
懐かしの2ちゃんねる大論争〜『文明の衝突』 その��
>匿名 2000・2・15
非常に興味あるテーマです。これなら私も少しついていけるか知れません。本の受け売りもあるかも知れませんが、読者のためにも少し解説させて下さい。もし、ピント外れでしたらお詫びします。
ハンチントン教授によれば、文明の優位を決定付ける要素は「領土と人口」「経済生産力」「軍事力」の3つであるとしています。
【領土と人口】 1920年に西欧諸国が全陸地の半分以上を占めていたものの、1990年代に至っては半減。人口も日本同様、急速に高齢化と少子化が進行し、逆に非西欧地域は増加している。このことは労働者及び兵士、予備軍の増加を意味する。
【経済生産力】1928年時点では西欧が世界の84・2%を占めていたが、80年代には49%、2013年には30%を下回ると予想されている。
【軍事力】冷戦終結後、NATOが1985年から1993年にかけて軍事予算を10%以上削減したのに対して、東アジア諸国は50%も増加させた。ここで西欧というのはアメリカ、ヨーロッパなどユダヤ・キリスト教圏にある白人文明をさし、非西欧というのは中国やイスラム諸国、東南アジア諸国をさしています。
西欧文明が弱体化する一方、非西欧文明は着実に台頭してきており、やがてこの両文明の間で不可避の衝突が起こる。・・・・・・・・・という内容ですが、「予言」といっても「オカルト予言」ではなく、世界の情勢からも論理的に説得力のある予言と云わざるを得ません。
さらにこれを補完する理論に村山節氏の発見した「800年周期説」というものがあります。「文明の研究・(村山節著/光村堆古書院)」これによると、ルネッサンスの頃に興隆期を迎えた西欧文明は、大航海時代、植民地時代、帝国主義時代、近代合理主義時代を経て、今完全に没落トレンドに入っている。
一方、それ以前の世界は、ササン朝ペルシャ、中央アジア、中国、インド、古代インドネシア、アンコールワットといった文明が花咲いていたが、ゲルマン民族の大移動やイスラム教徒の移動などの世界動乱を経て弱体化して、長い冬の時代に突入した。
しかし、それも次第に頭角をあらわし、今日まさに興隆期を迎えようとしている。あたかもDNA構造のように、互いに規則的な螺旋を描きつつ、壮大な流れの中で発展と衰退のリズムを繰り返す、この東西両文明のサイクルがクロスするとき、必ず世界的な大動乱が起こっている。それは可能な限り遡ることのできる過去6000年の人類史においてただの一度の例外もない。その文明サイクルのクロスポイントに当たるのが、まさに現代なのだと氏は結論づけています。
※『文明の衝突』の紹介だけになってしまいました。申し訳ありません。
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