テロリズムとイスラム教
私はイスラムのことは知らない。ただイスラムは死後の世界を語り、そのことが若者の心を惹きつけているのかもしれない。
英国ロンドンでの地下鉄列車爆破の犯人は19歳の少年だった。
まるでピクニックにでも出かけるようにリックを背負った姿が監視カメラに映し出されていた。
このテロ事件がイラクからの英国軍の撤退を求めた政治的なものであることは確かだ。
しかし、そのことだけで若者は自らの命を絶ったのか。
この点を考えて見る必要がある。
西欧文明社会に育った彼らが、異人種故に溶け込めなかった。
そこに囁かれたのは、西欧文明の科学万能や合理性とは違った、イスラムの教えであった。
我々は元素の存在を見えないものであっても、それが科学的に立証されるから、その元素の存在を疑う者はいない。
しかし、同じように目に見えないものである死後の世界や霊の存在を信じる者は少ない。
今後、いかに科学技術が進んでも、死後の世界や魂の存在を証明することは出来ないだろう。
だから、現代文明社会に暮らす我々は、余りそのことを語らない。
しかし、ここに積極的に死後の世界を語りかける者が現れたらどうなるか?
人間は大人になる時、将来に対する「不安や迷い」を生じる。
自分の理想と現実の社会における「醜悪との矛盾」
それらとの葛藤があった時、「死後の世界」に誘われたら、それは抵抗なく入ってしまうものなのではなかろうか。
