肉牛汚染を農家のせいだけにするな!
稲わらの管理指示なし(国と県は対象外)
福島県の南相馬地方から出荷された牛肉から、政府が決めた暫定基準値を上回る放射性物質のセシウムが検出されたことで、この肉牛を出荷した酪農家を責めるような言説が飛び交っているが、これは農家だけの責任ではない。
そもそも原発の事故がなければ、このようなセシウムが拡散されることはなかったが、事故後の国や県の対策が余りにもデタラメ過ぎる。最初、農水省や県は牛を野外で飼わないように指示した。本来であればもう牛は放牧され草を食べている時期でもある。肉牛も配合飼料だけではなく、放牧して牧草も食べさせます。
しかし、国や県は事故後に育った牧草にセシウムが含まれていることを恐れ、牧草さえ食べさせなければ安全と考えていた。稲わらについては去年のものであり、セシウムが検出される筈がないと検査項目から外されていた。
今回、福島県の浅川町の肉牛農家からセシウムが検出されましたが、これは白河方面の稲作農家が事故後に出荷したもので、検査の対象外になっており、そこまで考える人はいなかった。田んぼにビニールシートで覆って置いてあったものだが、それを放射性物質が通過したものだ。
屋内に置いたもの以外は、その殆どが放射性物質によって汚染されてしまったと見て良いでしょう(ちなみに私が販売しているジャムやジュースはビンに入れて蔵に保管しているので汚染の心配は皆無です)。
肉牛には配合飼料と保管していた稲わらを主に与えていますが、放射能汚染が報道されてこの配合飼料が届かなくなった。農家では仕方なく水田にあった稲わらだけを食べさせる以外に方法がなかったという訳です。
今回、稲わらから基準値を超えるセシウムが検出されたのは、第一原発から80キロ離れた白河市や150キロ以上も離れた宮城県北部の登米市や栗原市です。今後、調査が進めばその拡散地域は更に広がるのではないか。
今回の問題は政府が放射能の拡散が東日本一帯に広がっている事実を、公表しないで隠蔽していることに最大の要因があります。事実を正確に最初から公表しておけばこのような問題は防げました。
稲わらの販売先も購入した農家も汚染されているなどとは夢にも思わなかったでしょう。また、計画避難区域に指定された飯館村の肉牛が競りに出された時に汚染されていないとされていましたが、果たして内部被爆まで調査したのか?
牛の外側だけを測定して、その尿検査まではしていなかった。飯館村のような汚染度の高い地域の牛でも大丈夫だという誤ったメッセージを各畜産農家に伝えてしまったのかも知れません。
原子力は国が国策として進めてきたものであり、大事故によって放射能が広範囲に拡散していることは紛れもない事実であり、もう政府はこの事実を正直に認め、その危険性を国民に知らせなければならない。
農家には何の責任もない、真面目に働いている人が苦しんで生活出来なくなるような国であって良いのか? そんな国を作るために民主党に票を入れた人はいない。国家の解体を目論む極左勢力と裏で結託している民主党幹部達も多いが、民主党の政治家とはそんな人ばかりではない筈だ。
一日も早く目を覚まして欲しい。福島選出の民主党議員は全員民主党から離党して県民に詫びたらどうだ。そうする以外に有権者から許してもらえる道はないと知るべきです。
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