2006年01月27日

ハマス圧勝の衝撃!

68c66861.jpeg現実味を帯びてきた中東の危機!

 パレスチナ評議会の選挙においてイスラム原理主義組織ハマスが過半数の議席を獲得して圧勝する動きとなっている。イスラエルに対する武装闘争の継続を掲げるハマスが台頭したことで、中東和平会議は画餅に期す情勢となってきた。

 1月19日と同20日の二日間に渡ってイランの核開発問題と中東和平問題を取り上げたばかりだったが、このような事態をある程度予測していたのも事実だ。

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50469195.html

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50466934.html

 ハマスの圧勝で中東和平が遠のく事になれば、イスラエルに嵌められた箍(たが)が外れることを意味する。それはとりもなおさずイランへの先制攻撃にゴーサインが出た事をも同時に意味するものだ。

 日本では余り深刻に報道されていないが、フランスのシラク大統領が「テロを支援する国家には核攻撃も辞さない」との発言はイランに向けられたものであり、その衝撃は世界中に伝わった。

 イラク開戦時と違って西側諸国はこの問題では結束を強めている。ドイツやカナダにおいても政権が米国寄りとなっている。西側諸国がこの問題で揺れることは先ず考えられない。

 イランはシリアを急遽訪問し、協力関係の強化で一致している。イスラエルとレバノンの間にはイスラム原理主義シーア派の武装勢力ヒズボラの闘争拠点がある。世界は再び熱戦の時代「ホット・オブザ・ウォー」の時代に突入しようとしている。

 冷戦崩壊で世界には恒久平和が訪れると世界中の人々が信じていたはずなのにそれは見果てぬ夢と散ってしまいそうだ。既に用意された核爆弾が今その出番を待っているとしたら、我々にはそれを阻止する手立ては残されてはいないのだろうか。

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Posted by the_radical_right at 11:38│ mixiチェック │イスラム問題 
この記事へのコメント
>瀬戸さんへ
ありがとうございます。確かに西側社会は中東で和平が結ばれ一定の治安体制が築かれなければ特定アジアの国々に目を向けませんよね。これが日本にも繋がってくる問題だとは。大変勉強になります。
Posted by ハイホー at 2006年01月29日 01:59
ハイホー、とおるさんへ
西欧社会が今回の選挙結果を尊重しないわけには行かないでしょう。選挙は民主的に行われた訳ですから、常々民主主義の重要性を言ってきた西欧社会にとっては、これがパレスチナの民意であることを認めないわけには行かない。
ハマスはイスラエル国家の存在そのものを認めていません。しかし、それでは何も解決しないことは彼らがよく知っているでしょう。ハマスが選挙戦をボイコットしなかったことから、路線変更は考えられるでしょう。
いずれにしても、中東に平和が訪れない限り、米国は北朝鮮や中共にシフトできない、それが一番歯がゆい点です。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月28日 15:53
当面、ハマスがテロ活動を放棄し、イスラエルと交渉するようになることを望んでいます。
ハマスは、
(1)焦ってイスラエルと戦争せずにテロ活動を放棄し、ハマスの軍事部門を自治政府内に吸収して、将来の国防部門として利用。
(2)テロ放棄で、パレスチナ人に将来のテロ活動を抑制。
(3)西側の経済支援があるうちに、自立的なパレスチナ経済にし失業者を減らす。
イスラエルは、
(1)好ましくは思わないでしょうが、テロ放棄すれば交渉せざるを得ない。
(2)自国内のアラブ人の出生率が高いので、ユダヤとアラブの人口比率に将来苦慮。
たとえこのようにしても、将来の紛争を回避出来るとは限りません。
Posted by とおる at 2006年01月28日 15:36
>瀬戸さんへ
確かに貴殿の仰る通りだとは思うのですが、余り中東に関して知識が豊富ではないので、是非とも打開策を教えて頂きたいです。でも、バルフォア宣言以後の英仏の対応は明らかにイスラム社会を蔑んだものですよね?そもそも、どっかの大統領の核使用宣言なんて論外ですよ。人権の先進国を自称している国がそんなことを発言するなんて、やっぱり白人は毛のない猿ですね
Posted by ハイホー at 2006年01月28日 10:42
ハイホーさんへ
イスラム原理主義のハマスが、武装解除に応じないということには、やはり疑問を感じないわけには行きません。中東和平会議においてイスラエルとパレスチナ(今回敗北したファタハ)は合意しました。長い間敵対し殺し合いを繰り返し、その反省から互いに平和を求めたわけです。
もし、ハマスがイランの大統領と同じように、イスラエルの地図上からの抹殺をあくまでも掲げるなら和平会議は吹き飛びます。確かに非があるのは西欧社会ですが、だからと言ってイスラエルという国家を消滅させることなど出来ないでしょう。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月28日 09:24
僕はイスラム原理主義を支持します。強国に対峙している彼らの姿はまさに見習うべきではないのですか。明らかに非があるのは西側社会の方です。
Posted by ハイホー at 2006年01月27日 23:30
蔵信芳樹 さんへ
イスラエルは中東和平会議のロードマップに最後の期待を賭けていたと考えられます。それが中断するのは確実で、それだけ失望感も大きいでしょう。しかし、彼らには堅固な宗教的な信念があるので、失望感が絶望感にまで行く事はないと思います。ハマスが現実的な道を選択することを期待するのみです。

あきらさんへ
米国も確かに困惑しているでしょう。しかし、ブッシュ政権の中枢にある「ネオコン」と称される方々は、イスラエルを支援していくと思います。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月27日 22:36
昭和63年に光人社という出版社から発刊された『ホメイニ死すとき』という単行本が私の本棚にあった。著者はW・X・ディビスという人だ。何処の人かは知らない。ただ書籍の帯に次のような文字が躍る。「カウントダウン第三次世界大戦」とある。しかし、ホメイニ師が亡くなっても戦争は起きず、この予言の書は外れた。
この小説に書かれてある第三次世界大戦の引き金は、ホメイニ師が死亡した直後イランは混乱状態に陥り、それに乗じてソビエトが軍事介入するというシナリオであった。この小説の予言は幸いにも外れたが、今回歴史の女神はどのようなシナリオを用意しているのであろうか。明日はこの小説を読んで見ることにした。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月27日 22:21
イランのことも含めてイスラム社会における民主主義の限界を痛感する出来事ですよね。ところで瀬戸さんはどんな中東和平のビジョンを持っているのですか?過激ですが、僕は武力に裏づけされないイスラエルの永続的な存続は極めて困難だと思います。
Posted by 蔵信芳樹 at 2006年01月27日 22:19
イスラム原理主義の圧勝ですか…わかる気もしますよ。イスラエル建国は昭和22年だが、強引なものだったようにも思います。宗教、信仰の相違は頭ではわからないもの。四季がはっきりした島国、日本と熱砂の砂漠の民の歴史は当然大きく異なりますからね〜。アメリカも当惑してるでしょう。
Posted by あきら at 2006年01月27日 21:09
皆様へ

イスラム原理主義は私たち日本人には分からない。いやイスラム教徒以外の人には分かり得ないのかもしれない。ホメイニ師はメッカ巡礼を信者に呼びかけていた。大規模な巡礼団が組織されサウジアラビアのメッカに向った。15万人もの信者はサウジの治安部隊と衝突して400人が死亡した。(昭和63年頃)しかし、この巡礼は翌年も翌年も繰り返された。
この巡礼団の目的は単なる聖地への礼拝などでないことは明白だった。ホメイニ師は巡礼団の目的は、不心得者の米国とイスラエルを根絶するための神聖なる義務と国営通信で言明していたのである。
礼拝と示威が一つの行為として行われるというイスラム原理主義の現実は、この宗教が恐るべき力を持つことを当時から教えていた。選挙の勝利に熱狂し銃を空に掲げる彼らの映像を見て、宗教を甘く考えては行けないと再認識した所です。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月27日 20:29
これはいうなれば民族主義の敗北ともいうべき事態ではないでしょうか?

僕にはどうしても中東和平が空論に思えてならないんですよ。例えば中国が日本を占領して、沖縄を割譲するかわりに日本が独立し、和解するみたいな、ようはパレスチナ側からすればイスラエルの妥協なんてそんなものでしょう?そこには明らかに弱いほうが妥協して然るべきなんだという暗黙の了解があります。もしも自分がそういう立場ならば尊厳のために戦って死ぬという選択肢を選ぶかもしれません。
Posted by 蔵信芳樹 at 2006年01月27日 19:46
最近の戦争では、劣化ウラン弾が日常的に使用されています。これも核兵器の一種ですが、核兵器使用への誘惑が益々世界各国で増えている気がします。
アメリカは、ミニ核兵器を合法化(ミニと言っても日本に投下された核爆弾の1/3の破壊力)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C394170269/E578734477/
中国の核戦争宣言
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d20079.html
Posted by なっとく at 2006年01月27日 17:19