プーチン大統領と金正日
中国を捨てロシアを重要視した理由に迫る。
北朝鮮の核開発阻止を目的としてきた6ヶ国協議はこれで崩壊した。この6ヶ国協議はただいたずらに北朝鮮に時間を与えただけで、何の効果ももたらさなかった。
その意味からすれば議長国をつとめ、この6ヶ国協議を事実上引っ張ってきた共産支那(中国)の責任は重大であり、それ故に国連安保理における北朝鮮への制裁にも反対できない立場にある。
国際世論は国連安保理における北朝鮮制裁に向かうであろうが、それで北朝鮮があっさりと核を放棄して従う筈はなく、極めて憂慮すべき事態へと突き進むであろう。
そのような中で果して韓国、中国、ロシアが同調するのか、そして日米は最後まで協調して北朝鮮の核放棄まで迫ることが出来るのか。それぞれの国家には思惑があり、ことがそう容易く運ぶとは思えない。
そこで今日から周辺の国々の思惑と今後の動向を予測してみる事にしたい。第一回目はロシアの動きを探って行きたい。今回の核実験で注目すべき点が幾つかあったが、中でも北朝鮮とロシアの関係が改めて考えて見る必要がある。
核実験の開始2時間前にロシアには伝えられていた。対して中国へは20分前、その中国から米国、日本へと伝えられた。このロシアと中国の時間差についてである。
北朝鮮を支配する朝鮮労働党という組織についてだが、今更言うまでもないことかも知れないが、その産みの親は旧ソ連の共産党であり、朝鮮労働党にして見れば、中国共産党は兄弟関係にある。
そのような出自の経緯からすれば、先ずは親の旧ソ連のロシアに先に連絡しても不思議ではない。しかしながら、もうロシアは共産党が支配する国家ではない。
ソビエト共産党は平成3年に解散した、民主化に反対して軍部と結託してクーデターを企てたが失敗したのであった。あれほど磐石な「収容所列島」が脆くも崩れ去る様を我々は信じられなかった。
しかし、20世紀初頭に誕生した“妖怪”は一世紀を経ることなく、僅かに74年という短命な歴史を残し、世界史の舞台から撤退を余儀なくされた。しかし、東アジアだけは例外で彼ら共産主義者は生き延びてきた。
このソビエト共産党の解散、ソ連邦の崩壊は北朝鮮に深刻な影響を与えた。それはそれまで食糧、エネルギーの大半を旧ソ連に依存して来たためである。
それをストップされた北朝鮮は石油・石炭に変わるエネルギーとして山の立ち木を伐採した。たちまちのうちに山から木が消えてハゲ山となる。降雨によって山の土砂が水田を襲った。
慢性的なコメ不足はそのような経緯で始まった。彼らは自然を甘く見て、そしてその自然から見放されたのである。彼らは農業の復興を諦め、困窮であることを理由に国際社会からの援助をあてにした。
国民が300万人餓死しようが、軍事優先の体制を守り、その維持のためには手段を選ばず、麻薬・覚醒剤・偽タバコ・偽札と違法な収入を求め、そして破綻した。
さて、なぜ旧ソ連崩壊後、疎遠であったロシアを重視し始めたのか?それはプーチン政権の変貌と関係してくる。プーチンが目指すロシアとは、共産主義独裁ではないが専制国家の臭いが漂う。
かつて旧ソ連には「テクノクラート」という言葉で呼ばれたエリート集団があった。高度な専門的知識を持った高級官僚であるが、プーチンこそ最もそれにふさわしい人物である。
彼はKGBと呼ばれた秘密諜報機関の出身者である。若い頃に共産主義の瓦解という挫折感を味わい、祖国が西側諸国に屈するその姿を複雑な気持ちで見ていたことだろう。
冷徹にして沈着、決して本心を明かさずにことを進める。笑顔を見せず眼光鋭く、まさにエリートそのものといった感じである。このプーチンが目指す世界観・国家戦略こそ、金正日の考えと利害が一致したと考察できる。
そもそも金日成は旧ソ連がつくった「傀儡政権」であった。その狙いは朝鮮半島の事実上の支配であり、自国の影響下に置くという旧ソ連の国家戦略でもあった。
プーチン大統領が目指す国家観は旧ソ連邦の事実上の復権であり、専制ロシア国家の再興である。そのためには役立つと思えば、それは例え北朝鮮のような鬼っ子であっても利用するだろう。
金正日は今後6カ国に復帰するにしても、米国との二者協議を求めるにしても、これからはプーチンを後ろ盾として画策することになる。全てはロシアの出方にかかって来たとも予測されます。
旧ソ連よりも旧ソ連らしさを守ってきた北朝鮮、そこに何らかの感傷をプーチンが抱いていたとしたら厄介でしょう。彼プーチンはそのような悲哀に動かされるような人間には見えません。
しかし、若い頃に自らが人生を託した共産主義が脆くも崩れ去る、その現象をどのような気持ちで見ていたのか。そして現在その復権を徐々に進める彼の目に、金正日の北朝鮮がどのように映っているかです。
ソ連邦末期の頃、秘密諜報機関は統制が取れず、資金難に陥って、様々な国家の機密情報を西側に売り渡しました。その中に「作られた金日成の英雄伝説」もあったのです。
金日成は抗日ゲリラのリーダーではなく、旧ソ連軍が反日抵抗運動のリーダーとしてでっち上げたものであるーという衝撃的なものでした。その国家機密を金のためにばらしたという負い目がプーチンにはあるかも知れません。
もし、そこをついてロシアに近付こうとしているなら、金正日はかなり狡猾な人物で侮れない戦略家であると思われます。
創価学会問題
前にコメントで頂いていて気になっていましたが、取り上げないできてしまったので、今日取り上げます。
以下の記事ですが、極祕の會談で【關係者からの情報】といふことです。
あの「毎日新聞」の事ですから「情報操作」か、「操作情報」が入つてゐることを考へるのがメディアリテラシーの第一歩かと…。
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安倍晋三首相が先月20日に自民党総裁に選出された後、首相就任前に公明党の支持母体・創価学会の池田大作名誉会長と極秘に会談し、来夏参院選や対中関係をめぐり意見交換していたことがわかった。
【関係者によると、】会談は26日の安倍政権発足以前に、東京都内の創価学会の施設で行われた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061008k0000m010106000c.html
Posted by 耶蘇 at 2006年10月08日 19:46
事実であろうが、なかろうが、このような報道の仕方そのものに不自然さを感じる。なぜならば<極秘に会談した>というのに、なぜこの日に報道されたかである。
極秘と言う事であればこのような形で報道される筈はなかろう。同じ日に朝日新聞にも掲載されたというから、これはこの極秘会談を創価学会側か安倍総理側のどちらかが意図的にマスコミにリークしたことになる。
本文によれば、「関係者によると、」と書かれており、その場所も「都内創価学会の施設内で」とされている。当然このような報道には後追い記事がない。
関係者が誰であるかも明かされたことはない。この日池田大作氏は200個めになる輝かしい勲章を、中国の学校より授与されたとの提灯記事が掲載された日でもある。
非常に謀略的な臭いの漂う記事である。創価学会を批判するネットブロガーの多くが、安倍総理を支援していた。そのブロガーに対する牽制として、この記事が敢えて公表されたのかも知れない。
既にマスコミは創価学会の宣伝機関紙に成り下がっていることを証明している。更に安倍総理も小沢一郎代表と同じように、池田大作氏に頭を垂れなければ、政権を維持できないという現実がある。
安倍総理訪中にあわせて公表されたという事実を重視したい。創価学会員に「あの安倍総理の訪中は創価がお膳立てをした」とでも誇示しているようで薄気味悪い。
我々はこのようなことに惑わされることなく、この邪宗集団の正体を暴き、徹底的に追い詰めるまで手を緩めてはならない。そのことだけは確認して起きたいと思います。
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