということを米国や世界中に分からせる必要があります。
Posted by とおる at 2007年09月12日 10:09
慰安婦決議がなされたのも、これまでの政府の怠慢・無作為によるもの。
それを非難するいっぽうで、
自衛隊を軍隊ではない、と憲法拡大解釈をすることでなあなあにしてきた
政府の怠慢・無作為についてはスルー、というのが私にはやはり理解が
難しいです。それにほっかむりをして話を進めれば、いつまでたっても
憲法改正なんてできないんじゃないでしょうか。

瀬戸さんや皆さんがおっしゃること、よくわかります。でもこれらは基本を
スルーした上での結果論についてのあれこれ心配なさっているのでは
ないかとも思っています。慰安婦決議が可決されて初めて、オロオロしたり
怒ったりしている日本政府のようだと言えば言い過ぎでしょうか…。
Posted by はな at 2007年09月12日 10:08
瀬戸さんご指摘の通り、バックに中共がついているとはいえ、慰安婦決議にはさすがにガッカリしました。

>例え一時的な迷いや反米感情があったとしても、その軸足を「支那中国との友好」に移すことなどは、絶対にしてはならない<

もちろん、中共と組むなど論外ですが、アメリカが北朝鮮のテロ指定解除に動くと、嫌米感情はますます高まりそうです。
Posted by 花うさぎ at 2007年09月12日 09:57
米国にも、悪い部分や行いがあります。
日本に嫌米感情をもたらす要因が米国にもあります。
しかし、日本にも悪い部分や行いがあり、米国に嫌日感情をもたらす要因があります。
当然、中国にも、悪い部分や行いがあります。
単に、米国の悪い部分や、日本側の硬直したバランスを欠いた憲法解釈、感情的な戦争反対を理由にした米国や国際社会との距離を置く行為が、いかなる結果をもたらすかを吟味しなくてはなりません。
民主主義は、自分の思っていることが100%達成される訳で無く、相手や反対する勢力との妥協を取らざるを得ませんし、日米同盟や国際社会との間でも、国益の衝突が起こり、100%日本の利益が得れる訳ではありませんし、少しは悪いこともせざるをえません。
それを考慮しても、中国共産党独裁国家と同一歩調をするようなことは無理です。
Posted by とおる at 2007年09月12日 09:30