米・印の核保有を正式認知の背景
日本も核保有論議を真剣に訴えようではないか
<米印会談>ブッシュ氏、民生用核協力を行う協定に合意
【ニューデリー笠原敏彦】ブッシュ米大統領は2日、ニューデリー市内でシン・インド首相と会談し、核拡散防止条約(NPT)の枠外の核保有国インドに民生用核協力を行う協定に合意した。米国の核不拡散政策の大きな転換になるが、履行には米議会の承認が必要となる。インドを不拡散体制の「例外」扱いにする合意は、インドの国際社会での台頭を象徴するものだ。(毎日新聞)
ブッシュ米大統領のアフガン電撃訪問や今回のインドに対する不拡散体制の「例外」扱いは、米国が現状における世界情勢を相当厳しく自覚していることの証左でもあるだろう。イラクの安定化は宗派対立・内乱を想起させ、米国の敗北はないにしても、勝利もないことを暗示した。
このような中で米国がインドに対して、核保有国家として初めて正式に認知したのは、今後の世界戦略の中で米国がどの国よりもインドという国家を最重要視しているかの表れでもある。これは我々日本人にとっては衝撃的な事実である。
米国は近未来の共産中国との覇権を賭けた争奪戦において、核保有国家であるインドを最大のパートナーとして選んだ事にもなる。ハンチントン教授が近未来小説『文明の衝突』で述べたように、米国社会の中には日本が将来、米国の同盟国に留まれない脆弱さを持つと感じている人が多いのかも知れない。
その前兆はチェイニー副大統領が日本の核武装に言及した時、日本側でこの発言に対する反応が全くなかった点にも象徴されよう。
「日本の核武装検討の可能性」 米副大統領が言及
(朝日新聞2003年3月17日夕刊)
チェイニー米副大統領は16日、米NBCテレビの番組で、北朝鮮の核武装と弾道ミサイル開発が東アジアでの軍拡競争を引き起こすとの見通しを示した上で、「日本が核問題を再検討するかどうか考慮を強いられるかも知れない」と述べた。北朝鮮の核問題が再浮上して以来、米国の安全保障政策の専門家や議員の一部で、日本の核武装が話題になっているが、米政権の最高レベルで言及されたのは初めて。
米国の最近の議論は、日本が核兵器を持つことを恐れているとされる中国に対して、北朝鮮問題への積極的な取り組みを促す材料、いわば「日本カード」(コラムニストのクラウトハマー氏)として使われている傾向がある。副大統領のこの日の発言も、日本の核武装について「それは中国の利益にかなっていない」としており、こうした中国に対する圧力行使の一環と見られる。
我が国の政府・マスコミ・防衛関係者も含めて、これを真摯に受け止める人は皆無に近かった。この発言は米国が既に東アジアにおいて、北朝鮮や共産中国の日本への核攻撃に対しては、米国が報復核攻撃が出来ないことを前提にしてのものであったことは確実だ。
米国が同盟国である日本に対して核の報復で守る確かな決意があってこそ日本の安全は保障されるが、もしそれが出来ないなら日本は滅ぶか共産中国の属国となる道を選択せざるを得ない。この米国副大統領の発言は日本に対しての「核武装要請」とも考えられた。
…にも関わらず、我が国では「核武装論争」さえも湧き起こらなかった。
日本が独力で将来に渡って祖国を防衛するには、もはや悠長なことは言ってはいられなくなった。我々<極右>は日本の核武装化の必要性を確信した。
知人の韓国人が語った言葉が頭から離れない。
「北朝鮮ははっきり言ってどうしようもないお荷物だ。しかし、一つだけ素晴らしいものがある。それは核だ。だからこれを上手に韓国が手に入るように時間を稼いで交渉しているんだ」
北京における6者協議を前にしての言葉だった。
我々、日本人より韓国人の方が余程策略に長け、そして核大国(米中露)に対する牽制を忘れてはいないという実感だった。YP体制に続いてNPT体制も瓦解しようとしている。我が国だけが、あるいはこの戦後体制に別れを告げられないでいるのかも知れない。
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Posted by the_radical_right at 08:29│
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日米関係
それから、もうひとつ・・
今後の世界戦略の中で米国がどの国よりもインドという国家を最重要視しているというご意見に同意いたします。と同時に、これは私にとっても衝撃的でありました。
なぜなら、これは、米国の日本に対する大きな牽制でもあるよなぁと思ったからです。
というのも、中国が経済的発展を遂げれば遂げるほど、その地理的要因から、最も恩恵にあずかることができるのが日本であろうということ、日本が将来、米国から中国へ乗り換えることがあるかもしれないと言う想定、日本の文化の不可解さと優秀さに対する潜在的脅威、その結果が、インドを重要視すべしと考えたのでしょう。
日本は自立すること急がねばなりませんが、同時に米国のわが国に対する不信や脅威を取り除く努力を続ける必要があると思います。
初めまして こんにちは。
大変レベルの高い議論の中、非常に素朴な疑問で恐縮いたしますが、
核兵器保有賛成論者の方々は、戦略としての核、戦術としての核、どちらを想定していらっしゃるのでしょうか。
また、通常、核保有宣言は、核実験の成功表明後に行われると認識しておりますが、我々はどの場所で実験ができるのでしょうか。
特に実験や保有宣言は意識されていらっしゃらないのでしょうか。
>MulutiSync様 >蔵信芳樹様
コメントを有り難うございました。
解釈の変更のみで可能となる「集団的自衛権の行使」を明言するというのは如何でしょうか?権利は有しているのに行使できないというのは不可思議です。
言うまでもなく現行憲法では他国との交戦や武力の保持を禁じておりますが、同盟国(米国=他国)の非常時においては集団的自衛権が最優先されてしかるべきです。他国軍との協力の下にイラクで復興支援を続ける自衛隊の活動においても然り。
その名において米軍が日本に持ち込んでいるであろう核の存在を公に認めることも可能ではないかと思います。それを否とする向きも当然あるでしょうから中共・北鮮に核攻撃されるか―、核を持つ(持ち込ませる)か―、国民に信を問うべきです。
各位 大変貴重なコメントを有り難うございました。
>P様
互いに核を持ち、核の威力が無力化されてこそ核廃絶の動きが生じるのではないでしょうか。対等の軍事力を持っている者同士は共倒れの恐れがあるので争いはしません。バランスが崩れてこそ争いが起きます。
>怒る小市民様
インドに関する貴重な情報を有り難うございました。
同様に日本も、台湾をはじめ中国からの分離独立を欲するチベットや新疆ウイグルでの工作活動が求められるところですが、今や諜報・工作機関さえ存在しない我が国の状況から日本国内においてチベット弾圧が全く知られていないのもむべなるかな、といったところです。とにかく核武装が本格的に広範に議論されるべきですね。国民的議論になる…これ一つでも我が国を取り巻く状況は大きく変化するでしょう。日本がその気になれば時間はかからないでしょうし。
日本が核攻撃を受けても米軍は助けてくれないのだとすると、それ以外の攻撃を受けたって同じではないでしょうか。だとすると、日米安保は何のためなのでしょう。
核保持については、世界中の国が核を持つことになれば、一体どうなるのだろうという恐れを持ちます。政治的には正しい決断なのかもしれませんが、必ずどこかの国が実際に使うだろう思います。恐ろしいことです。
追記
ご返事が遅れ失礼いたしました。何分にも未だパソコン歴3ヶ月の初心者ゆえ、修復も思うように儘ならず、機器の不調を騙し騙し使っておる有様です。この先もトラブルにより送信ができぬこともあるやもしれませんが、よしなにお願い致します。
瀬戸さん、お弟子さんこんにちは。
言わずもがなですが、米国のインドへの歩み寄りは中共への牽制が狙いでありましょう。中国に比肩し得る人口を擁し核保有の国が味方となれば、我が国にとっても心強いことながら楽観は禁物です。インドは幾つもの地方が合邦した、謂わば連邦国家。人々は国よりも自身が属するコミュニティへの帰属意識を抱いており、中国が特定地方を篭絡し分離を使唆(しそう)するやも知れません。また、中共首脳によるインド政府への接近が図られております。よって、インドには全幅の信頼を寄せぬ方が無難でしょう。
中国が靖国や教科書の問題について口出しするのは政治的なポーズに過ぎません。奴らが本心で関心を払う外交上の懸案は、台湾問題と日本の軍備拡大です。日本が真に外敵の脅威より国土の防禦を願うなら、核武装すべきです。これが現実のものとなれば、中国の外交方針に大転換を迫るほどの衝撃を与えることでしょう。
その通りだと思います。韓国は北朝鮮の核を欲しています。日本の保守派が日本は所詮、米国の属国になるか、それとも中国の属国になるかしかないと考えているのに対して、韓国が北東アジアのバランサー論なる妄想を抱くことが出来るのは、まさに韓国が北朝鮮の核を手に入れることが出来ると考えているからです。それが韓国の本音なわけです。しかし日本が核武装しなければならないのは時間の問題だと思いますが、もしも日本が先に核武装してしまうと、韓国に核武装の大儀を与えてしまうので考え物です。日本としては、まずは朝鮮半島の核を利用して中国を牽制する方法を考えるのが良いと思うですが…。となれば、やはり情報戦でしょうか?中国がいかに朝鮮を見下しているかを韓国人に認識させることが出来れば…。
緊張感の有る視点を興味深く拝見しています。
核については、日本の自立または政治理念の確立と密接に関係すると思います。
過去に土下座外交といわれた対特定アジア、国内では総連、宗教では統一、オウムや創価などの売国勢力の暗躍を放置したままでは核は現実の問題になり難い。
安全性からしても、スパイ防止法の整備や在日優先の排除などの環境を整える必要があるでしょう。
国民全体あるいは政府が、自立した国家の理念を確立出来てくれば、核も常任理事国も現実味が出る、逆にその話題が理念の確立を促すと思います。
ブログ名を極右と謳っておられますが、感情的でない論理的内容は私には右寄りの保守と映ります。
日本が自立するには右側や軍事から見た分析も欠かせない、ご活躍を期待します。
瀬戸さん
私の粗雑な書き込みにコメントいただき恐縮ですm(_ _)m
我が国としてはなぜもっと早く非核三原則を見直さなかったのか不思議なくらいです。今だからこうしてネットで発言できますが、三十年前じゃぁね…。おまけに公務員ですので下手なことも言えず、内心うんざりしてました。その点良い時代になりました。
あきらさんへ
インドにしてもパキスタンにしても貧しい国ですよね。それでも守るべきものはしっかり守る、その姿勢は見習わなきゃなりません。パキスタンは核保有を目指した時に米国政府から40億ドルの援助を示されたが、これを蹴って核実験をしました。(昭和61年当時)
あぁ 我が国の核武装には賛成です。むしろアジアの開発途上国に対しても、逆に安心感を与えるとも思いますね。嫌がるのは支那と朝鮮だけでしょうな。あとロシアか…
>管理人さん
核武装しろと在野の圧力が大きくなれば中国に対するカードになりますね。納得しました。政策にもいろいろな側面があるんだなと考えさせられました。
慶次 さん
イランの核開発に対して西欧や米国がどのような対応を最終的に考えているのか?それが関係しているのは間違いないですね。イランの核施設を攻撃することは、イランだけでなくシーア派の宗教組織全体を敵に回すことになるわけで、その決断には暫く時間がかかるような気がしています。
ゲッピーさんへ
確かに日本の核武装は現在のところリスクがありすぎますね。だから政府レベルでは言いにくいでしょう。政治かもなかなか口に出来ないかも。だからこそ、我々がネットで声を上げなければと思います。
私は核保有が許されないことだとは考えません。核不拡散体制に無理があるのは事実ですし、核保有にそれなりにメリットがあると考えております。ただその場合、核を持たない事により発生する道義的優越の放棄、核保有に前後して起こるであろう外交的緊張、あと核不拡散体制への打撃に呼応して起こるであろう核開発ラッシュ及びそれによる緊張の増大などがデメリットとして考えられると思います。
核保有国が現状で核を撃つ可能性は、日本が核武装しておるかどうかで増減しないと私は考えております。核武装していようがいまいが撃つ時は撃つのではないでしょうか。今核を撃つということはどちらにせよ極めてリスクの高い行為であるからです。
というわけで私は、不満はあっても核不拡散体制を維持していく方が国益にかなうと考えています。
はじめまして。
イラン問題が最重要課題、その前面に出てきたのが
インド核施設OKでしょうね。
インドとイランのラインを切り
イランを追い込む。
古い記事ですが、TBさせていただきます。
一国民さんへ
これまでの世界のリーダーと呼ばれる国はすべてが核保有国家であり、国連の常任理事国でした。今度米国が印度を正式に核保有国家として認めたことは、常任理事国入りの資格も有したと見るべきでしょう。
日本が残念ながらその資格がないというのは、冷徹な国際情勢を見る目からは当然なことなのかも知れませんね。
使われることのない兵器であっても、それを持つことによって平和が維持されるならそれは持つべきでしょう。
怒る市民さんへ
残念です、この件について、是非怒る市民さんのご意見を伺いたいと思っておりました。パソコンの修理が終りましたら、是非投稿下さい。
たろさんへ
相手の核の恫喝を無視できるのは、自分たちも相手方にそれだけの脅しを有する場合に限られてきます。日本が核兵器を持った国から恫喝された場合、もし米国が助けてくれなければ、相手方に屈するしか方法がありません。今の時代において核攻撃があるかと訊かれれば、私はあると考えます。
中共や北朝鮮が日本に核攻撃をしないという保証はありません。米国の核の傘から離れたり、それが事実上機能しなくなったら、その時こそ日本は再度核爆弾の恐怖に晒されることになるかも知れませんね。
とおるさんへ
日米同盟は非常に我が国にとっては重要です。その米国がパキスタンの反発を覚悟の上で、印度との関係強化に乗り出したことは、近未来におけるイスラムとの対決を視野に入れてのことと考えます。日本も考えなければならない問題と思います。
米国が日本との核問題での技術的な提携は難しいのではと思いますが、非核三原則を撤廃して、米軍の核を国内に配備する必要はあると考えます。
極東軍事裁判、憲法の改正については、日本独自の歴史観の確立と政治感覚で正していけば良いと思います。
ブッシュ大統領は日本の靖国神社への参拝を望んだにも関わらず、これを明治神宮参拝に変更したのは二本の外務省であったと聞いております。
瀬戸さん、お弟子さんこんにちは。
パソコン不調に付、二度コメントを送信しましたが消失してしまいました。
よって、今回は寄稿を見合わせます。失礼致しました。
唯一の被爆国である日本の核アレルギーは理解できますが、周辺の中国、北朝鮮が核武装し、日本の領海に盛んにちょっかいを掛けてきている現在、それで本当に国を守れるのかということを真剣に考える必要があります。
米ソ冷戦時のキューバ危機は両国が核武装をしていたために米ソの戦争は回避されました。核は使われることの無い武器であり、最も強力な戦争抑止力です。
日本の核武装は難しくても、先ずは非核三原則の廃止くらいはしておくべきです。妙な枠は外しておくべきです。それだけでも、周辺のゴロツキ国家に対しては十分なメッセージを伝えることができます。
追加です。
米国は、日本が中国からの核攻撃を受けても、報復核攻撃をしないと思います。
中国から米国本土への核攻撃の恐れがある場合は、なお更、米国は中国を核攻撃しないでしょう。
徐徐に、日米安全保障条約は、核の傘としては有名無実に近づいていると思います。
正直、一般人の僕としては核に対する脅威というか実感のようなものが感じられません。
もちろん、唯一の被爆国である日本に住んでいる訳ですから、その威力もある程度分かっているつもりです。(といってもやはり素人ですが)
ただ一方で、「このご時世に核を他国に向けて撃つなんて馬鹿なこと本当にするだろうか? 核はただの外交材料で、たとえ他国がそれをほのめかしても日本は無視すればいいのでは? そしてある程度の軍事能力さえ備えられれば良いじゃないか。」と思うのですが・・・
ただ世界の勢力図から考えれば、必要なのかな?とは思います。
> 米国が既に東アジアにおいて、北朝鮮や共産中国の日本への核攻撃に対しては、米国が報復核攻撃が出来ないことを前提にしてのもの
であれば、米国は日本に対して次のことを認めても良いと思います。
(1)同盟国として、核兵器の開発を許可するか、共同開発
(2)極東裁判の再検討
(3)日本国憲法制定の再検討
(4)靖国神社参拝に同意、または米国大統領の靖国神社参拝
なお、核兵器に対しては、日本は脆弱なので、米国がインドに近づいたのは日本にとっても良いことでは無いでしょうか。
インドは国土が広く、人口が多くて、中国や中東を牽制するには、丁度良い位置に居ます。