蟹工船ブームはならず
ブームは嘘・共産党は伸張せず
『維新政党・新風』の幹事長である鈴木信行氏の「新風通信」に下記のようなお知らせがありました。
つくば市市議会選挙
今朝「新風東京通信」で、新風東京党員にはお知らせしたが、昨夜0時09分、茨城県本部の八木康洋事務局長から現地速報が入りました。
つくば市市議会選挙で、即日投開票された結果。
塩田尚(ひさし)候補(無所属現職)が見事当選しました。
おめでとうございます。
昨夜現地からの速報を受け党本部幹事長名で、御祝い状を発信しました。
塩田尚さんの益々の御活躍を祈念いたします。
新風本部幹事長 鈴木信行
http://blogs.yahoo.co.jp/ishinsya/
私はこの塩田尚氏にはお会いをしたことがありませんが新風の党友の方であるそうです。興味があったのでこのつくば市の選挙結果をネットで検索して見てみることにしました。
茨城新聞 選挙速報
http://cats.ruru.ne.jp/ibaraki/election2.asp?id=47&status=%91%AC%95%F1%92%86&type=%8Bc%88%F5%91I
これを見て先ず私が驚いたのは日本共産党が4人立候補して、2人は当選したが、2人は落選という結果です。
共産党はこれまでの現職2人から、その倍増を狙って4人立候補しています。
おそらくは昨今の「蟹工船ブーム」なるものを真に受けて、つくば市の共産党委員会は候補者を倍増させたのでしょう。しかし、結果は前回と同じでした。
つまり、共産党が期待した若者の共産党への支持などは、所詮はマスコミと共産党が演出している幻のブームに過ぎないことがここで明確に選挙の結果として示されてしまったわけです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蟹工船(かにこうせん)は、1929年に全日本無産者芸術連盟の機関誌である雑誌『戦旗』で発表された小林多喜二の小説である。いわゆるプロレタリア文学の代表作とされ、国際的評価も高く、いくつかの言語に翻訳されて出版されている。
この小説には特定の主人公がおらず、蟹工船にて酷使される貧しい労働者達が群像として描かれている点が特徴的である。蟹工船「博光丸」のモデルになった船は元病院船の博愛丸である。
所謂、この蟹工船で働いていた労働者を現在の非正規社員や派遣社員に見立て、日本共産党は現代の資本主義への対抗軸として、この蟹工船ブームを演出したわけです。
これは産経新聞社が今年5月14日に報道していました。
小林多喜二「蟹工船」突然のブーム ワーキングプアの“連帯感”
小林多喜二の『蟹工船』(新潮文庫)が売れている。世界恐慌の起こった昭和4年に刊行されたプロレタリア文学を代表する作品だ。29年に文庫化され、これまでも年に約5000部が売れ続けるロングセラーだったが、今年に入って突然売れ始め、急遽(きゅうきょ)4月に7000部を増刷、それでも追いつかず、5万部を増刷した。ブームの背景には「ワーキングプア」と呼ばれる人々からの共感があるようだ。(桑原聡)
ブームのきっかけとなったのは、毎日新聞に掲載された作家の高橋源一郎さんと雨宮処凛(かりん)さんの格差社会をめぐる対談(1月9日付朝刊)だった。雨宮さんが「『蟹工船』を読んで、今のフリーターと状況が似ていると思いました」と発言。これに高橋さんが「偶然ですが、僕が教えている大学のゼミでも最近読みました。そして意外なことに、学生の感想は『よく分かる』だった」と応じる、という内容。
この対談後、東京・上野の大型書店が、平積みにしてポップやパネルを使って販促を仕掛けると、多いときで週に80冊も売れるヒットとなり、他の大型書店が次々と追随、ブームに火が付いた。
下地もあった。「ワーキングプア」と『蟹工船』の労働者の類似性にいち早く着目した白樺文庫多喜二ライブラリーは一昨年11月、大学生や若年労働者をターゲットに『マンガ蟹工船』(東銀座出版社)を出版。増刷を重ね、発行部数は1万6000部に達した。
同ライブラリーは、多喜二没後75周年の今年、多喜二の母校・小樽商科大学との共催で『蟹工船』読書エッセーコンテストを実施。25歳以下を対象とした部門では国内外から117編、ネットカフェからの応募部門で9編の応募があった。「『蟹工船』を読め。それは現代だ」(20歳男性)、「私たちの兄弟が、ここにいる」(34歳女性)といったように、『蟹工船』に現代の労働状況を重ねるエッセーが大半を占めた。
映画などもつくられており、私の住まいの近くにある共産党の事務所の看板にもこの蟹工船の宣伝ポスターが貼られていました。共産党がこの本をまとめ買いをしていると出版業界では言われていました。
日本共産党などは若者対策に特に関心を示し、志位委員長自らが若者に人気のある映像サイトで呼びかけています。しかし、今回地方の都市の選挙結果とはいえ、共産党の思惑は見事に外れました。
この理由は今さら説明を要しないとは思いますが、一言触れておきます。それはマルクス共産主義の理論そのものが、既に過去の遺物として歴史の彼方に葬りされる運命にあるのです。
にも関わらず、日本共産党がしぶとく生き延びているというのは、それはマルクス理論が正しいとか、共産主義の未来を党員が信じているわけでは決してありません。
日本共産党とは擬似宗教組織と同じであって、古くからの党員はもうそこから離れることが出来ないのです。また、一つの利益を貪る集団となっており、その主体は国家予算を食いつぶしている組織体です。
日本共産党の支持母体で比較的大きなものは、国家公務員の労働組合、或いは地方自治体における労組団体などです。また放送・新聞・出版関係の労組も共産党の配下にあります。
更に医療生協、生活協同組合(生協)などを全国的に展開しており、その収益事業によって日本共産党の活動が支えられています。特に共産党系の病院はお年寄りを巡回バスで集めており、莫大な医療費を国から得ています。
また、全国の地方議会の議員が上納する資金は巨額であり、それらの資金によって党活動が運営されていますが、党勢の拡大はならずジリ貧傾向を示しています。
日本共産党は長い歴史を持っており、真面目な党員によって支えられていることは事実であり、そう簡単に大崩れすることはないでしょう。しかし、今回の結果でも明らかなように、世界的な金融恐慌が来ても共産党が注目されることがないということだけはハッキリしました。
しかも、驚くべきはこの共産党の惨敗だけではなく、投票率の低さです。学園都市などと言われ、比較的知的レベルの高い人が多いはずなのに60%を超さない。
10人に4人は投票していません。少なくともこの投票率を70%か80%にまで上げないと、カルト創価学会などの組織票にたよる公明党をのさばらせる結果となってしまいます。
地方議会からの新しい日本を創出する活動も非常に重要であり、我々右派も若い人材を地方議会に送り込む努力をしなければならないと思います。
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この問題はこの辺にして今日はこれまで頂いた書籍に対する御礼とその紹介をさせて頂きたいと思います。