2006年01月09日

ポスト小泉に「靖国参拝問題」

     ポスト小泉に浮上した人物達の合従連衡

 早くも小泉首相退陣後を睨んだ政局の動向に注目が集まりだした。昨日のテレビ局の報道番組にも安倍晋三官房長官や谷垣禎一財務大臣などが登場したが、質問は小泉退陣後に行われる総裁選への出馬に集中した。

 谷垣財務大臣と麻生太郎外務大臣の二人は、昨年暮頃から出馬には前向きな気持ちを表明していた。二人ともポスト小泉に名前は挙がっているが、総裁選に出馬できる推薦人20人を確保できるか、どうかさえもはっきりしていない。

 二人の総裁選への出馬条件は、他の名前の挙がっている候補達がどうなるかに影響される。確かに小泉首相の時代に派閥は往年の力を失った。しかし、ポスト小泉を争う総裁選の前哨戦として、水面下では激しい派閥間の駆け引きが始まっている。

 ただ、この派閥間の駆け引きだけでなく、団塊の世代とその上のオールド先輩組とヤング・グループの対立もある。この二つに別れたれたグループを事実上まとめ上げることの出来た人物が登場することになろう。

 確かに国民的な人気の上では安倍官房長官がダントツではあるが、それは必ずしも決定打にはなりえない。安倍官房長官が党内ヤング・パワーだけをまとめ上げたとしても勝てるとは限らない。

 財政再建や増税などの内政問題も大切ではあるが、総裁選の最大の争点になりそうなのが「靖国神社参拝」である。小泉首相は毅然たる態度で中・韓の内政干渉を撥ね付けてきた。

 しかし、党内には親中国派はかなりの数が存在しており、彼等はマスコミと公明党との連携を図りながら、この「靖国」を最大の争点として総裁選の撹乱を狙っている。

 この場合、彼等親中国派は誰を担ぐかだが、福田康夫元官房長官の名前が挙がっており、本人も意欲があるようだ。福田氏は「国立追悼施設」の建設構想で中心的な存在となっている。

 従来の派閥力学が通じなくなっているとはいえ、もし福田氏と安部氏の二人が立候補するとなれば、森派は完全に分裂してしまうことになる。これを一番恐れる森前総理や森派の幹部が安倍氏に総裁選出馬取り止めを迫る可能性がある。

 安部氏がこれを振り切って出馬するかどうか、まだ腹は決まっていないと思う。次の参院選では苦戦が予想され、本人としても短命政権は避けたいだろう。

 こうなった時に始めて麻生外務大臣の目が浮上してくる。彼は安倍氏の支持基盤をそっくり受け継ぎ、安倍氏への中継ぎとして登場してくる可能性が大きい。中国・韓国への外交姿勢についても小泉路線を引き継ぎ、これまでどおり毅然たる態度は貫かれる。

 安倍氏が果たして麻生氏と連携できるか、それとも出馬に踏み切るか?ここが最大のポイントになろう。安倍氏か麻生氏かによって、福田氏の出馬と谷垣氏の対応もはっきりしてくる。福田氏と谷垣氏の連携は意外にすんなりまとまる可能性は高いというのが、永田町の情報通の見解である。

 「靖国神社参拝」問題が自民党総裁選の争点に浮上する事は、日本人にとって不幸である。靖国の御霊を静かにお守りすることも叶わぬ日本の現状を憂い、強い怒りが込み上げるのを抑えることが出来ない。

 

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Posted by the_radical_right at 09:41│ mixiチェック │政局・動向 
この記事へのコメント
小泉首相の後を継ぐ人は大変でしょう。内政・外交いずれも難題が横たわっています。しかし、日本が生きて行くためには日米関係をしっかりと築いて守り通す方でなければいけません。中国や北朝鮮とはある程度の距離を置いても、それは仕方がないことです。自由社会をいかに守って行くのか。それが最大の政治的な課題といえるでしょう。
Posted by 新自由主義者 at 2006年01月10日 17:53
あきらさんへ

今回は頭を休める意味で時事問題を書いてみました。私も安倍氏に行く前にワンポイントで麻生氏の目もあると思っています。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月09日 18:56
小泉総理の後を継ぐ人選は迷いますね(-"-;)出来れば安倍氏にはもう一人おいてからとも思いますが、適任者となると、安倍氏しかないようにも思えます。福田には反対です。支持できません。
Posted by あきら at 2006年01月09日 18:29
しんさんへ、

コメントありがとう御座います。とても嬉しいコメントです。読み応えのあるものをと思って書いています。また、誰にでも分かるように難しい言葉などは余り使わないようにもしています。また、おいで下さい。

Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月09日 17:57
はじめまして、いつも読ませていただいてます。私自身は、日本文化は好きですが、時事的な話題にはあまり興味がありません。ただ、ブログというと軽いものが多く、読み応えのあるものが少ない。数少ない読み応えのあるブログだと思って見させてもらってます。
Posted by しん at 2006年01月09日 17:16