2006年01月22日

改憲阻止で左翼が内部崩壊!

24716370.jpg改憲阻止で左翼が「二十労組」問題で分裂へ

 現在、共産党・新左翼・連合を含む日本の左翼勢力の間で「二十労組」なる存在が注目を集めている。この「二十労組」なる言葉を始めて目にしたのは、ガイドラインの法案に反対して左翼が集会を開催した2000年春であった。

 「ザ・シンポジウム 新ガイドラインの発動を阻止しよう!」をスローガンに2000年3月4日、東京で開かれた集会には海員組合、全国港湾、国労、航空労組連絡会など、陸海空港湾労組二十団体が呼びかけ、全国から約千三百人の労組員が参加した。

 この後この「二十労組」は有事法制反対大集会(2003年)やイラク派兵反対集会(2004年)と活発に動き、彼ら左翼の協力者である「反戦平和団体」や市民運動、宗教団体などを結集し拡大してきた。

 ところが、彼らが最大の闘争目標を憲法改正阻止に定めて全国の労組や市民団体に呼びかけ、更に運動が高まりを見せようとした矢先に、まず連合がこの戦線から、脱会ではないが距離をおく姿勢を見せ始めた。

 「二十労組のなかには、われわれが容認できない団体もある」と指摘し、中央段階では一線を画す考えも明らかにした。(連合通信より)

 更に日本共産党は『赤旗』で党員に次のように呼びかけた。

「憲法改悪反対の世論と運動が高まるなかで、憲法問題での共同のとりくみや平和運動に、各地で「とめよう戦争への道!百万人署名運動」や「憲法9条―世界へ未来へ 連絡会」(「9条連」)、「報復戦争に反対する会」などを名乗る団体が潜りこんできています。これらは一体どんな団体なのか、見てみましょう。」

 日本共産党が主張するには、この団体は「中核派・革マル派」のようなニセ左翼暴力団だというわけだ。

「市民団体を装って憲法運動に接近する「中核派」「革マル派」は、まじめに憲法改悪に反対する立場に立っているのではありません。その最大のねらいは、日本共産党の打倒であり、民主的な運動のかく乱・破壊です。」

 この『赤旗声明』以来、改憲阻止運動からの新左翼追放が始まった。ここまでだったら、これまでいくつも見てきたパターンであったが、実は今回は共産党内部から、これを批判する主張が飛び出した。

 『さざなみ通信』というサイトで、日本共産党の正式なサイトではないが、自分達は共産党の党員で複数で運営していると説明している。
(以下に引用、抜粋)

2006/01/02 反戦・反ファシズム・日本国憲法擁護連合 20代 自営業
 まず、改憲情勢にもとめられることは何かといえば、社民と日共の対立の歴史ではなく、共闘であり、新左翼党派への日共党派の排除ではなく共闘であるだろう。
 反対する陣営が、対立していて、改憲に勝てるわけがない。これが、本質であろう。

 赤旗声明を受けて、中核と革マルに対する排除に賛同する意見がにわかに出てきているので、わたしのほうからびしっと反論しておきたい。
 まず、本質があって現象があると主張され、中核とカクマルの歴史的党派闘争を本質だとし、これをしたじきにだして、二十労組の陣形に参加している、中核・核マルをひとつの現象にすぎにいものだとして、この二十労組の陣形を否定しようという人がいるが、この人は短絡的なスターリン主義的弁証法でしかないといえるだろう。

 この人からすれば、どんなものだって、本質があって現象があるとし、実態を本質と現象と安易にとらえて、現象から本質をみるということはありえないということのようだ。

 だが、現実にあるのは、二十労組の連携であり陣形である。実際、この人が本質としてあげた党派対立を媒介として、今新たな事件的なものが発生している事実はない。  

 実際かつての中核とカクマルのあの対立は、なくなっており、たとえば中核派はカクマルを大衆や組合の力で包囲しながら、倒すというように、路線をかえていると思われる。
 またカクマルは、JR総連というカクマル最大の組織の分裂をかかえているのが実情ですらある。

 これが、現在の中核とカクマルの本質であり基底なのである。

 そのうえで、二十労組は、中核・カクマル(JR総連が割れる前からかかわっていたが)の歴史的対立を乗り越えて、形成されているということなのである。

 したがって、二十労組という現実がすでにあるのに、中核と核マルをいれれば、事件を起こすというのは、言いがかりだということである。

 しかも、二十労組は、日の丸・君が代・有事法制反対運動から培われてきた運動体であり、その部分には、共産党だけではなく、民主・社民をも包括する運動体として広範囲な労働組合が賛同しているのである。しかし、日本共産党指導部は縄張り争いと、自分たちのなかに食い込まれることを警戒して、あの声明をだしてきたものだというのが実際のところなのである。

 また社民党の一部には、共産党と同様に、二十労組の陣形とは独立して、運動をとっていこうという主張するものもいる。しかし、それは、自分らの党派の囲い込みが、二十労組ではできないからだという裏返しにしかなく、それ自体が、社共共闘の壁をぶち壊していくものにしかならないということがいえるだろう。

 はっきりいえば、有事法制六万人集会は二十労組の高揚で実現したが、その後のイラク反戦運動から今日までの経過によって、日本共産党などは自分らの票田獲得のためには自分ら独自の集会でないとだめだと切り替えをはかってきたものだといえよう。つまり、二十労組の陣形を取りやめるための策動を日本共産党指導部は展開しているということなのである。しかし私は、それは改憲反対運動の分裂でしかなく、矮小化でしかないと思うのである。

 しかしながら、赤旗声明にそうような意見をのべているのは、中核と核マル系の労働組合や市民団体に対する難癖でしかなく、はっきりいえば、日本共産党指導部の新左翼党派との縄張り荒いを後押しするものでしかないということであろう。 私は、そんなことをしている暇はなく、その無用な難癖をする暇があれば、改憲を策動しかけている側との対峙や、改憲に反対するすべての人々を手を結ぶ運動へシフトしたほうが、よほど生産的だと思うしだいなのである。いつまでも、党派の縄張り争いは、票田獲得とはわけがちがうから、やめるべきだろう。

左翼の反戦集会に、極左暴力集団が参加していた事を認め、排除するのではなく、彼らとも共闘しようとの意見が堂々と述べられている。これまでだったら考えられない事だ。この共産党の内ゲバの今後が注目される。

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Posted by the_radical_right at 17:14│ mixiチェック │市民団体・極左動向 
この記事へのコメント
葵様へ。
是非、合格をお祈りしております。なあに、心配は要りません。私も昔は全然分からなかった。何度も勉強していれば、いつか必ず、「砂漠に水が浸透するように」鮮やかに頭の中で立体化されます。これが『熟成!』。その日を楽しみに。受験も、あともう少しですから。
Posted by 声優 at 2006年01月24日 21:10
葵さんへ
センター試験、ご苦労さんでした。志望する学校に行けるように祈念しております。あなたのような愛国の考えを持つ学生が、今後たくさん日本に誕生して活動してもらえれば、日本は必ずや立派に立ち直っていく事でしょう。
年配者が共産党の活動に参加しているのは、生活保護を受けている老人世帯の相談を共産党の議員がおこなっている点と無縁ではありません。
公明党にしても共産党にしても、貧乏人の味方と称して生活保護費を受ける行政の手続きを代行して、そこから寄附を取っている事例には事欠きません。
彼らは常に自分たちの都合だけを考えて行動しております。党利党略のための政党であり、許せない連中なのです。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月23日 15:21
百式さんへ
左翼が反戦平和や自衛隊に反対するのは、自分達が共産革命を起した時に、旧ソ連などの介入をしやすくするものでした。しかし、旧ソ連が崩壊した後は、共産中国の影響力を国内に浸透させ、その力で国内における勢力拡大を図る戦術に転換しました。これは旧社会党系列と新左翼ですが、日本共産党は革命政党としての資質はかなり劣化していますね。幹部がセクハラをしたり、地方党員の幹部が痴漢や万引きで逮捕されており堕落してきたようです。

はんだごてさんへ
ありがとう御座います。先ずは皆さんに読んで頂かなくては、その意味からもなるべく難しい言葉や文章は使わないようにしています。その方が分かり易いと思うからです。あなた様のようなご意見はとても嬉しいです。今後も宜しくお願いします。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月23日 15:13
続きになります。

あと、常に思うのですが「戦争反対」と「改憲反対」これを同じように論じるのは矛盾した話ではないですか?
戦争反対であるのなら他国からの圧力に屈しないために最低限の力は必要だと思うのです。
いわゆる自衛軍の存在です。
それによって平和とは保たれるものではないのでしょうか。
にも関わらず彼らはそれと同じくして改憲反対も唱えます。
つまり日本は軍を持つなと、なんなら自衛隊の存在すら憲法違反だと。。
もう、めちゃくちゃです。
頭が痛いですよ。
ハァ、、しかも文のまとめ方が分からないので中途半端に終わります(苦笑
今後も頑張ってください。
Posted by 葵 at 2006年01月23日 02:51
管理人さん、瀬戸弘幸さん

このサイトで得た知識は少なからず自分の肥やしになっている気がします。
感謝の意をここに。
さて、私の地元は神戸なのですが先日、小規模ではありますが「戦争反対」「増税反対」「憲法9条改正反対」などといった運動を起こしている高齢者の方々を見かけました。
しかもこれだけに限った話ではなく、近頃は頻繁に共産党支持者(?)の方たちが駅前などでも「改憲反対」のビラを配布しています。
これは現在の状況に切迫しているからなのでしょうか。
Posted by 葵 at 2006年01月23日 02:51
声優さん

どうにか無事にセンターは終えました。
残るは二次試験と私学受験といったところでしょうか。
私は地歴公民で政治・経済、地理Bの二教科なのでしたが、やはり経済的な観点で捉えた中国の問題はいくつか出ていました。
私たちの世代がこれからの日本を引っ張っていかなければならない。
その期待に添えれるよう頑張っていきたいと思います。
ただ私を含め周りは無知な人間ばかりなので、今後もお世話になることが多々あると思いますが、よろしくお願いします。
Posted by 葵 at 2006年01月23日 02:30
 はじめまして。毎日、プログを拝読させて頂いております。
 極右評論さんのブログを読んでいつも感じていることがあります。小難しい言い回しや内輪の用語が無く、大変読みやすく書かれているのです。忙しくて時間がない時や、仕事で疲れている時に、読む側にとって、これはとても有りことで事であります。
 『さざなみ通信』さんからの抜粋部分を拝読しましたが、この点において書き手は熟慮すべきだと思いました。他人に何事かを伝える際の、工夫という物がまったく見当たりません。まったく独りよがりな文章であります。
 思想の左右を問わず、読む気が失せるのは、このような文章を目の当たりにした時であります。

 私は、さしたる見解も持たぬ非才な者でありますが、極右評論さんのプログから何か得られるのではないかと、読むのを楽しみにしております。これからも、頑張ってください。

Posted by はんだごて at 2006年01月22日 23:39
 日本人の敵である(共産主義者)に関しては、勉強を初めて日が浅いので間違っているかも知れませんが、「戦争反対」と言っているのは「自衛隊・在日米軍」の存在を否定するための詭弁である、というのが私の認識です。理由は革命の時に邪魔になるからです。
 元々、社会党は「暴力革命」は主張しておらず、「暴力革命」のために結党した共産党は、言葉による理想だけの社会党を”半端者”と馬鹿にしていた。
 にもかかわらず、一般の国民を欺くために、「表面上」は穏やかになった共産党なのだが、その言葉を鵜呑みにした共産党員までが骨抜きになった。
というのが私の見解なのですが、違うのでしょうか?
 マルクスもレーニンも、いかにもこっぱ難しく、理論体系を組み立てた哲学や政治学のふりをしてますが、本質は「自分及び党員」の幸福である「暴力革命による権力奪取」を正当化しているにすぎないと思います。
Posted by 百式 at 2006年01月22日 23:03
声優さんへ
こんばんわ、いつもありがとう御座います。
ネットの発達は左翼活動家の価値観を変えていくかも知れません。これまでは除名処分などになれば、もう発言する機会さえなくなってしまいました。しかし、これからはいくら除名などになっても、自分の発言を続けていけることが可能となります。左翼が一つの価値観で縛られるような時代が崩壊しているのかも知れません。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月22日 22:23
瀬戸さん、こんにちは(笑)。突然入ってきたんでビックリしました。なっとくさん、ブログ作られたんですか。今後は各自が情報を調べ、発信していく時代。その分責任も重く、しっかり勉強しなければならないでしょう。でも、それが本来の姿。今までが異常だったんですな。瀬戸さん、今回も難しいですね。しかし、共産党、まさにここならではではないでしょうか。面目躍如。NHKはじめマスコミは、何故か共産党には踏み込みません。あと宗教も。それが左翼反日活動を今まで野放しにしてきました。拉致、でっち上げだとしシンガンス逃がした社会党や馬鹿直人にマスコミは一切追求しません。趙こと福島なんかTV出まくってますよ!!馬鹿にしてます。マスコミ調べたんですが今コネだらけ。政治家、芸能人、放送関係者のガキだらけ。しかもこいつら知識を持たず、情報収集能力もない。終わりました、ニホンノマスゴミ。
Posted by 声優 at 2006年01月22日 21:40
瀬戸さん、管理人さん、ご苦労様です。雪の中、受験生諸君、センター試験どうだったかな。今後、諸君達が日本を引っ張っていかなければならない。どうか、中国朝鮮ロシアなどの嘘吐き国家に騙されない様、日夜勉強して欲しい。去年だかセンター試験で『強制連行』なる選択肢を『強制的に』受験生に強いたそうですな。今年の問題はどうだったのか気になります。数名の受験生がその問題で告訴しました。残念ながら敗訴しましたが、そういう子供達が出て来たのは日本も変わって来たという事でしょう。アメリカではすでに「ネットでラジオ」なんですね。これ、実はブログの音声版で国の許可が要らず個人各位で好き勝手に放送できる!つまり放送開放ですよ。アメリカでは放送禁止事項用語なしでもう滅茶苦茶な放送を発信しまくってるとか。TVの前にまずは音声。そしてそこから優秀な人材が映像化へ移行していく。ついにマスコミ制度が変わります!国民が主役へ!!
Posted by 声優 at 2006年01月22日 21:21
なっとくさんへ

左翼の反戦平和論は自分達は「平和勢力」という勘違いが根底にありますね。
資本主義は戦争を欲し、マルクス社会主義は平和を欲するという、その教条主義は簡単には治らないでしょう。非改憲派と改憲派の勢力関係は、まだまだ非改憲派の方が強いと思います。
マスメディアの報道、労組の動員力、左翼はここぞとばかり攻めてきます。緊迫した事態が予想されます。ブログお作りになったのですか?
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年01月22日 21:07
左翼思想と国防は、関係ないような気がするのですが、なぜ左翼は憲法九条の改正に反対なのでしょうか?平和を唱えれば戦争は、起こらないと考えるほどおめでたくないと思うのですが?非改憲派と改憲派の勢力関係は、どのようになっているのでしょうか?
Posted by なっとく at 2006年01月22日 18:29