米国抜きの南北朝鮮統一を視野に入れた策動
我が国が真夏の選挙狂乱に沸騰している最中、共産中国とロシアは戦略的な提携を、異例の速さで実践段階にまで発展させた。これは緊迫化する極東情勢を睨んだものであり、極楽島のアホウドリの祖国日本は、救いがたい奈落の淵へとまっしぐらだ。
共産中国の胡錦濤国家主席がロシアを訪問しプーチン大統領と会談したのは7月1日のことだった。この会談で両国は反米を前面に打ち出した「21世紀の国際秩序に関する共同宣言」を発表した。
この会談は表向きはシベリアにおける天然ガスの開発とそれをパイプラインを通して中国大陸に運ぶという経済面での協力関係を結ぶものだった。
しかし、真の狙いは米国を牽制することにあったのである。
共同宣言の中で「主権国家に社会・制度を無理やり押し付けてはならない」とあったが、マスコミはこれをイラクにおける米国の立場と解説した。
しかし、これはイラクのことを指すのではなく、北朝鮮を指すと我々は考えていた。
「独占と支配の悪弊を直さなければならない」と暗に米国の一極支配体制に代わる「新しい世界秩序の構築」を訴えていた。これは米国にだけそのような振る舞いを許さないとの宣言でもある。
つまり、北朝鮮に対する米国の先制攻撃に対する警告と、北朝鮮が暴発した場合、中露が積極的に介入するとの話し合いであったわけだ。
そして昨日の18日、共産中国とロシアは初の大規模な軍事共同演習に踏み切った。ウラジオストクを出発したロシア太平洋艦隊は朝鮮半島を包むように日本海を南下、中国の三東半島への上陸作戦を行う予定だ。
共産中国とロシアは朝鮮半島を勢力圏に組み入れ、米軍を韓国から追い出し二国による南北統一を視野に入れだしている。韓国の現政権はそれを半ば容認している。
しかし、韓国にはそのような米国抜きの祖国の統一に強硬に反対しているグループもある。今後米国と日本はそのような韓国内における反共産主義勢力との連携によって、この危機迫る極東情勢に対峙していかねばならない。
