沖縄サミットと世界、21世紀世界情勢を探る。
森首相の「日本は神の国」発言の騒動もようやく終結した頃、沖縄においてサミットが開かれた。当時はまだ20世紀末であり、2ちゃんねるにおいても盛んに「21世紀の世界」について、活発な議論が行われた。
サミットで垣間見えたのは米国の一極支配に対するヨーロッパ諸国とロシアの若き指導者・プーチン大統領の挑戦ではなかったか。特にプーチンは共産中国や北朝鮮と連携し、米国に揺さぶりをかけているように見えました。米国の世界戦略にも若干の違いが出てきているようです。
これまで米国は共産中国や北朝鮮との外交交渉においては、どちらかと言えば日本を外して自からの国家利益だけを優先しているように見えました。クリントン米国大統領は日米関係について「死活的に重要だ。」と述べました。これまでの日米関係をより堅固にする意気込みが感じられた。
>三郎さんへ 21世紀におけるわが国の取るべき世界戦略について、私とあなとの間にはそう認識の違いはないように思います。内政面における考えには相当に違いがあるのに、日米の協調関係が大切であるとの考えで一致するのは、互いに現実的な選択を重視しているからでしょう。
私としては日米協調体制に対する批判を期待して、それに反論する形で持論の「日米共同覇権構想」を訴えるつもりでしたが、左翼や国粋主義者、新保守派からの投稿が期待できないようなので別な視点に移りたいと思います。
>皆さんへ 沖縄サミットが無事終わり、政府筋は安堵しているようです。森首相も失言がなく、宣言をまとめ、やれやれといったところでしょうか。しかし、なぜわが国は沖縄においてサミットを開催したのか?その意味を十分に世界に示すことが出来たのでしょうか。この点については不十分であったと思います。
日本政府がこのサミットにかけたお金は800億円、昨年ドイツのケルンサミットが25億円であったから、その巨額さは比べようもありません。それほどまでに金をかけて、沖縄開催にこだわった、その理由は何であったのか?それは緊迫する東アジア情勢にあったはずだ。
軍拡を続け周辺諸国に脅威を与える共産中国の存在。台湾への武力解放を撤回せず、チベットやウイグル地区への人権抑圧を強める共産中国に対して、明確なメッセージを送る目的があった。しかしながら、その事に対する明確なメッセージはなされなかった。そのことを見れば明らかに不満の残るサミットだった。
沖縄の米軍が「死活的に重要」なのは何故なのか?沖縄に参集した先進国の首脳は、その点に触れるべきだった。このクリントン大統領の演説の意味を、首脳達が知らない筈はなかった。しかし、彼等は沈黙してしまった。世界を動かすことの出来る首脳が一堂に会したというのに、まことに残念だった。この結果をほくそ笑んで見ていたのは、中国共産党の独裁者達であった。
開催国であるわが日本の森首相は、サミットの議長国として一体何を訴えたのか?論評のしようがないほどに、言葉が聞こえてこなかった。一口で言ってしまえば、ただそこに座っていたに過ぎない。どうも、森首相の頭の中にはロシアの若き指導者プーチンがあったようだ。確かにクリントン大統領は退任する。しかし、だからといって軽く見ていいのか。彼には多くの問題があったにせよ、彼が米国を代表してきた最高指導者であったことは間違いない。クリントンとの日米首脳会談を最優先させる位の政治的な駆け引きをしても良かったのではなかったか。
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