福島の子どもは本当に危険なのか?
誤解を与える報道が今でも続く、そんなに癌にしたいのか。
原発事故から4年が経った。反原発派に言わせれば、この4年目から福島の子ども達には甲状腺癌が多発するらしい。何の根拠もない与太話であることはもう立証されてきた。その出所はチェリノイブルの原発事故の際に、地元の子ども達に甲状腺癌が現れたからだという。
しかし、旧ソ連の原発事故と東京電力の原発事故はその規模において全く違うと既に国連の科学委員会で報告されている。即ち外に漏れた放射線量は日本の場合は30分の1にしか過ぎない。
そのことを知りながら危険だ!危険だと煽ってきたのが反原発派の左翼共産主義者であった。今回甲状腺癌になった子どもさんが一向に発見されないので、意気消沈気味の反原発派ではあったが、ここに来て彼らが狂喜するニュースが全国を駆け巡った。
それがこのニュースである。
子どもは空間線量の8割被ばく 原発事故、放医研が推計発表
2015年3月16日 20時44分
放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構は16日、東京電力福島第1原発事故に伴う避難住民の帰還に向けて個人被ばく線量の特性を調べた結果、子どもの場合、外部被ばく線量は空間線量の8割程度となると発表した。
昨年4月に発表した研究で成人の場合は空間線量の7割としていたが、子どもの場合、体の厚みがなく遮蔽効果が低いため透過する線量が多く、成人より空間線量の影響を受けやすいことが裏付けられた。
報告書によると、さまざまな年齢の子どもの体格に似せた人形に個人線量計を着け、放射線を照射する実験を実施。空間線量と個人線量の関係を調べた。
(共同)
以上
共同通信社が全国に配信したので、全国の地方新聞などにも掲載された。これを読んだ左翼が大騒ぎしたかと言えば、検索したが余り見当たらなかった。しかし、全くなかった訳ではなく次のようなブログを見つけた。
【そりゃ甲状腺がんも増えるわ!?】子どもは空間線量の8割被ばく 原発事故、放医研が推計発表
放射能 / 2015-03-16 23:44:15
小出裕章さんにきく。- 福島の子どもの甲状腺がん、胎児への影響。
子どもは空間線量の8割被ばく 原発事故、放医研が推計発表 - 47NEWS(よんななニュース)
>放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構は16日、東京電力福島第1原発事故に伴う避難住民の帰還に向けて個人被ばく線量の特性を調べた結果、子どもの場合、外部被ばく線量は空間線量の8割程度となると発表した。
昨年4月に発表した研究で成人の場合は空間線量の7割としていたが、子どもの場合、体の厚みがなく遮蔽効果が低いため透過する線量が多く、成人より空間線量の影響を受けやすいことが裏付けられた。
報告書によると、さまざまな年齢の子どもの体格に似せた人形に個人線量計を着け、放射線を照射する実験を実施。空間線量と個人線量の関係を調べた。
>子どもの場合、体の厚みがなく遮蔽効果が低いため透過する線量が多く、成人より空間線量の影響を受けやすいことが裏付けられた。
そりゃ、福島で子どもの甲状腺がんが増えるのも当然ですね。
せめて子どもにだけは被ばくさせないでほしいと思いますねえ・・・。
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/c0033e0ff623271c507074ed15081f44
余りこの件を取り上げている反原発派のブログやサイトはなかった。このニュースを見ると単純に子ども達の被爆が多く、それだけ危険であるかのような記事になっている。だから、この紹介したブログのような「子どもの甲状腺癌が増えるのは当然ですね」などの反応が起きてしまう。
何故、大人よりは子どものほうが危険であると言われているのか、放射線量は大人の方が身体が大きく浴びる量も多い。しかし、浴びる量が少ない子どもがより危険と言われてきたのは、子どもが成育途中で細胞の分裂、活性化が大人とは比較にならない。よって放射線は危険だと言われてきた。
子どもが癌になると進行が非常に早く、逆にお年寄りの場合は進行が非常に遅い。だから歳を取るほどに癌は恐くはないのだ。放射線が何故危険かは癌にかかりやすいという点だけである。
今回のニュースでは次のような理由で子どもが危険であると報道した。
>子どもの場合、体の厚みがなく遮蔽効果が低いため透過する線量が多く、成人より空間線量の影響を受けやすいことが裏付けられた。
この記事は本当なのだろうか?果たしてどのような検証を経て導き出された結論なのか?実は科学者の間でこのような議論がなされていると聞かない。本来ならばこれまで言われてきたことを覆すことになるので、もっと大騒ぎになっても良い筈だ。
しかし、そうはならなかった。どうもこのニュースは誤報だったようです。確かにそのような数値が出たかも知れないが、子どもが大人よりも危険であるなどとは、全くの勘違いに等しいというわけです。
そこでいつもお世話になっている放射線専門の科学者である多田順一郎先生から資料を頂いて読んでみた。難しい文章が並んでいるので中々理解出来ないが、とりあえず理解できた部分だけでも紹介します。
尚、ネット上には多田先生の次なる論文が掲載されてある。
実効線量を理解するために
1、実効線量とは成人を基準に規定された数値で男女の両性の間で平均化されており、人種、体格、性別、年齢などの個人差は最初から全く考慮していない。
2、確かにそれらを考慮した数値は必要があると漠然と思っていた時代もあったが、そうした考えが幻想でしかなかった。
3、実効線量を詳細に評価しなければならない状況などあり得ない。被爆線量を詳細に評価する必要のある大量の放射線を受けた場合は、放射線の確率的影響を対象としている実効線量の定義範囲外であること。
4、放射線の確率的影響だけが問題になる程度の被爆であれば、余り精密な評価をしても意味がない。
5、ICRPの2007年の実効線量と人体への影響は、線量の限度値を示すものですが、所謂このリスク論は“後付された体裁”のようなものに過ぎなかった。
6、放射線が白血病を誘発すると言われ始めてからは、その関係もよく分らないままに、従来の限度数値を引き下げてきた。
7、やがて大気圏内における核実験で遺伝子影響の懸念が広まるやその数値は段々と引き下げられた。
8、今日低放射線量はさほど影響がない、心配に値するものでないと言われだしても癌の問題などから見直されることはなかった。
9、今回、個人線量が個人の被爆線量であると誤解を招く書き方となってしまった。
10、福島県の放射性環境では実効線量をほぼ3割過大評価する近似値を、線量比較の基準としていることに起因する。これを実効線量を基準とした記述に改めるべきである。
11、この実験では体格の小さな子どもでの場合でも、個人線量は実効線量を比較的良好に近似できる範囲に止まっている。
12、個人線量計を着用する人の体格が小さくなれば小さくなるほど、その測定値である個人線量は、実効線量より課題に(安全に)近似するようになることを示している・・・と表現すべきだった。
以上
かなり専門的な資料を基に書いたので、皆さんもさっぱり訳が分らないと思います。反原発派が大騒ぎしないのも、彼らもよく理解できていないからだと思う。今後この問題は更に反原発派の動きを見ながら続けてまいります。
尚、この多田先生は科学者として放射線に関して、勇気のある発言をして下さいます。それも紹介しておきましょう。
伊達市の市政アドバイザーである多田順一郎氏は、自身が子どもだった1950年〜1960年代の核実験の話を持ち出し、「あのころは、さかんに大気外核実験をやっていた。そのときに日本に降りつもった量は、1957年から1969年までの合計値でストロンチウム90は1平方メートルあたり2700ベクレル。セシウム137はその3倍以上。当時はビニールハウスなどなかったので、野菜は全部路地ものだった。私たちはセシウムやストロンチウムが積もった野菜を食べて育ったが元気だ。私らが子どものころの粉ミルクは、セシウム137が1キログラムあたり30ベクレルから300ベクレル入っていたことがわかっている。実際にセシウムが入ったミルクを赤ちゃんに飲ませてホールボディカウンターで測り、セシウム137が体内に蓄積されていく実験もされている。その世代の人たちも、実際に測定された赤ちゃんも、現在健康に存命している」
こちらの方が分り易い。何度も書いて来ましたが、私の子どもの頃は放射能が雨と一緒に日本列島に降り注いでいたのです。
原発に反対している人のブログに紹介されていました。本当の話なので批判はされてはいなかった。ほんと何が危ないなどと反原発派は叫んでいるのか?ただ騒ぎたいだけなのだろう。
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