景観悪化などで住民が反対 メガソーラーの現場公開 福島
福島市郊外の吾妻連峰の中腹で進められ、景観の悪化などから地元で反対の声があがっているメガソーラーの開発現場が報道機関に初めて公開されました。
事業者は、木や芝などを植える緑化の作業を進めていて、景観は今後、改善するとしています。
福島市の吾妻連峰の一角の先達山の中腹では、東京の事業者がおよそ60ヘクタールを造成し、太陽光パネルを設置して発電する事業を進めていて、25日現場が初めて報道機関に公開されました。
およそ9万5000枚のパネルを設置する計画に対し、すでに半分ほど進んでいるということで、25日も重機を使ったパネルの設置工事などが行われていました。
このメガソーラーの開発は、県の「林地開発許可」を得るなどの手続きにのっとって進められていますが、景観の悪化や土砂災害の懸念などから地元で反対の声があがり、市がメガソーラー開発の規制条例を制定するきっかけになりました。
事業者は、切り崩した山の斜面に木や芝を植えて景観を改善させるとしていて、現場では、業者が植えた芝や成長が早いコナラの若木などがみられました。
また、去年6月の大雨では、敷地から大量の泥水が県道にあふれ出しましたが、その後、排水路などの防災工事を実施したとしています。
事業者によりますと、現地での工事はことし7月中に完了し、9月ごろから商業運転を開始する計画で、計画に反対する住民団体の集会に参加して直接疑問に答えるなど地元での理解を広げていきたいとしています。
事業者の担当者は「悪化している景観を回復し、地域に根ざし、共存していけるように運営していきたい」と話していました。
