朝鮮人・漢人・満人・ロシア極東民族の興亡の歴史を学び、対外戦略を練り直せ。
北朝鮮に対する中国の態度は、まるで腫れ物にでも触るかのようだ。本来であれば、もっと強く出て当然なのだが、遠慮がちにも見える。
米国などもこの中国の態度に強い「不満」と「失望」を隠さない。
この北朝鮮の強気の背景を分析しなくてはなるまい。中国には朝鮮民族が300万人もいるとされており、朝鮮自治区を形成している。
この朝鮮民族が祖国へ復帰したいと願っているのは言うまでもない。中国が北朝鮮に対して、エネルギー支援や食糧支援を止めないのは、自らのコントロール下に置こうとしていると見られるが、その一方ではこの自治区にいる朝鮮人が叛乱を起こしたりしないように警戒しているからだ。
共産中国には漢人だけでなく、多種多様な民族が住んでいる。ロシアもしかりである。
戦前、日本はウラル山脈以北に住む先住民族に対する工作を行なっていた。かっての日本軍部には北方に住むアイヌ民族の独立国家をロシア極東につくり、ロシアとの緩衝地にしようとの工作があった。
このような戦略的な視点が今の日本には欠けている。
東アジアにどのような民族が生存圏を確立してきたのか、その歴史をもう一度学び、日本の今後の国家戦略に役立てるべきではないのか。
