2005年11月19日

[移民政策]強権秩序なる幻影を追う

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 フランスでの移民暴動によって我が国では外国人労働者の導入に慎重な姿勢を示す向きが一段と強まりつつある中、移民政策の推進を説く者らの動向に注意しなければならない。
 移民政策を推進する向きは政財界をはじめ人権派・市民派を称する知識人、学者の中にいくらでもいるが、その一挙一動が世間の注目と支持を集め、「ポスト小泉」の呼び声も高い現東京都知事・
石原慎太郎氏の存在を外すことは出来ないだろう。
 ここでは議員時代より移民政策に言及した石原慎太郎氏の発言を糾すことを主題としているが、同時にそれは石原氏に対する熱烈な支持でもあるとご理解頂ければ幸甚である。

石原慎太郎が育った町

 神奈川県・逗子―。
 少し以前になるが、探訪がてらにこの町に二度ほど赴いたことがある。石原氏の原作『弟』がドラマ化され、その舞台となったことでご存知の方も多いだろう。
 そこは言うまでもなく石原氏が少年期を過ごした地であり、政治家として、または作家として、あるいは思想家としての「石原慎太郎」を醸成した原点を一端でも知ることが出来ればと思ったからだ。

 電車にて神奈川県入りし、横浜を過ぎる―。
 横須賀に米軍基地があるためだろうが、車内でも米軍関係者と思しき外国人の姿がよく目につく。黒人の父親と日本人の母親に手を引かれる少女…リュックを背負った白人の少年…制服姿の米軍将校…女性兵士もいる。
 逗子に着いて思ったことは、見知らぬ人間に対しても気軽に声をかける気風・気質があるということだった。港が近く、昔から外国人の往来があったことに加え、米軍関係者がいることが多分に関係しているのだろうか。
 バスに乗り継ごうと路線図を見ていると、老女が気さくに話しかけてきた。
「このバスは○○方面に向かうのよ。祭日は本数が少ないんじゃないかしら」
 東京では一度もなかったことだ。
 海沿いに位置するレストランに入っても同様にそれを感じた―。
 チェーン店『デニーズ』でウェイトレスが注文をとりに来る。接客態度は東京のそれと何ら変わらないが、どこか親近感をもって接してくれた。レジで勘定を終えた時も店員が「有り難う御座いました」の後に��何か一言�瓩鬚�けてくれる。
「お車でお越しでしたか?」
 単に店員と客の間で交わされる言葉の他に、自然体でそこに会話が生じる。これも東京ではまずなかったことだ。
 読売会館で開催された治安問題のシンポジウムで石原慎太郎氏が語っていたことを思い出す。
「泥棒に狙われやすい町というのは住民同士が挨拶を交わさない町だ。対して泥棒に狙われにくい町というのは住民同士がきちんと挨拶を交わしている。
 僕は思うんだけど、同じ日本人同士なんだからねぇ、何かこう…『どうしたの?』とか、気軽に話しかけることをしても良いと思う」
 
 海岸通りで太陽に照らされ、眩く光る海面を見ながら思ったことは「やはりここは石原慎太郎が育った町である」ということだった―。
 田舎だが、どこか開放的で言ってしまえば余所者を受け入れる土壌がある。しかし、逆に言えば、余所者に気軽に声をかけるということは警戒感を忘れていないということだ。東京など都会の場合、こうした地域性が失われたことが犯罪者が跋扈しやすい状況を生み出したと言えよう。


 さて、我が国が
外国人労働者導入に踏み切るに際し、中国のように犯罪者予備軍など不穏な連中ばかりを送り込んでくる国に対しては「いつでも戦争をする」という実行力が要求されるが、そうした強硬姿勢を常々示すのが石原氏だ―。
 憲法改正の必要性を述べた石原氏に対し、社民党の福島瑞穂が「戦争をしているわけでもないのに…」と反論する。すかさず石原氏は「戦争は既に始まっている」と断じ、北朝鮮からのテロ工作(覚醒剤密輸)の事例を挙げた。
 さように「強い国家」であることは移民政策を行なう上での前提条件とさえ言えるが、共産中国に加え、北朝鮮までが核保有を宣言した今日、周辺国との戦争は核武装さえ視野に入れねばなるまい。
 国家の尊さと国防の重要性を説く時、石原氏が弄する過激なまでの言辞は多くの人を頷かせるが、我が国にそれを実行する力が現実のものとして備わらない以上、移民政策をはじめ諸々の国家理念や国家方針も所謂、絵空事に過ぎないのである。

 以前、ある勉強会の席上で話が移民政策の議題になった折、国際政治学者の藤井厳喜氏に「石原氏の移民政策についてどう思うか」を問いただしてみた。藤井氏は即座に「反対です。石原氏は軽率な発言をした」と述べてくれたのだが、我が国の保守と称される層の識者が何を憚ってか、石原氏の移民発言に異を唱えないのか、慨嘆している。
 然るに、ある種、諸刃の剣ともなりかねぬ石原氏の発言を支持するとともに時に厳しく批判することさえ厭わぬというのが我々『極右』が位置すべきところだと信じてやまない。これこそが国民の総意であると同時に、世論の畏怖心が最たる形で噴出したものであるということを―。
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Posted by the_radical_right at 21:34│ mixiチェック │不法滞在外国人問題 
この記事へのコメント
>通行人さま
「当面は混乱が起きるかも知れないが、世代を重ねるうちに、いずれ同化するだろう」というのが知事閣下のお考えです。
その混乱が大変です。フランスで見られた以上に。
Posted by 極右評論管理者 at 2005年11月21日 18:56
>屋根上のミケさま
機会があらば行かれてみては良いかと思います。
確かに観るべきところはないかも知れませんが、その地域の気質のようなものが一端でも掴めれば嬉しいものですね。
余談ですが観音崎も良いところです。海岸から防衛大生らがカヌーを漕いでいるのも見物できました。
久里浜ではペリー公園の小ささに唖然。
Posted by 極右評論管理者 at 2005年11月21日 18:54
>声優さま
コメントを有り難うございます。
TBSはまったくもって国賊放送局ですね。石原知事の発言を明らかに意図的に捩じ曲げるなど悪質極まりない。表現の自由を侵害した者らに言論の自由を語る資格はないでしょう。
それにしても筑紫哲也のしゃべくりなどは上手くて耳障りは良いですね。内容はともかく。
それにしても、ああいう極左的な思潮は今や見向きもされていないことを彼らは知るべきでしょう。筑紫氏のレトリックも然り。既に見破られています。
Posted by 極右評論管理者 at 2005年11月21日 18:49
石原先生の「移民受け入れ論」については詳しくは知らない。移民を受け入れても、日本社会に同化していける、という先生独自の考えがあるようだ。しかし、そんなに上手く行くとは思えない。特に支那人や朝鮮人は絶対受け入れないほうが良いと思う。
Posted by 通行人 at 2005年11月20日 19:10
私は、転勤で横浜や東京に合計15年ほど住んでいましたので、逗子市を訪れるチャンスは、ありましたが、余暇を過ごすにはやはり鎌倉、葉山、横須賀の方に足が向いてしまいました。逗子市は、住宅・ベッドタウンで他所から、イメージとして、わざわざ訪れる街ではなかったからです。でも、貴ブログを拝見して、やはり、一度、訪れておくべきだったかなと反省しています。
Posted by 屋根の上のミケ at 2005年11月20日 18:41
北朝鮮の不審船を撃沈した時、北朝鮮はすでに『日本と戦争状態に入った』と認識しました。あまりに、あまりにも、我が国は甘すぎる!情報戦争を日本は無防備すぎる、と外国から指摘された。瀬戸さん、TBSはレギュラーで【社民党首福島】をTV出演させ世論操作しています。彼女は全く世論から、我々日本国民から支持されていません。「拉致は日本人のでっち上げ!これこそ、日本人による朝鮮人差別の証拠!」。総連から電話があり、「北からの工作船が入港出来る」と聞き涙を流した、趙春花こと福島瑞穂と李高順こと土井たか子。TBSの【放送免許剥奪】しましょう。出来なければ日本は『民主主義』ではなく『民団主義』の恥国家。靖国反対しておいて【公明党と学会の政教分離】は問題にせず無視!我々を馬鹿にしているのか。私は形骸化している【現行放送法改正】します。今、日本の若者の怒り、大きくなってますよ。
Posted by 声優 at 2005年11月19日 22:11