2006年07月19日

イスラエルと米国ユダヤ

de640da1.jpegイスラエル軍のレバノン侵攻

で
見えてきた米国の内実

 イスラム過激派ヒズボラのイスラエル兵士拉致事件を契機にレバノンに侵攻したイスラエル軍と、これを迎え撃つヒズボラの戦闘は激化の一途を辿っている。現在のところ収まる気配は全くない。

 このイスラエルの軍事作戦はヒズボラの背後にいるイランによって仕掛けられ、まんまとイスラエルがそれに乗せられてしまった感がある。イランは核開発のために結束する米欧を牽制するために、今回のイスラエル領土への侵攻と兵士拉致を引き起こしたと考えられる。

 今回のイスラエルの軍事作戦は米国でも大きく報道されており、そのニュースが日本でも衛星放送などで見ることができる。連休の日に雨天であったので、外にも出ずこの衛星放送を見ていて、あることに気付いた。

 それはライス国務長官とクリントン政権当時のオルブライト国務長官(当時)二人へのインタビューで、ニュースキャスターが最初に聞いた言葉は「何故、ブッシュ大統領はイスラエルのオルメルト首相に電話連絡しないのか?」であった。

 ライス国務長官は「常に関心を持ってことに当たっており、電話をする、しないということにはあまり意味はない」というような返答であったと記憶している。対してオルブライト女史は「クリントン大統領なら直ぐに電話を入れたはずだ」と答えている。

 この両者の答えが現在のクリントン時代とブッシュ時代の違いを明確に表していた。つまり、民主党の方がよりイスラエルと親密であるという事実だ。

 民主党は米国に寄生する国際ユダヤと表裏一体の関係にある。対して共和党は一線を画した関係にあるということだろう。しかし、その共和党であってもマスメディアを支配するユダヤ資本との正面衝突は避けなければならない。

 いずれ米国がこのイスラエルのレバノン侵攻に直接仲介に立たねばならなくなるだろう。これがイランの最大の狙いでもある。最終的にはイスラエルの安全確保のためにヒズボラの武装解除が条件として浮上する。

 しかし、それを行なえるのはイランの政権しかなく、イランはヒズボラの武装解除を求めるイスラエルや米国との間で条件闘争を行なうことになるだろう。条件闘争を有利にするために、当分は戦争が継続されることになると予測する。

 さて、今回の米国の動向を見て改めて感じたことは、ブッシュ政権後の米国についてだ。ブッシュ政権がイラクで力を削がれ、今回のイスラエル問題で失態をおかせば、次の大統領選挙で共和党は完敗するだろう。

 次の大統領がヒラリー・クリントンになるとすれば、夫のビル・クリントン時代を嫌でも思い出さないわけにはいかない。北朝鮮や中国には甘く日本には極めて冷淡であった。

 勿論、両者の人格は違う。しかし、長年連れ添った夫婦であり、民主党政権でもある。ビル・クリントンこそは国際ユダヤの謀略組織と噂されるフリーメイソン系の大統領でした。

 あまりこのような話を続けるとユダヤ陰謀史観による妄説と批判されるのでここでは止めますが、今回のイスラエル軍の行動に対して、イスラエルの首相に電話をしたか―、なぜ直ぐにしないか―、そのような事が話題となるお国柄であることを今更ながらに驚いた。


 次期政権で日米同盟が機能不全に陥る可能性も否定できない。であるならば、現在のブッシュ政権時代に我が国は日米同盟を不動のものとしなければならない。

 日本に核武装を奨める声は実は共和党から出ている。

 山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』という私がよく見ているブログがあります。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20060717/1153098989
 それは、いずれ、アメリカにおだてられて暴走・自爆するだろう
安倍的な「チンピラ外交」ではない。つまり日本は、親米派である間に核武装すべきである。それしか日本の生き延びる道はない。

 安倍官房長官をチンピラ呼ばわりするなど、私の主張とは隔たりは感じますが、米国が親日の共和党政権と日本が親米派政権の時にこそ核武装をすべきであるーとの主張には先見の明を感じます。

 今後の中東情勢を見るにあたり、そのような視点から考えていくことも大切ではないでしょうか。

 ブログ・ランキング 応援クリック宜しくお願いします!



Posted by the_radical_right at 20:10│ mixiチェック │日米関係 
この記事へのコメント
このエントリーに関係あるかは分りませんが、一応紹介しておきます。   http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/wf.htm
Posted by 日本海の竜 at 2006年12月11日 22:59
伝統的にユダヤ人に民主党支持者が多いのは事実ですが、もはやそのステレオタイプは崩れ去っています。

イスラエル首相に電話したかしないかがどれほど重要な意味を持つのか知りませんが、共和党のブッシュ大統領は、ユダヤ人の間では歴代大統領の中で最も親イスラエル派と評価されており(対イスラエル政策以外での評価が大きく分かれますが)、今年の全米最大ユダヤロビー(AIPAC) の総会はブッシュ支持で大いに盛りあがったそうです

しかしブッシュの支持率は現在30%以下にまで下がっており、特に再選以降のイラク政策や原油高騰などで、今回のヒズボラ vs イスラエル問題が起きる以前からすでに共和党の勝利はないといわれています。
Posted by oopie59 at 2006年07月20日 15:41
核武装時代の後は、核エネルギー利用時代に行くのでしょうか。原発廃棄物は月にでも持って行くのですか?
Posted by 天蓋真鏡 at 2006年07月20日 10:36
欧米の有力資本の動向について詳しくはないのですが、アメリカのロックフェラー系の財閥が共和党、イギリスのロスチャイルド系(ユダヤ人系)財閥が民主党を支持しているという話は聞いたことがあります。
Posted by ウィザード at 2006年07月20日 07:48
かつて米国ではナチスの上級将校を父に持つ米国の将軍が誕生しようとした時は国論を二分して意見が沸騰したが、父は父で息子は息子で別人格で時代も育った環境が違うから、その本人の人柄、人格が親子の血筋より優先した。父親と息子の主義や価値観まではそっくりに受け継ぐなどと考える愚かな国民は少ない。
こういう中傷記事や過去の祖先のした所業を暴露する真実の記事とか言う手段を選挙のためや商売の優劣・勝敗に使う事は古今東西多いし頻繁にある。だが民主政治なので、独裁者選びでは無いから多少の欠点は気にしないで選べる。人間誰でも多少の瑕疵は探せばある。
Posted by ようちゃん at 2006年07月20日 05:53
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/46789ab99694402eda8899174837b193(代替案・・)『毎日新聞』7月19日夕刊 
( 米中央情報局(CIA)が1950年代から60年代半ばにかけ、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るために、当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者に対し秘密資金工作を実施、旧社会党の分裂を狙って59年以降、同党右派を財政支援し、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。>日本の国内政治は過去のこういう情報が真実であっても、息子の代ではその政治の目指す方向が違う事は在り得るのだから、暴露記事で将来の日本の進路を誤る選択はしないと信じてる。内政より、産業輸出で生きてる日本は外交が優先、米国は共和党政権で日本国内は自民党の方が:民主党より遥かに僥倖が見える。生き延びないと駄目だと思います。
Posted by ようちゃん at 2006年07月20日 05:23
核兵器こそ究極の専守防衛兵器であり、
我が国を取り巻くゴロツキヤクザ国家群の恫喝と侵略から
国民の安全を守る有効な手段です。

敵に野心を起こさせないためにも、
紛争の話し合い解決の為の裏付けとして核武装が必要です。
丸腰弱腰こそ逆に戦争への道。
Posted by ・ at 2006年07月19日 22:18
そして、イスラムが結束して西欧文明と戦う事を目指すイランとしては「宗派対立をしている場合ではなく本当の敵を思い出せ」とのメッセージもヒズボラを動かしてイスラエル問題を顕在化した理由の一つではないでしょうか。

ただ、レバノンはシーア派40%と多め地域だから、シーア派組織であるヒズボラが活躍する事で、レバノンのシーア派勢力拡大も狙っていたりと、シーア派が譲歩する事で宗派対立を収めるなんて気は無さそうですが。

陣営内の対立を防ぎつつ、陣営内で優位な地位を得、敵を分断し勝利する。基本的な事なんでしょうが、日本外交には不足している部分ですね。
Posted by 沢木 at 2006年07月19日 22:15
スンナ派がこれを防ぐ手段は、イラク内のスンナ派勢力を支援する事と、イラク新政権に影響力のあるアメリカに、イラク新政権でスンナ派に出来るだけ多くの権力を残してくれるように懇願する事でしょう。

シーア派はシーア派で当然イラク内のシーア派勢力を支援してるので、イラクの宗派対立による内戦が長引くと支援国同士の関係も悪化が避けられない。

冷戦期まで振り返ってもアメリカはスンナ派国には友好的で、シーア派国には非友好的でしたし、アメリカの分断戦略は今に始まった事ではないでしょうが、スンナ派国の封じ込めには成功していると思います。
Posted by 沢木 at 2006年07月19日 22:15
やはり闘争は分裂した陣営が負けますからね。イランがイスラエル問題を顕在化してアメリカと欧州の分断を図ってると言うのは全く同感です。

興味深いのが、アメリカもイラクでの失策を逆用して、スンナ派とシーア派の宗派対立をイスラム全土に波及させようとしているように見えるところです。

イラクがこのまま順調にシーア派の民主国家になれば、半世紀は続いて来たスンナ、シーアのパワーバランスが崩れる事になり、これはイスラム全体で多数派のスンナ派にとっては悪夢でしょう。

イラン、イラク、シリア(少数支配で分派だが)の三大国がシーア派勢力になると、サウジ、エジプト、パキスタンに代表されるスンナ派勢力と拮抗してしまい、スンナ派国の国内でもシーア派の権利拡大運動が盛んになる怖れがあります。
Posted by 沢木 at 2006年07月19日 22:14
こんにちわ。毎回拝見させて頂いております。
フリーメーソンが出てきたので思い出したのですが、飯倉の交差点角に「メソニック39MTビル」というのがあります。旧称「メソニック38森ビル」で、隣に財団法人「東京メソニック協会」(日本のフリーメーソン)の日本グランド・ロッジが入っているビルがあります。

フリーメーソンのシンボル・コンパスと定規の絵柄のオブジェやピラミッド型ランプ、万物を見通す目のガラス細工などがあちこちにありますが、驚いた事にイトーヨーカドーの本部がメソニックビルにあり、敷地管理者もヨーカドーでした(但し2年前に麹町に移転しましたが)。

フリーメーソン、森トラスト�蝓▲ぅ函璽茵璽�ドーがどう繋がっているのか判りませんが、興味のある向きは見物をお勧めします。

所在地:東京都港区麻布台2-4-5、 最寄り駅:東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩5分くらいです。
Posted by 藤田達男 at 2006年07月19日 21:41
いつも大変お疲れ様です。
本題とあまり関係がないかもしれませんが、先日安部さんを見ていて一つ気付いたことがありました。阿部さんってヒトラー総統にそっくりなんですよね、その風貌が。。。いつのまにこんなに似てしまったのだろうと不思議に思っております。

ともあれ、今後とも陰ながら応援しております。
Posted by 黒陽星 at 2006年07月19日 21:31