お粗末証人喚問「額賀・守屋防衛省疑惑」
出欠を問うだけの国費の無駄遣い
永田町では早くもあの「堀江偽装メール」の再来かと言われ始めているのが、今回の参院財務委員で野党民主党が強行議決した「額賀・守屋証人喚問」である。
この問題のそもそもの発端は15日の守屋武昌前防衛省事務次官の証人喚問から始まった。その場で「額賀福志郎財務大臣と会合で同席した」と発言したことでした。
しかし、この同席したとされる会合はジェームス・アワー元米国防省日本部長を囲むセレモニーであって、そこに額賀氏が出ていても何も問題のある会合(宴会)ではなかった。
額賀氏は「記憶がない」と答えたことから、民主党はその答えが曖昧であるとして、嘘をついていると決めつけ攻勢に出た。財務大臣の虚偽の答弁ということなら、これは首を取れる。
首が取れるということは、解散総選挙に追い込むことが出来るというわけだ。そこで22日「間違いなく出席している。証人もいれば席順の図面もある」と自信満々でたたみかけた。
ところが、今度は額賀大臣が反撃に出た。この日は別の会合に出席しており、その日撮ったとデジカメの日時の入った写真を公表して、その時間に自分はそこにはいなかったと証拠を提出した。
更に山田洋行の宮崎専務が問題の会合場所から出たハイヤーの時刻表と自らの勉強会での最後の挨拶の時間が入った録音テープを検証し、絶対に遭遇しているわけがないとしたのです。
こうなると慌てたのは民主党のほうです。民主党の小沢の側近である山岡賢次国対委員長は「アリバイを作ろうと思えば、時間帯の数字はいくらでもいじれる」とこの写真には信憑性がないとした。
この発言にも驚きだが、その前に実はトンでもないことを発言していた。出席者から証言を得ていたから間違いないとしてきた、その証言者が何とこの守屋前事務次官本人でしたと白状したのです。
民主党はどちらかが嘘を言っているから、それを証人喚問で明らかにすると今回の強行議決に持ち込んだ。これはまさに数の横暴以外の何ものでもない。
こんな証人喚問に何の意味があるのか? 守屋以外の人物であると思ってきた報道陣もあっけにとられ一瞬、質問の手を挙げなかった程だと言われる。
ここまで民主党も無責任とは思わなかった。証人喚問をしても、互いに違った意見を述べ合うだけで、これでは単なる泥仕合でしかない。これでは、どう考えても守屋氏の証言は信用出来ない。
もう失脚と逮捕を覚悟した人間が、かねてより仲の悪かった政治家を陥れようとしているとしか思えないからだ。また、民主党がこの問題で守屋氏からの聴取だけで決めつけたことに疑問を感じる。
これが民主党の体質と言えばそれまでだが、司直に逮捕される寸前の人間の言葉を真に受けての断定は、追い込みたいという焦りと数を持ったというおごりと言うしかない。
仮に守屋氏の証言のほうに軍配が上がるようなことがあっても、これは余りにもお粗末過ぎはしないか。守屋氏以外の証言者が必要ではなかったのか? 証言以外の証拠を集めるべきではなかったのか。
この宴会にはジェームス氏、宮崎氏、額賀氏、守屋氏の他にも民間人数名が出席していた。これらの人の証言は取ってあるのか。もし、それを怠っているとしたら、民主党も信用出来ない政党になる。
前代未聞の宴会への出欠だけを確認するための証人喚問が行なわれようとしている。国益よりも党利党略が先行する今の永田町の政治を象徴してあまりある姿ではないか。
過去ログお粗末だった「永田メール事件」
「堀江メール?」騒動について 2006年2月20日
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50571870.html
[総括]メール騒動の幕引き 2006年2月28日
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50596852.html
「メール」謝罪会見と仲介者の謎 2006年3月1日
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50600397.html
民主「メール」幕引きならず! 2006年3月26日
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/50673320.html
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