2006年05月09日

英雄待望の時代

英雄待望の時代

 閉塞感の漂う現代社会において、英雄の出現を夢見るのは果して私だけであろうか?日本の存亡を賭けた戦いを前に、私は日本に若武者が忽然と姿を現わし、このインターネットで国民に訴える未来を想像する―。それはそう遠くない将来にやって来るのではないか。

 ここで、私の英雄待望論を若干述べさせてもらおう。

 前回の投稿文『若き英雄の出現を待望す』の時に読者の原子さんから次のようなコメントが寄せられていました。

英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。
ベルトルト・ ブレヒト(ドイツの劇作家・詩人)

 英雄が必要とされる時代は、確かに平穏・静寂な社会ではない。想像するにそれは祖国存亡の淵に立たされた時だろう。しかし、英雄が現れなかったとしたらどうなるか。それは祖国が滅亡への道を突き進むことを意味する。

 何時の時代でも、波乱の時代においては自らを捨て国家のために戦う人間を時代は輩出してきた。徳川幕府の長い沈滞の世を打ち破り、明治維新を成し遂げたのは下級武士の勤皇の志士達だった。

 昭和の時代においても、多くの若者が戦地に赴き、自らの生命の危機を顧みず戦いに参加した。彼らの心情は何においても家族、郷土、祖国への純粋な愛に貫かれており、それ故に日本は苦難に満ちた近代の歴史を力強く生き抜いてこれたのである。

 さて、英雄とは何ぞや!
 戦前の英雄伝記作家・澤田謙先生の数ある英雄伝の中から紹介しよう。澤田先生は戦前は「ムッソリーニ伝」「マクドナルド伝」「エジソン伝」「ヒトラー伝」「ブルターク伝」。戦後は「リンカーン」「ガンジー」など40数点の伝記物を残した。

 この中から「ヒトラー伝」の書き出しを紹介しよう。何故「ヒトラー伝」なのかについては批判もあるかも知れません。しかし、当時の日本の若者の圧倒的な支持を受けた「ヒトラー伝」を読むことによって、現代に生きる若者が何かを感じ取ってくれれば幸いと感じるからです。

序
 

非常時とは何ぞや。
非常時とは英雄を待望する、民衆の時の声だ!
およそ有為なる国民が、断固として地上に正義を打ち建てんと決意したる時、他の群小が秩序の名において、あらゆる妨害をこれに加えんとするは、古今東西歴史の通則である。
何となれば、小人は本能的に平等と秩序を欲し、英雄はその止みがたき胸奥の欲求により、自由と創造を愛するからである。
今や祖国日本が、世界混迷の狂瀾怒涛を押し切り、四囲迫害の暴風雨を冒して、輝ける王道の彼岸に到達せんとする悲壮なる姿こそは、燦として古今の歴史に独歩すべき英雄的努力である。
我等は今この歴史的大変革の、ちょうど真ん中に立っているのだ。そしてこれを名付けて非常時という。故に非常時とは一人英雄的国民に許されたる特権である。

 なぜ、今日このような英雄伝を紹介したか、その理由を述べましょう。

 今、自民党総裁選に意欲を示す麻生外相は大の漫画好きで、テレビでそれが紹介されていた。車には常時何冊かの少年漫画が置いてあった。麻生外相は「漫画は時代を反映し、それを表す」と語った。

 年代ごとに反体制志向の漫画、次の年代には反体制ではないが�牴粁��瓩寮犬�方を描いた漫画、さらにSFもの漫画、またさらに90年代にはオカルトもの漫画が世を席巻したと指摘。そして「現代においては?」と訊かれた麻生外相は「英雄を待望する伝記ものが主流となっている」と答えたのである。

 時代は小説から漫画に変わろうとも、国民が渇望するのは同じなのか…そう考えた次第です。

 まだ忙しくて返事も出せないでいたが、この連休中に高校生の若者から「何か、出来ることはありませんか。何でも言って下さい」「高校生でも可能な政治活動について教えて下さい」とのメールが何通かありました。

 ここでお答えさせて下さい。
 今後起きるであろう大きな社会のうねりの中で、指導者の英雄的な努力なしに何が出来るというのだろうか。ただ、現在の社会に盲目的に流されていてはいけない。あなた方を必要とする時代は、もうそこまでやって来ています。
 されど、まだ焦ってはいけない。時代の到来を告げる鐘が鳴るまで、静かに待ちましょう。
 我々《極右》はその時がくれば、必ず立ちあがることを最後に誓うものです。

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Posted by the_radical_right at 19:32│ mixiチェック │青年に告ぐ! 
この記事へのコメント
絶滅したのにポーランドにもドイツにもユダヤ人が沢山います。おかしいですよ。
Posted by 英雄 at 2007年02月05日 06:50
SIGさま
そうですね。「誰が英雄に…」よりも、まず自身の行動が重要ですね。
そのように世論が沸騰し、国民の怒りの中からテロが起き、英雄も出現するでしょう。
Posted by 極右評論管理者 弐号 at 2006年05月10日 19:13
>正成さま
杉村議員は、言わばラッキー・ボーイだったと思うのですが、彼の場合、棚ボタ式で議員になったこと自体が世間では「英雄的だ」という評価になっているのではないでしょうか?
これは言ってみれば安楽志向にある若者の世相を映し出しているように思えます。
市場原理主義の被害者たる若者らが、かのホリエモンこそが市場原理主義の象徴であるのにホリエモンを崇め奉ったことと同様、間違った英雄観であることに世間は気付いて頂きたいですね。
彼のようなラッキーはそうそうあるものではないし、また、そのようなラッキーを掴んだに過ぎない者を英雄視することは危険です。
乱世をかいくぐって来た英雄は勿論、運もあったでしょうが、本人の意志と実力があったことは言うまでもありません。
Posted by 極右評論管理者 at 2006年05月10日 18:37
>釣りキチ親父さま
トラックバックの不調?
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。一方では正常にトラックバックされているブログもあるようですが…原因を調べてみます。
ともかくブログのご紹介、有り難う御座いました。
吉田松陰の教育の原点は「行動する」ことにあったと思います。学ぶことが目的ではない、それを行動に移すために学ぶ、というように。
行動するとは簡単なようで難しい…しかし、それほど難しい理論を必要とするわけではなく、吉田松陰の教えは、簡単なようで誰も気付かない行動へのきっかけを教えたように思うのです。先の海上保安庁による竹島近海への海域調査然り、間もなく日本の主権を守るべく毅然たる行動をとる者がきっと現れるであろうと思う昨今です。
釣りキチ親父ブログは近々リンクに加えさせて頂きます。
Posted by 極右評論管理者 at 2006年05月10日 18:29
瀬戸さん、タイムリーGJ!!
昨日、TBSのワンパターンお笑い番組「筑紫23」でやってたよー!
タイトル確か「ドイツW杯とヒトラー」かな、サッカーとナショナリズムを結び付けてた。
2ちゃん、もちろん祭り状態(笑)。
「シナ朝鮮が今そうだろ?やれよ筑紫」
「当時はみんなそうだっただろーが」
「まーた強力な電波でてる」
「もうTBSはスポーツを放送するな」
ヒトラーはただの建築家。アウトバーン造り失業解消し、庶民にマイカーの夢を与えた。今もドイツに彼の建築した家が残ってる。ドイツでは絶対タブー(笑)。
敗戦濃厚下、大量の死体燃やすのに石油使用する?戦争中たくさん要るよ。
あれだけの毒ガス、どっから運んで来たの?検証されてないよ。
本当のユダヤ人はアジア系の顔してる。ほとんどは伝染病で死亡。アンネの死因もそう。
問題は誰がヒトラーに金を与えたのか、だ。今も解明させない。
Posted by 声優 at 2006年05月10日 15:12
英雄的行為など必要ない。
自分自身が一歩前に踏み出せばいいだけ
特亜関連の不買・パチンコは止める・・・
ネットで正論をのべる・・・・
ネットで得た情報を広める・・・・
何でもいい。
自分自身の出来ることを!出来る時に!
Posted by SIG at 2006年05月10日 07:48
私は、杉村大蔵議員に英雄になってもらいたい。
この際、本人の資質とかどうでもいい。
しょせん、比例の公募枠に運良く引っ掛かっただけのアホな男だ。
女性関係でも噂され国民もこのままでは次の選挙で絶対あなたに票をいれないし、落選確実だ!!
もしあなたが、このブログをみているなら、
在日利権、創価、拉致問題、日中問題等現在日本人が憂いてる問題を逃げずに提起せよ!!
どうせ後がないのだから、国民の役に立ったらどうだ!?
うまくいけば、総理大臣の夢ではないかもよ?
まあ、匹夫は所詮、伊丹十三監督や石井紘基議員と違い根性なしか?
Posted by 正成 at 2006年05月10日 06:43
ヒトラーやムッソリーニの歴史的な評価は、民族の正史を綴る闘いを行っているドイツやイタリアの極右が決めることで、ここで私が論評すべきことではありません。
ただ、西欧社会には今なおユダヤ・ホロコーストに対するタブーが存在し続けています。それに対する疑問を投げかけただけで逮捕されてしまう。まさに言論の自由さえ存在しません。その事実関係は600万人を虐殺して埋めたという場所を科学的に検証すればそれですむのに、なぜかそれを主張することも出来ない。西欧極右はそのような厳しい状況の中で躍進を続けています。見習うべき点はたくさんあるようです。
今我々にも南京虐殺の汚名がかせられています。この戦いをどうするのか。西欧極右と一線を引いて戦うのか?それとも共に戦勝国がでっち上げたものとして捉えていくべきか。いずれその答えを出さなければならないとは考えています。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年05月10日 06:05
各位
時代によって英雄と呼ばれる人物象は変化するでしょう。20世紀型の英雄が21世紀においても英雄であるはずはなく、そこには全く新しい英雄像があって当然でしょう。紹介した「ヒトラー伝」の序文については、あくまでも当時の若者に向けた作者澤田謙先生の熱烈なる訴えでしょう。澤田謙先生は若い頃に政治家を目指し、自ら国政選挙にも出馬しましたが落選。後は日本の若き青年達に「英雄伝」を書き続けた人です。実は私は小学生の頃にこの澤田先生のファンになり、今日に至ってもなお<英雄待望論者>としての夢を追いつづけています。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年05月10日 05:50
(続きます)
小生の考える救国の英雄とは、清濁併せ呑む器を具え、理想を持ちて夢を語り、その実現の為に邁進せし者。そして、人の傷の痛みを己が痛みとして分ち合える者。仮令、仇なす者であろうと決して苛烈な手段を用い排撃せぬ者。ヒトラーは、この最後の資質が全く欠落しておりました。
我が極右がこの先、世界の極右との連帯を呼びかけるにせよ、是非に相手を見極めて欲しいと切に願います。小生とて暴力や軍事力の行使を否定するものではありませんが、世界の人々の支持を喪うことがあってはなりません。KKKやネオナチのような、単に異分子排除の為に短絡的な暴力に走る団体とは一線を画して戴きとう存じます。ナチス信奉なぞは他の極右を騙る者共に任せましょうぞ。青臭きことを述べさせて戴けば、我が真の極右は、大義名分のために起ち、そのために死をも厭わぬ烈士たる覚悟を常に懐の抱いて欲しく存じます。
Posted by 怒る小市民 at 2006年05月09日 23:28
 ヒトラーは軍事センスはまったくなかったけれど、経済が壊滅的だったドイツを見事に復活させた手腕は評価できる
 ユダヤ人云々は・・・ 100%信じてない
 やったこと、やってないことがごちゃ混ぜになった挙句にドイツ国内じゃ検証もできない(やったら逮捕されるし)
 いつの日にか、ドイツ国民の手で検証されることを願ってるですが、他国の話だしいろいろ問題も孕むから難しいですね

 麻生外相の漫画の話は日曜の朝のフジ系の番組でやってましたね
 蒼天航路とか例を出して、今の漫画は英雄待望な流れだ と
 なんか中国との外相会談の話が浮かんでるみたいだし、ビシッと麻生外相に頑張ってもらいたいですね
Posted by むーん at 2006年05月09日 23:12
瀬戸さん、お弟子さんこんにちは。
ヒトラーは20世紀を代表する人物の一人でありましょう。カリスマ性があり、不撓不屈の意気を燃やし、未来へのビジョンを持つ、即ち民衆に夢を示すことの出来る英雄の資質を具えた者でありましょう。なれど敢えて反論させて戴きたい。ヒトラーは英雄の資質を具えた者なれど、決して英雄たり得なかった者です。いつもよりコメント数が少ないのを、お気づきと思いますが、小生も如何に寄稿したものか正直、躊躇っておりました。ヒトラーが英雄たり得なかったのは、その理想に著しい歪みがあった故です。昨今、ユダヤ人ホロコーストは虚偽であったとの論も見掛けますが、仮にヒトラーの主張が正しく、ユダヤ人の貪欲なるが故に多くのドイツ人が苦しめられたにせよ、大量虐殺は決して許される行為ではありません。小生も救国の若き英雄が出現するを願って止みませんが、ヒトラーの如き人非人はご免蒙りたい。
(続く)
Posted by 怒る小市民 at 2006年05月09日 22:59
この本がネットに出ていました。
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h33410708
ぜひ読んで見たい。序文、わくわくしました。
Posted by 高校生ーネット右翼志願者 at 2006年05月09日 21:48
何故かトラックバック不能のようですので、コメントさせて戴きます。
確かにおっしゃるとおり英雄の輩出を望むのですが、日本の歴史においてヒトラーやムッソリーニあるいはスターリンの如き人物は、織田信長など戦国時代はともかく江戸の中期以後は出てきません。
しかしながら、それらに負けない英雄は、坂本竜馬をはじめとして次々と生まれています。
その違いは、吉田松陰をその代表とする思想家であると考えます。
私は、先ず今の日本に必要なのは、その吉田松陰の如き人物であると思うのですが。
「吉田松陰いでよ!」
http://izariuo.blog32.fc2.com/blog-entry-31.html#more
Posted by 釣りキチおやじ at 2006年05月09日 20:54