2014年09月19日

 日本を捨て「無国籍化」を宣言したソニー



 日本を捨て「無国籍化」を宣言したソニー


 27年前のソニーが脳裡をよぎった。

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 ソニー2300億円の赤字見通し 15年3月期、無配に

2014年9月17日21時51分


 ソニーは17日、2015年3月期の純損益がこれまでの予想より1800億円悪くなり、2300億円の赤字(14年3月期は1284億円の赤字)になりそうだと発表した。1958年の上場以来初めて、株主への配当も取りやめることにした。

 純損益の赤字は2期連続だ。売上高の予想は変えなかった。それでも今回、業績を下方修正したのは、スマートフォン事業で、この先、利益が見込めないと判断したからだ。

 特に新興国で、低価格を売りにする中国メーカーなどの攻勢で苦戦。思っていたような利益は得られないとみて、今回、1800億円の損失を出して事業を縮めることを決めた。


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 ソニーの凋落については多くの経済評論家や経済雑誌などで書かれてきたことなので、今更私が述べる必要などないかも知れないが、どうしても一つだけ言っておきたいことがある。

 私はかつて自著でソニーを厳しく批判したことがあった。もう27年も前の旧い話ですが、今それを思い出した。

 本は「日米友好時代は終わった」と題名だが、当時の活動や自分の当時の主張を書いたものです。経済的な諸問題も触れていた。

 第5章 経済大国への道を再考する。

 (1) なぜに経済大国となったのか。

 (2) 産業の空洞化と国家の空洞化

 (3) 利益のために無国籍化を図るソニー

 として論じている。

 多国籍化がブームとなる危険な風潮。

 個人(企業)の利益とは国家の利益のキャパシティを超えるものであってはならない。これは我々世界戦略研究所がかねてより主張して来た事であるが、考えるまでもなく実に普遍的かつ正当な論理である。

 このような常識を今更のように云々しなければならない現状こそが間違っている。個人は国家に帰属している。それは好悪の感情や選択の問題とは別の次元の「現実」なのである。

 国家を常に個人を抑圧する機関=権力としか認識できない人間は、すみやかに脱国家=棄民への自覚的な行動に移るべきと考える。

 以上

 冒頭はこのような書き出しだった。何故、このような事を書いたかと言えば、当時のソニー(大賀典雄社長)の盛田昭夫会長がフランスで講演した内容を入手した。それによれば「ソニーは国際化に対応する道として、国を離れる。企業が生き延びるには無国籍になる」と言明していた。

 常日頃は国家の与えてくれた恩恵にのみ十全に浴していながら、少しでも円高になると、一瞬にして「脱国家」のデラシネとなってしまう、その姿勢に我慢がならなかった。

 この時に地元福島県の郡山において財界人のセミナーが開催され、講師として招かれたソニーの当時の商品本部副部長の黒木靖夫氏の講演内容は驚くべきものだった。黒木氏はあの世界的にヒットしたウォークマンの開発者でもある。

 その講演の演題は「本当の国際化とは無国籍」というタイトルだった。何とも呆れた内容だった。今まで通産省の庇護の下でどれだけ外国企業の攻勢から逃れ、業績を上げて国内の生産台数を伸ばしてきたのか?

 この当時の通産省と業界が一体となった保護政策が米国などからの対日批判の原点となっているのは歴然たる事実であった。

 このソニーの発想こそ、国家がなくなっても、企業さえ残れば良いという考えに他ならなかった。当時私はソニー本社においてこの黒木氏と面談して互いに意見を交わした。先のフランスの盛田会長の原稿を書いたのはこの黒木氏でした。

 どのような話であったかは今となっては詳しくは覚えていない。ただ私は次のように言った記憶がある。

 「企業が自分達の為に国を捨てるなら、国民もいずれあなた方を見捨てるだろう。今は業績もよく世界に飛び立とうとしているが、どんなことが今後起きるかなど誰にも分からない。貴方達が世界に出て行って、失敗して日本に戻って来ても、誰の貴方達を助けはしないだろう。」

 無国籍を選択したソニーだが、当時私が予測したことが現実となった。しかし、ざまぁーみろ!と言うつもりはない。

 今朝の産経新聞の社説にもありました。経営不振にあえいでいるソニーにエールを送っています。世界に冠たる日本の「ものづくり」復権を象徴する企業として早急に再生を果たして欲しいーと書いていた。

 日本を見捨てて無国籍を宣言したソニーだったが、こうなるとやはりソニーを支援するのは日本なのだ。日本あってのソニーだと思う。ウォークマンの開発者であった黒木氏は私を覚えているだろうか?そして今何を思っているのだろう。

 追伸 

 気になってウィキで調べたら、もうお亡くなりになっていました。草葉の陰で今日のソニーをどのように思っておいでなのでしょう。

 

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Posted by the_radical_right at 19:00│ mixiチェック
この記事へのコメント
5
中田聡さんと同様、SONYのパソコンを購入しようと量販店に行ったら、パソコン事業から撤退したと聞いて大変ショックを受けました。
もう日本企業と考えないほうがいいのですね。。。

店員さんからフォロー体制がしっかりしているのが富士通だと勧められました。
Posted by 日本製品購買者 at 2014年09月21日 21:47
5
SONYは出井氏が会長職に就任して以降、駄目になっていった様ですね。
検索すると、世界で最も愚かな経営者と評されているそうです。
自社のハイテクノロジ―をライバル他社に無償で渡したりしている。
まるで産業スパイですw
それもその筈、SONYの元会長の出井氏は在日だから…www

現在のSONYの経営陣は韓国朝鮮人だらけだそうです。
韓国の電機メーカーとも現在つるんでいます。
何時の間にか韓国朝鮮人にSONYが乗っ取られていた訳です。
道理でSONYが駄目になる訳ですw
Posted by 支那殲滅 at 2014年09月21日 20:24
平井一夫 社長が名前も顔も朝鮮系では、つぶしますよ。
Posted by     at 2014年09月20日 18:47
5

皆様方も経験がお有りだと思いますが『プレステーション』て、直ぐに故障しませんでした?

わたくしなんざ分かっているだけで三回は修理に出しましたが、全て同じパターンの『レンズの取り替えで修理費が一万円』

親戚で街の電気屋の経営者(親子共々)が昔から語っておりましたが『ソニー』の品が一番、粗悪で質が悪いメーカーさんだと述べております(未だに)

アフターフォローやサービスも悪いのがソニー。


Posted by 桜花 at 2014年09月20日 18:16

この社長では再建は無理だと思う。
就任会見のとき、大見得を切って「ソニーの改革案だ」と言って示したのは、何のことはない、リストラ案であった。

リストラ案でしかないものを「改革」などと言う、ナルシズム型の人間のようだ。

前任の外国人社長といい、日産のゴーンといい、日本の企業を食い物にしているだけだ。彼らは莫大な賞与を手にして、さっさと帰国するものだ。

日産も、早くゴーンを追い出さねば、益々、酷くなる。

日本にも愚かな経営者が多いが、欧米企業経営者のはもっと悪質なのが多い。

日本の経営者よ、しっかりしろ。
日本型経営のよさに自信を持て。
Posted by 何故、ソニーは沈むのか。 at 2014年09月20日 08:36
瀬戸先生お疲れ様です。

グローバルスタンダード行きつく先には、均一化された世界(賃金)、管理された社会(個人情報の収集管理)、自由のない社会(思想、言論、信教の自由)だけです。

意図してやっている輩どもがいるのは明白ですが・・・

先ずはアイツラの走狗、反日不逞鮮人共を駆逐することが先決です。
Posted by 打倒地球市民 at 2014年09月20日 05:32
外国人持株比率 42.3%
大株主1、2位は外人。
大株主の多くは信託で本当の株主は不明。
盛田家の管理下でなくなっていることは明白w

キヤノンも同様。


ソニー大株主名
1 Moxley and Co. LLC(注1) 94,060 9.0%
2 The Bank of New York Mellon SA/NV 10(注2) 47,956 4.6%
3 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口)(注3) 44,664 4.3%
Posted by あああああああああああああ at 2014年09月20日 03:48
ソニーは、ちと給料が高すぎやしませんか?
大黒字ならだれも文句言いませんが、
こんな大赤字ならそれ相応の給料というのがあるというもの。
そのへん、自らよく考えてもらいたい。
自分は株主ではないですが、ソニーの株主からしてみれば
突然こんな悪材料はもう堪らんと思いますよ。
Posted by 嫌韓競争 at 2014年09月20日 00:30
無国籍になり株主ばかり見ているグローバル企業。
そういう企業は、一時的に拡大しても、衰弱は早い。
決して長続きせず、生き残らない。
何故なら株主は落ち目になった企業を支えることなく捨てるからです。
株主の金儲けの手段となった瞬間から、企業の没落は始ります。
会社は株主のものでなく、社員のものであり、社員は家族である。
そういう会社しか時を越えて生き残らない。
かつて日本企業はすべてそういう会社だったのに、今ではそんな会社は時代遅れと言われます。
果たしてそうでしょうか?
ソニーを見ても分かることですが、いずれ時が経てば答えは自ずと明らかになるでしょう。
Posted by 通りがけ at 2014年09月19日 23:03
知人がソニーにおりますが、
リストラはすさまじいものがあるそうです

いわゆる「追い出し部屋」に
200人余り追いやられ

そこでは一日中
「全く仕事を与えず」

社員から辞職を言い出させるためだそう

知人は何とか乗り切って
元の部署にもどれましたが・・・

いつから日本の企業は
社員を「資産」ではなく
「経費」と考えるようになったのでしょう
Posted by miku at 2014年09月19日 22:19
国家という考えがあると次のようなことは当然となるが現在はなっていない。
 特別永住資格
(これは権利ではなく資格です。したがって親が資格をもっていても、その子供はない。親が医者なら子も医者か・違うでしょ、資格というものはそのようなものです。したがって資格の剥奪があるのは当然のことです。河野談話と同じように、ただの資格に過ぎないものを特別永住権といってまるで権利のように報道しているのも陰謀のひとつです)を持つ人が日本以外の国に帰化すれば当然その資格は失う。これは法令文に書いてなくても当たり前のことですが、現在法律に書いてないから、特別永住資格を失わないようです。
 皆さんいかがですか。アメリカは日本人が国家という思想を再び持つことを恐れていると私は思う。
Posted by takeshi at 2014年09月19日 22:08
われわれ日本人は国家という考えをもっているが、その英語訳は、nation、state,country、などあるが、厳密には翻訳できないわが国の独創的なものだと私は思う、その元は<くに>でその感じは<国>ですか。それができたのはやはり歴史的なもので、問題はその国家という考えがわれわれ日本人の独創であるということを日本人が自覚していないことでしょう。
 明治のとき、この考え、当時は邦家とも言ったが、明治維新の原動力となった思想です。
アメリカはなぜ日本がほかのアジアのように植民地とはならなかったかを思想面からおそらく調べて、日本人の独創である国家という思想にたどり着いた。それはおそらく大東亜戦争における、わが国の頑強な抵抗を見て、おそらく気がついたと思う。ぺリリュウ島攻防戦におけるわが国軍隊の戦い方を見れば十分でしょう。そのため戦後なんとしてでも日本人からこの国家という思想を排除しようとして、無意識のうちに<国家>という思想を排除するように義務教育の段階からしたというより、その手先となりやすい日本人を育てたとみている。一番は朝鮮人で、日本人に化けた朝鮮人を使ったと私は思っている。特に在日朝鮮人で頭のいい人々をつかった。最も共産党に戦前から多くもぐりこんでいたっと推測する。
Posted by takeshi at 2014年09月19日 22:07
アメリカ人社長にしたらアカンわな!ソニーの技術アップルに盗まれサムスンに盗まれ日本は規制で!テレビチャンネル衛星放送パソコン他スマホに乗り遅れた!
Posted by ぴ at 2014年09月19日 22:04
いやー無国籍化とは。びっくりしますね〜。井深さん盛田さんがお聞きになったらさぞ嘆かれることでしょう。

戦後の貧しい時期にアメリカの安ホテルに滞在しながら必死でトランジスタラジオを売って、五番街に日の丸を上げた先輩たちとは雲泥の差。

衰退するはずです。占領下の思想統制の結果なのでしょうか、日本人が嬉々として自虐史観を植え付けた結果なのでしょうか。
Posted by おれんじ at 2014年09月19日 21:21

スコットランドは残念でしたね。
もしかして・・・と思ったけれど、
やはり、民族の誇りよりも『経済的安定』を選択しましたね。

確かに『独立』となれば、
最初は経済的にも大変だし、混乱もあるでしょう。

でもそれを乗り越えてでも、
『民族の誇り』を持って努力し続けていけば、

金銭では決して得られない
『民族自決』の尊い精神が、子孫の魂の奥に育ちます。

人間生きていく上で、苦しい選択を迫られる時がありますが、
民族の誇り持っていると、必ず正しい選択に行き着きます。




Posted by なな at 2014年09月19日 21:07
5

自分を育ててくれた祖国を棄てて
「利益」や『保身』だけを追求すると、必ず『滅び』ますね。



Posted by なな at 2014年09月19日 20:57
 ソニーの創業の目的は日本再建という話を聞いたことがあります。
 終戦直後焼け野原になった日本を再建させた原動力の一つはソニーと、今でもリスペクトの念を持っております。
 ソニーが決算で無配になったとか、リストラで従業員減らしているとかいう話を聞くと、つらいものがあります。
 実は今アクセスしているデバイスはソニーのデスクトップです。この春かいました。
 うちの奥さんのパソコン先月、買うため電機屋に行ったらなんとソニーはもうVAIOの生産やめたとか。
 パナソニック、ソニーはナショナルブランドだと思って、会社の危機を聞いたとき「必要な電気製品はこういう会社のもの買って支えよう。」と思っていただけに、あまりにもショックです。

 ソニーにはユニクロの二番煎じはやってほしくありません。
Posted by 中田聡 at 2014年09月19日 20:21