2005年06月27日

イラン選挙で強硬保守派が圧勝

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イランの衝撃とマスコミは伝えるが、本当の衝撃はこれからやってくる。
 
「今思えば、東西冷戦下の方が何かと解説も容易だった。当時が懐かしくさえ思える。」
これはある政治評論家が雑誌に書いていた文章だが、これは正直な心情の吐露に思えた。東西冷戦構造というイデオロギーの対立は、不透明感は少なく、将来の出来事を予測することがある程度可能だった。
しかし、このイデオロギーの対立に終止符が打たれ、パンドラの箱は開かれた。イデオロギーの名の下に封印されていた各民族のナショナリズムと、表裏一体をなす宗教のエネルギーが世界各地でマグマのように噴火している。
あのホメイニ革命から数十年が過ぎた。あの熱狂はもはや過去のものと我々は思っていた。しかし、今回のイランの大統領の選挙結果を見ると、イスラム教に回帰しようと云う流れは、少しも衰えていないことがはっきりした。
アフマディネジャド新大統領はイスラム強硬保守派であり、核問題に関して開発の継続を打ち出した。米国との関係改善にも否定的な見解を表明したし、核問題解決での英、仏、独との交渉も、国家の利益に反するなら中止も躊躇しない考えを明らかにした。
イランは西欧化に向けて動きだしていると考えられてきたが、この選挙結果は全く逆の選択を国民はしたことになる。
西側諸国はこの結果を衝撃と受け止めているようだが、ナショナリズムの勃興が宗教的な歓喜によって押し上げられる時、本当の意味での衝撃が起きるだろう。


Posted by the_radical_right at 17:54│ mixiチェック │イスラム問題