混沌として激しいバトル・ロワイアルが行われ易い世界
アジアの一員である日本は同じアジアの国々から尊敬される反面、妬まれていることも忘れてはならない。人間の心理として、本来<同種>の者が抜きん出て繁栄する事は、決して素直に喜べないことでもあるのだ。
何れにせよ、「アジア」の中には、実に様々な民族、部族、国民が在ることは当然なのだが、今でも隠然とイギリスやアメリカ、オランダやフランスなどへの哀愁が根深く座り続けている。従って日本としては、何処へ「アジア」を導いて行ったら良いのか、そう簡単に分かる筈もない。
別に日本だけが「アジア」から孤立しているなどと云うことはなく、浮き上がっているなどと悲観することは全くないのである。「アジア」が歴史的に見ても、一つでなかった決定的な証拠はたくさんある。
アジアの国がアジアの国を侵略し、抑圧し、争いあって来た姿を我々は嫌というほど見せ付けられてきた。左翼や反日マスコミは日本の「反省」ばかりを口にするが、それは正しい歴史の見方とはいえない。
例えば、インドとパキスタン、ベトナムとカンボジア、ベトナムと中国これらの国は互いに戦争をしてきた。インドネシア、ミャンマー、フィリピン、ラオスなどでは少数民族が武力闘争を行っている。中共の侵略で自治区に強制的に編入されたチベット、ウイグルにおいては武力による独立運動が起きている。
チベット人は中共=漢人に抵抗しているのであって、日本人に文句を言っているのではない。前述した国家間の対立・戦争、国内紛争に日本は全く関係がない。台湾においては中国本土から引っ越してきた外省人に対する反発が激しい。
東南アジアで暴徒が襲いたがるのは、華僑商店であり日本企業ではない。確かに「反日感情」は存在するが、「反中国感情」と比較したら問題にならない。それを正しく報道しない「親中・反日」のマスコミに我々は惑わされてしまう。
こう考えると、戦後の中国、韓国、北朝鮮との関係は穏やかなものであった。常に日本はこれらの国々に経済援助・技術援助を与え続けてきた。決して武力による威圧や侵略を行ってきたわけではない。
そのような現実の中で、国力を増大させた中国などが、これまでの援助に感謝することもなく、一方的に日本に対する軍事的な脅威を増大させていることは極めて危険な兆候である。東シナ海は一触即発・偶発的戦争の危機をはらみ動きだした。他のアジア地区と同じような激しいバトル・ロワイアルが行われるゾーンに入ったという事に過ぎない。それを日本人が自覚すべき時が来たという事なのだ。
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